コアレス・ダイレクトドライブ・モーターなど、Hi-Fiターンテーブルの開発で生まれた最新の技術で、レコードをリリースする際やスタート時の立ち上がりに影響する起動トルク、ブレーキスピードの調整を高度なデジタルモーター制御技術で実現（4段階）。自分のベストなスタート/ストップのタイミングも微調整が可能で、プレイスタイルに合わせて細かなカスタマイズができます。

回転数の切り換えは33 1/3回転、45回転に加えて、78回転*にも対応。逆回転再生機能**も搭載し、DJプレイの幅を広げます。±8 %/±16 %の範囲で回転速度を調整できるピッチコントロール機能は、ピッチスライダーの位置検出をマイコンからデジタル制御することで追従性や精度が向上し、正確で安定したピッチ調整が可能です。

＊78回転再生機能を使用するには、本体スイッチをオンにする必要があります。
＊＊逆回転再生機能を使用するには、本体スイッチをオンにする必要があります。

赤色・青色の２色から切り換え可能なLEDライトを搭載し、DJプレイを演出。直感的な操作が可能なプッシュ方式のスタイラスイルミネーターには、高輝度、長寿命の白色LEDを採用しました。暗い環境でも確実に針先を照らします。

コアレス・ダイレクトドライブ・モーターは、専用に開発したアルミダイカストとラバーを貼り合わせた2層構造のプラッターと合わせてチューニングを行いました。モーターの回転制御から起動トルクやブレーキスピードまで、歴代のSL-1200MKシリーズと同じ操作感を追求しました。

シャーシは、アルミダイカストとグラスファイバーを20％混入したABSによる2層構造で、歴代のSL-1200MKシリーズと同じスプリングとラバーによる構成のインシュレーターと合わせて、高い制振性と大音量でも問題のない高いハウリング耐性を実現。本来の音と魅せるプレイを見事に両立させます。

ゴールドカラーのトーンアームは、Technics伝統のスタティックバランス型のユニバーサルS字形トーンアームを継承。ジンバルサスペンション構造や軸受けには切削加工のハウジングを使用したベアリングの採用などと合わせ、高い初動感度を実現しています。

ケーブルのメンテナンス性を高めるため、着脱可能なAC入力／PHONO端子を採用し、ブースのレイアウト変更も容易になりました。PHONO端子部には音質劣化の少ない金メッキ加工を施し、純度の高い信号伝送を可能にしました。

SL-1200シリーズ発売50周年を記念したモデルとして、付属品も特別仕様としました。ゴールドカラーロゴ入りのスリップマットのほか、本体やお手持ちのバッグなどお好みのところに貼って楽しめる記念デザインのテクニクスステッカー、本体と色を合わせたコントロールバイナル用ステッカーを付属しています。また、外装箱にも記念ロゴ入りの限定ステッカーを貼付しています。