このNDH 20 Black Editionには2つの機能が追加されています。開放型ヘッドホンであるNDH 30で導入した高品質ケーブルを採用しました。これはBlack Edition唯一のケーブルオプションとなっています。また、イヤーカップに「L」と「R」と大きな文字の表記を用意して容易に判別できるようデザインされています。

密閉型ヘッドフォンの多くは中帯域での不快な共鳴というデメリットがあり、確かなミキシングが難しいのが実情です。これに対してNDH 20は、もはや芸術の域とも言えるディテールにこだわったバランスの良い音像を提供。その精度は、定評のあるNeumannスタジオモニタースピーカーと同レベルです。加えて、卓越の音響工学と大型の形状記憶イヤーパッドにより、長時間の使用でも疲れることなく快適な装着感を提供します。
新設計のドライバ（38mm／1.5”）には高ガウス・ネオジム磁石を用い、優れた感度と最小の歪みを実現。不要な色付けのない、ピュアなオーディオシグナルをユーザーに届けます。もちろん、メカニカル面も最高水準を目指しました。調節可能なヘッドバンドには柔軟性のあるスチール、イヤーカップカバーには軽量アルミニウム、本体にはアルミニウムと柔軟なスチールをそれぞれ使用。艶やかなブラックボディで、洗練されたフォルムを完成させました。さらに折り畳み式のデザインにより、付属の柔らかな布製バッグに入れて容易に持ち運ぶことができます。NDH 20 Black Editionには、チャンネル分離性がさらに優れた内部バランス・クロスカバーケーブルも付属します。

編集室やコンサート会場でミュージシャンやエンジニアがモニタリングする場面をはじめ、高い遮音性が求められるケースであれば、あらゆる用途に適しています。クリティカル・リスニングにも最適で、外界からの邪魔が入ったり、音漏れで周囲の人の邪魔になったりする心配がありません。また5Hz～30kHzの幅広い周波数特性は、オーディオ帯域の上限と下限をチェックするのに特に有効です。
一般的な密閉型ヘッドフォンと異なり、Neumann NDH 20はミキシングにも適しています。極めてフラットな周波数特性と自然な音像により、確信をもってミキシング作業を行い、あらゆる再生システムとの互換性を保てます。コンサートツアーなどでの作業に欠かせないツールです。