空気伝導と骨伝導では伝達媒体が異なるため、位相のずれが生じやすいという課題があります。この問題を解決するために、ICELAB は高精度 5 軸 CNC 加工機を用いて「P-Sync フェーズ・シンクロナイズド・キャビティ」を製造しています。精密な加工によって高い気密性が確保され、共振による歪みを最小限に抑え、骨伝導と空気伝導の位相を効果的に同期させることに成功しています。

各種ドライバーの性能を最大限に引き出すため、ICELAB は独自設計の金メッキ高純度銀線および特別強化型 OCC 銅線を内部配線用に開発しました。

Spectrumica 専用に設計されたカスタムケーブルで、ICELAB 独自の 3D-HALO シールド」を採用しています。これは、特殊な擦り芯から編まれた立体的なシールドネットワークで、静寂な音場と高い音の密度感を実現します。

Spectrumica(スペクトルミカ)は、「Spectrum(スペクトラム)」と「Mica(雲母)」という2つの概念を組み合わせた名前です。Spectrum (スペクトラム)は、光がプリズムを通して屈折することで生まれる鮮やかな色の連なりを意味し、Spectrumicaが目指す「多層的で豊かな音の体験」を象徴しています。一方、Mica(雲母)は複屈折性を持つ鉱物であり、空気伝導と骨伝導という2つの経路を組み合わせたSpectrumicaの“デュアル伝導構造”を表しています。革新的なコイル式CBC骨伝導ユニットと、ICELABが誇る優れた音響設計を融合させたSpectrumica は、音を生命力あふれる形で再現し、まるでその場に包まれるような没入感のあるリスニング体験を提供します。