一聴してまず最初に「これが本当にLilyなのか…？」と感じてしまう程にハイレベルな質感で、生々しくも立体的な音の粒は微細なニュアンスのタッチ音まで拾い上げ、抜群の位相特性による優れたピント描写が全体を通してナチュラルで滑らかに、そしてブライトでみずみずしいサウンドを展開します。

高域は明るくもシャープな音輪郭で、ハイハットやシンバルといった金物音をはじめ、中高域からくるピアノやシンセ、ギターの高音まで精確で且つ煌めくような美麗さで表現します。
中域は特に情報量に優れており、艶やかで広々としたボーカルやストリングス、アコースティックらが非常に音楽的で、例えるならまるでピュアオーディオのような充足感を持ち合わせています。
中低域ではケーブルの細身さを感じさせない高密度のベースラインで、全体と調和の取れたグルーヴ感が、低域における音被りのないバスドラム音の響きも相まって、心地よく下支えします。

前作のCrystal Lilyと比較しても、よりクリアな高解像度で洗練さに磨きがかかっており、バランス感にも優れ、格段に向上した万能性と定位描写がさらに幾つものベールをはがしたような情報量となっています。
プロダクトとしてもブランドとしても確かな進化を感じさせる、シリーズ史上において最高位のサウンドを皆さまにお届けいたします！

また前作と同様に、Snow Crystal Lilyのプラグには高品質な「トープラ販売製 黄銅材 銀メッキ」を標準仕様として採用。中域にツヤ感があり、まろやかクリアな質感で音楽的な特徴を有する本プラグが、この新しいCrystal Lilyのサウンドメイクでも大きな役割を果たしています。