2016.05.22
オーディオ豆知識,
密閉型ヘッドホンの特徴とは？
ヘッドホン は実にさまざまなタイプがあり、値段やメーカーだけで決めるのは少々リスキー。フォルム、駆動システム、ワイヤの有無、これらの組み合わせから自分にピッタリのヘッドホンを探してみましょう。
お好みのヘッドホンを探そうと思ったら、値段やメーカで決める人も少なくありません。しかし、基準があいまいだと、購入後に後悔してしまうこともしばしば。 ヘッドホンは形状や駆動形式ごとに、タイプ別に分類されています。自分が欲しいタイプを決めておけば、購入プロセスもスムーズに進むでしょう。
ヘッドホンを購入するときに、最も重視するのが音。フォルムのタイプによって、音の聞こえ方が変わります。高音を重視するか。それとも低音を楽しみたいのか。人によって好みがハッキリわかれます。
オープン型ヘッドホンとは、ドライバーユニットが外から見えるタイプのこと。ドライバーユニットは、音を鳴らす部位のことで、いわばヘッドホンの心臓です。オープン型はメッシュ素材でユニットを覆っているので、通気性をキープしています。 聞いている音が周囲に漏れやすく、また周囲の音も比較的聞こえるため、人混みには向かないかもしれません。高音域がクリアに聞こえ、低音域はおさえ気味となります。
逆にドライバーユニット密閉タイプがクローズド型と呼ばれます。特徴はオープン型と逆で、音漏れ・周囲の雑音もシャットアウトします。音がこもってしまうのが難点ですが、低音域の迫力は魅力的。高音域をとるか。低音域をとるか。普段聞いている音楽のジャンルもポイントになりそうです。
セミオープン型は、オープン型とクローズド型の中間。ユニットは完全に密閉されておらず、空気孔が開けられています。音質も両者の中間で、バランスタイプのヘッドホンといえるでしょう。
ドライバーユニットが外から見えるor見えないも音質に影響しますが、やはり知っておきたいのがユニット自体の構造。
市場のヘッドホンのほとんどを占めるダイナミック型は、磁力によって振動板を振動させ音をだします。低音の再現力に長けており、迫力のあるサウンドを楽しめるでしょう。ただし繊細な音を好む人にとっては、音の歪み・こもりが気になってしまうことも。
ハイエンドなヘッドホンとして知られるコンデンサー型ヘッドホン。電気信号によって振動膜を振動させるので、アンプ等につなげなければなりません。値段と使い勝手のハードルは上がりますが、純度の高い音を再現でき、繊細なサウンドもクリアに耳へ届きます。
最後にチェックしておきたいのがヘッドホンのワイヤです。これまで音質の高いヘッドホンはワイヤ付きが常識でしたが、最近は優れた音質とワイヤレスを両立させたモデルも続々と発表されています。
最も目にする頻度の高いワイヤ付きヘッドホンは、ワイヤレスと比べて音の劣化が少ないのが特徴。ワイヤが邪魔だと感じる人もいるかもしれませんが、音質を重視したいのならワイヤ付きを選ぶとよいでしょう。
無線で音楽が楽しめるワイヤレスヘッドホン。未来的なデザインがファッションアイテムとしても活躍してくれそうです。ワイヤ付きヘッドホンよりも音質が劣るとされています。 ただし、ハイレゾ＆ワイヤレスのヘッドホンも発表されており、音質で有線タイプに追いつく日も近いかもしれません。
ヘッドホンをタイプ別に紹介しましたが、自分に合ったタイプを選ぶのが最も重要です。タイプによって音がガラリと変わることもあるので、音質の好みを明確してから選ぶとよいでしょう。 フジヤエービックは、中古と新品ヘッドホンを幅広く取り扱っています。タイプごとの検索も楽チンなので、あなたにピッタリのヘッドホンを発掘してみてください。
