AVアンプAV Amplifier

AVアンプとは、音の増幅だけではなく、映像の処理にも対応したアンプのことをさします。ブルーレイプレーヤーなどのHDMI入力端子から映像信号と音声信号とが一体となったデジタルデータの状態で入力され、そのデータを音声信号と映像信号に分け、映像信号はテレビやプロジェクターへとHDMI出力端子から送り出す役割を担っています。AVアンプにはサラウンドスピーカーに対応するため、スピーカーへの接続端子が複数備えてあり、複数のスピーカーから臨場感のあるサラウンド音声を楽しめます。

HDMI2.1

HDMIとは（High-Definition Multimedia Interface/高精細度マルチメディアインターフェース）の略称で、テレビとAVアンプなどの映像や音声データを1本のケーブルで送受信するための規格です。2017年に最新の「HDMI2.1」という新バージョンになり、最大伝送レートが48Gbpsまで上がり8Kの映像の伝送が可能になりました。そのほか、ダイナミックHDRに対応するなどのアップデートがされ、HDMI2.1に対応したAVアンプも増加しています。

ヤマハ「AVENTAGE」(アベンタージュ)

「AVENTAGE」(アベンタージュ)は、ヤマハのハイクラスAVアンプシリーズです。2021年には音質とユーザーインターフェイスを一新させたシリーズの第六世代モデル、11chのパワーアンプを内蔵した最上位「RX-A8A」、9chの「RX-A6A」、7chの「RX-A4A」を発売し、注目を集めました。

ホームスピーカーシステム5.1ch・7.1chの違い

ホームスピーカーシステムは、数が増えるほど立体的なサウンドを楽しむことができます。代表的なのが5.1chと7.1chです。「5.1ch」はスピーカーを前方左右に2本とセンターに1本、後方に2本、そして重低音専用のサブウーファーで構成されます。「7.1ch」は、スピーカーを前後左右にそれぞれ1本の計4本、センターに1本、後方に2本、そして重低音専用サブウーファーをセットした構成で、5.1chよりもさらに臨場感のあるサウンドを楽しめます。AVアンプは製品によって接続できるチャンネル数が異なりますので、設置したいスピーカーシステムに合わせてAVアンプのチャンネル数を確認しましょう。