Cyclone は OCC の細い糸を撚り合わせて太い糸を作り、 その太い糸を何本も撚り合わせさらに太い糸を作り、 各線のベースとなる導体を作り上げています。
このように構造を重ねることで、 銅素材の表面積を限界まで大きくすることで、 ケーブルの柔軟性を維持しながら信号伝達を効率よく行うことができます。
Beat Audio の哲学は素材の純度を重視するものではありません。 Cyclone に OCC だけを使うのは、 哲学に沿ったものではありません。 そこでユニークな工夫としてそれぞれの銅の糸の中に、 薄い銀と銅の合金でできたコアを埋め込んでいます。
これにより、 銅の音色を邪魔することなく、 周波数特性を強化し繊細な表現を可能にします。

ベース構造の周りには OCC でできた二本のフラットなリボンを二重螺旋状に配置しています。
このリボンは細い銅の棒を高圧プレスで平らにした後、 レーザーで一な幅に切断し、銅イオン溶液で処理されています。 溶液内では振動と分極が同時に起こり、 表面の凹みを埋めるように研磨され、フラットで綺麗なリボンを成型します。
このリボンが半透明のケーブルシースを通してキラキラとした輝きを生み、 美しい外観に仕上げています。
フラットリボンは美しさだけでなく、 すべての周波数を調和させる架け橋としての役割を担い、 音を滑らかにする役割を持っています。
さらにリボンには高純度酸素を吹きかけ、 極めて薄い酸化膜を形成させることで、 ケーブルシースの外側に帯電する静電気がもたらす音の悪影響を防ぐバリアとして機能させています。

Cyclone にはゴールドの円筒にいくつもの長方形を彫り込んだ新しいデザインのメタリックパーツを使用しています。 この長方形デザインは 「窓」 からインスピレーションを得ています。
窓の形や大きさが変われば世界の見え方が変わります。いつものイヤホン、 いつもの音楽に Beat Audio のケーブルを使用することで聴こえてくる、 今まで気付かなかった音や今までとは異なる音楽の表現を、 大小の様々な大きさの窓から見る世界に見立て、 ケーブルを通して聴こえる様々な音楽の世界を楽しんでほしいという願いを込めています。