オーディオ機器の設計の中で電源はサウンドクオリティに直結するため、たとえコンパクト基板を採用したDAC/AMPであろうとも妥協することは許されません。
DC04PROは独立電源設計を採用し、スイッチングレギュレータ技術の一つである「同期整流」や「高速低ノイズLDO」「高能率DC/DC昇圧コンバータ技術」により、コンパクトな設計の中でiBassoの高水準な電源技術を踏襲し、オーディオプレーヤーに引けを取らないダイナミックでパワフルなサウンドを実現しました。

DC04PROはRicore製アンプチップ「RT6863」をデュアル構成で採用し、4Wayフルバランスアンプ回路を構築することで極限まで歪みを抑制しています。
入念に設計されたアナログ回路と組み合わせることでDC04PROは、解像度に優れたクリアで暖かみのあるサウンド体験で、スマートフォンでの音楽体験をより昇華することができるでしょう。

iBassoはこれまでフラグシップからエントリーモデルまで幅広く、数多くのオーディオプレーヤーを手掛けてきました。
幾年にも及ぶ、オーディオプレーヤーの研究・開発で培った技術を、DC04PROのFPGAアルゴリズムへ余すことなく踏襲しました。
FPGAのクロックソースには、クロック精度に定評のあるKDS(大真空)社製の「フェムトクロック水晶発振器」を採用し、クロック精度の向上と滲みを感じさせない原音に忠実なサウンドクオリティを実現しました。

DC04PROには製品内部ボリュームへスムーズなアクセスを可能とした、ハードウェアボリュームコントロールキーを採用しました。
これによりアプリケーションを介さずにDC04PRO内部のボリュームへとアクセスすることができ、アプリケーションを導入ができないデバイスでもより細かなボリュームコントロールを実現しました。
0~100の100段階の繊細なボリュームコントロールを可能とし、あらゆる接続機器で快適なボリュームへとユーザーを導くことができます。

DC04PROはハイパワーなスペックと消費電力はバランス出力時は「消費電力650mW」、アンプ回路を半分クローズし動作するシングルエンド出力時は「消費電力:550mW」と消費電力を従来のDAC/AMPから抑えることに成功しました。
さらにDC04PROには専用のAPPに『エコモード(省電力設定)』を追加しました。
この設定を有効にすることでアンプ回路をクローズし、DACチップのオンボードアンプを使用し動作することで410mWと更なる省電力化を可能とし、ご利用のシーンや端末状況に合わせてお好みの電力設定で本機をご利用いただけます。

iBasso DCシリーズ専用アプリケーション「iBasso UAC」をAndroid端末へインストールすることで、本機だけではアクセスできないハードウェアオプションの「デジタルフィルター」「Gain設定」「出力モード」「LRバランス」「ECOモード」へアクセスしカスタマイズすることが可能です。
接続するイヤホン・ヘッドホンに合わせてお好みの設定へ変更することで、より快適でハイクオリティな音楽体験を追及することが叶います。
*AndroidOS専用アプリケーションです。

DC04PROは3.5mmシングルエンド+4.4mmバランス端子を備えています。
Gain設定は「Low」「Medium」「High」の3段階を専用アプリケーション「iBasso UAC」内の設定から自由に選択することができ、幅広い製品との接続で最適なボリュームコントロールをサポートします。

DC04PROはケーブル交換へ対応したType-Cコネクタを採用しています。
Androidデバイスですぐに使用できるType-C to Type-C OTGケーブルを標準搭載していますが、接続機器に合わせてOTGケーブルの交換を行うことで、最適な接続方法で使用することができます。
また、付属する「Type-C to USB-Aアダプタ」を利用することで、PCへ接続しDC04PROをUSB-DACとして使用することが可能です。
*一部の端末ではシステムやハードウェアとの互換性が確保できない場合がございます。
*一部のAndroid端末では設定からUSBデバイス設定を手動で有効にする必要があります。
*iOS(iPhone,iPad)端末接続時は動作の安定性を確保するため、端末側のボリュームは最大音量で固定されます。

DC04PROは「DC03PRO」でも高い評価を得ているアルミニウムユニボディ設計を継承しました。
高い精度のCNC一体成型技術により切削されたボディへ、セラミックサンドブラスト加工を施すことで滑らかで艶やかな手触りを実現し、両面のパネル部には強化ガラスパネルを採用することで、洗練されたデザインと高い耐久性を誇る筐体設計を実現しています。

DC04PROはPCM最大384kHz / 32bit、ネイティブDSD256(DSD 11.2MHz)の音源へ対応し、マルチカラーLEDインジケーターを搭載しています。
このLEDは再生中の音源と連動しLEDインジケーターのカラーが変化するため、一目で製品のステータス状況を把握することが可能です。