AE10には10基のBAドライバーが搭載され、この10基のドライバーを6つの周波数帯域に分割するのが、4次LRC6Wayクロスオーバーネットワークです。
このクロスオーバー設計により、各帯域ドライバー間の干渉を抑え、一音一音が瑞々しく、クリアでトーンクオリティの高い、フルレンジパフォーマンスに優れたサウンドを実現しています。

Sub-Bass:Sonion BA×2
Bass:Sonion BA×2
Mid-Bass:カスタムBAドライバー×1
Midrange:カスタムBAドライバー×2
High:Knowles BAドライバー×2
Ultra-High:カスタムBAドライバー×1

計10基のBAドライバーを緻密にコントロールし、採用しています。

《Sub-Bass & Bass(超低域 & 低域) ソリッドで深みのある極上の低域》
超低域と低域には、共に2基のSonionBAドライバーを採用し、計4基のBAドライバーを採用しています。
BAドライバー特有の優れたサウンドレスポンスと繊細な明瞭度により、ソリッドで深みのある低域を実現することで、混濁することのない、優れた低域を体感いただけます。

《Mid-Bass & Midrange(中低域 & 低域) リアリティ溢れるボーカル》
中低域と中域を担当するのは、SHANLINGのエンジニアによってカスタマイズされた、3基のカスタムメイドBAドライバーを採用しています。
楽器からボーカルの主な成分となるミッドレンジは、スムーズでありながら描写性に優れ、色鮮やかであることで、目を閉じると目の前にボーカルステージが広がるかのような、リアリティ溢れる中域を実現しています。

《High(高域) クリーンで滑らかな高域》
高域には、AE10のサウンドに求められる、心地よく、聴き疲れしにくいサウンドチューニングを実現するために、Knowles BAドライバーを2基がエンジニアによって選定されました。
解像度に優れながらも、クリーンで倍音表現に優れた滑らかな高域を体感いただけます。

《Ultra-High(超高域) 繊細かつ透明感のある、超高域レンジ》
超高域には、 ESTドライバーを採用せず、エンジニアによる、カスタムメイド超高域BAドライバーを採用しました。
超高域用にカスタマイズしたBAドライバーを採用することで、一貫性のあるピュアなアッセンブリを可能にしています。
これにより、繊細で透明度の高い超高域レンジを確保し、高周波倍音の鮮明な再現により、楽器や演奏の忠実性と表現力を高め、心地よいサウンドへと昇華します。

AE10は最適化されたキャビティ構造により高い密閉性と遮音性能を誇り、快適なリスニングと没入体験を可能にしています。
独立したアコースティックダンピングと、キャビティ内に低周波レゾナンスチャンバーを搭載し、共鳴、反射、残響の役割を担うことで滑らかなカーブを再生し、ハイブリッド構成にも匹敵するダイナミックで伸びやかな低域を体感いただけます。

AE10の開発は、イヤホン設計における最新鋭の技術とトレンドに従い、幅広いリスナーのために理想的なチューニングを反映しています。豊かでダイナミックな低域、滑らかで鮮やかな中域、そして空気感と解像度に優れた高域を実現しました。
全ての周波数帯域にバランス良くアプローチすることで、あらゆるジャンルの音楽で良質なサウンドを提供し、音楽、ゲーム、スタジオモニターなどの幅広い用途や需要にも応えます。

AE10にはデュアルスイッチコントロールを搭載しています。
低域調整スイッチと高域調整スイッチの各スイッチの組み合わせで、4種の異なるサウンドモードを自由自在に楽しむことが可能です。
【1:OFF / 2:OFF】 バランス(バランスのとれたAE10ニュートラルサウンド)
【1:ON / 2:OFF】 アンビエンス(低域に深みを持たせ、臨場感を高める)
【1:ON / 2:ON】 ビューティフル(広い音場、透明感のあるサウンド)
【1:OFF / 2:ON】 ボーカル(ボーカルを強調し、中高域を滑らかにする)

AE10の付属ケーブルには、同軸構造と二層導体構造を採用した8編18芯単結晶銅線ケーブルを採用しています。
優れたシールド構造を有し、外部信号干渉を効果的に遮断し、ノイズレスなサウンドへと導きます。業界標準の0.78mm_2pinコネクタを採用しているため、アップグレードやオリジナリティを追及するために、お好みでリケーブルすることが可能です。

AE10は、ハイレゾ音源の再生に対応した40kHzまでの広帯域再生に対応し、日本オーディオ協会の「Hi-Res Audio」認証を取得しています。

AE10は高級感のあるPUレザー製キャリングケースとイヤホン収納ケースに加え、4種のイヤーピースを付属し、充実した内容物となっています。