FitEarハイブリッドモデルの開発で得られた、フルレンジユニットに僅かな高域補強を行う「1プラス1」構成。IMargeでは、フラットかつワイドレンジという優れた特性をもつバランスドアーマチュア型ドライバーをフルレンジに、高域をわずかに補うツイーターユニットに静電型ツイーター（Electrostatic Tweeter / EST）を採用し、それぞれのドライバーが持つ魅力を最大限に活かす構成になっています。

IMarge Universalでは、「FitEar Silver」のシェル設計を更に進化させた新しいユニバーサルシェルを採用しています。FitEarユニバーサルモデルの特徴でもある、楕円形の断面と高域減衰を抑制するホーン形状のノズルを組み合わせた「オーバルホーンステム」は従来より小型化され、より幅広い耳穴サイズに適合します。またシェル形状もIMargeのユニット構成に合わせて最適化しているので、さらに安定した装着感を実現しています。
またシェルカラーには透明度のあるグレー「グリットアッシュ（Glitt Ash）」を採用。樹脂内のラメ粒子が光を反射し、見る角度によって色や輝きが変化します。

「IMarge（イマージュ）」という名前には、開発のテーマに掲げた複数の意味が込められています。

・Immersive（没入するような）／時間を忘れさせる没入感のある
・Imagine, Image（想像する）／自分が思い描く理想の音
・Merge（取り混ぜる）／ドライバー同士の自然なクロスオーバー
・Emerge（浮かび上がる）／ボーカルが前面に

このようなキーワードを融合して、「IMarge」という製品名が誕生しました。

《IMarge開発エンジニア、堀田氏のコメント》
今回のIMargeでは、開発に縛りや条件が無かったからこその面白さ、そして難しさがありました。”自由に作る”とは楽なようでいて、実はすごく困難なことだと痛感しています。
性格的にいろいろ拗らせやすい部分は抑えつつ、自分がやりたいことを明確にしてそれを実現できる方法を模索、自分なりにその答えを形に出来た実感があります。数ある手持ちで一番最初に手が伸びるイヤホンはIMargeになりました。毎日聴いています。
多くの方にこのIMargeで日々のオーディオライフをお楽しみいただければ幸いです。

IMargeには、台湾に拠点を置くイヤーチップブランドSpinFit（スピンフィット）のHi-Fi有線イヤホン向けイヤーチップ「W1」が付属。新形状のシェルデザインと合わせ、これまで以上に優れた遮蔽性と装着感を提供します。
またケースは、韓国のオーディオアクセサリブランドLEPICの調湿機能付きで、有線イヤホンを最高の状態で保管できるイヤホン収納ケース「JUKEBOX」が付属します。