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2017.01.16
オーディオ豆知識,

あまり知られていないヘッドホンの歴史

あまり知られていないヘッドホンの歴史

聞けば思わず「へー!」となる ヘッドホン の歴史は、意外性に富んだストーリーの連続です。ヘッドホンを長年愛用している方も、起源や発展の経緯まではご存知ないでしょう。ヘッドホンの豆知識として知っておいて損はありません。

■この記事の監修 フジヤエービック
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ヘッドホンの歴史

ヘッドホンは、音楽とは関係ない分野から実は誕生し、音楽鑑賞用のアクセサリーとして世に知られるようになったのはごく最近のこと。過去の歴史だけでなく、これからのヘッドホンの進化にも注目です。

オリジナルのヘッドホンは電話交換手のために作られた
「え、そうなの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。
ヘッドホンの原型は、音楽市場から生まれたのではありません。
歴史上初めてヘッドホンが使われたのが1880年代。 電話交換手のためにデザインされ、イヤーパッドは片耳しかありません。サイズも大きく、当時のオペレーターたちは、約4.5キロのヘッドホンを肩に乗っけて仕事をしていました。

音楽鑑賞用の原型ができた1895年
1895年はヘッドホンの歴史のなかでも特に注目しておきたいところです。
英国で発展したエレクトロフォンが、ヘッドホンと音楽をつなげました。エレクトロフォンによって、教会やオペラの音楽が、電話線を伝って家庭で楽しめるようになったのです。
1895年に登場したヘッドホンは家庭でオペラ鑑賞ができるようデザインされました。形状もユニークで、現在のヘッドホンとは、似ても似つきません。

ヘッドホンは再び音楽シーンとは離れた場所へ
このまま音楽シーンとコラボしていくのかと思えば、歴史は予想外の方向に進みます。次の舞台は1910年の米国ユタ州です。
電気技師だったナサニエル・ボールドウィンは、現代ヘッドホンの原型の開発に成功。 騒音の中でもクリアに音を聞き取れるクオリティーは海軍の目にとまりました。海軍のために100台ものヘッドホンが生産され、戦場で使用されます。

音楽鑑賞用ヘッドホンの誕生
ボールドウィンのヘッドホンの開発から50年余り。1958年に同じく米国のジョン・コスが音楽鑑賞用のヘッドホンを発売しました。彼のヘッドホンは大当たり。 それからの数十年、コスのヘッドホンは市場を独占しました。
軍事用のイメージだったヘッドホンが、一般大衆に浸透したという意味において、コスの残した功績は特にチェックすべきポイントです。

SONYのヘッドホンは音楽を外に持ちだした
SONYのヘッドホンが歴史に与えた影響も見逃せません。1979年に発表されたウォークマンは、室外で音楽を楽しめるイノベイティブな商品でした。
ウォークマンとセットで発売されたヘッドホンは、これまでとは比べものにならないお手軽サイズ。ヘッドホンで音楽を楽しむことが、ますます身近になりました。

これからのヘッドホンはワイヤレスの時代へ
駆け足でたどってきたヘッドホンの歴史ですが、未来のヘッドホンはどうでしょう。
キーワードは、ハイレゾ&ワイヤレスです。 B&O Playの Beoplay H9 やSONYの MDR-1000X は、ノイズキャンセリング機能とワイヤレスを同時に実現しています。コードを必要とせずに、ハイクオリティの音質を楽しめるのです。 通信技術の発展スピードには驚くばかり。
これから音質の向上や小型化が進み、さらに洗練されたヘッドホンが登場するでしょう。

まとめ

考えたこともなかったヘッドホンの歴史。想像もしなかったエピソードも飛びだして、雑学としても楽しめたのではないでしょうか。
普段何気なく使っているヘッドホンですが、たどってきた歴史を想像すると、ますます愛着がわいてきそうです。
フジヤエービックは、中古・新品のヘッドホンを豊富に取り扱っています。あなたのお好みのモデルもきっと見つかるはず。

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