Campfire Audio の新しい挑戦として、初となる14mm径プラナーマグネティックドライバー×1基とバランスドアーマチュアドライバー×2基を搭載したハイブリッド構造を採用しました。それぞれのドライバーが持つ特長を活かしつつ、楽曲の奥行や精細さを引き出し、リッチで満足度の高いサウンドを提供します。

Astrolith や Supermoon にも搭載されたプラナーマグネティックドライバーを更に進化させた新デザインを採用しました。 プラナーマグネティックドライバーは幅広いダイナミックレンジと素早いトランジェント反応の特長を持つ反面、チューニングが不適切である場合、シビランスや高音域に刺さるような音が出やすい性質があります。 Campfire Audio ではこれまでの開発と経験によって、プラナーマグネティックドライバー特有の音楽鑑賞に適さない性質 を抑え、ドライバーの特長を最大限に引き出すことに成功し ました。

Grand Luna は低域から中域をしっかりとターゲットしたチューニングを施しており、搭載された14mmプラナーマグネティックドライバーは、そのサイズと優れたレスポンスを活かし、リッチで臨場感のあるサウンドとともに、高精度なセパレーションと正確なイメージングを提供します。更に、2基のBAドライバーを組み合わせたハイブリッド構造により、優れた過渡応答、高周波特性(30KHzまで)、高解像度による再生を実現し、聴き疲れしにくく、バランスの取れた心地よいサウンドに仕上がっています。

Grand Luna の外装シェルは、ステンレスに手作業で丁寧な表面処理を施しています。まず火炎処理によって独自の色彩を与え、その後ブラッシュ加工で滑らかな質感に磨き上げることで、美しい有機的なCAロゴを際立たせています。

Grand Luna は独自の AAOI（Additive Acoustic Optical Inclusion）技術を採用したハウジングを搭載。緻密に設計された音道がドライバーの周波数特性を最大限に引き出します。 3D プリントで成形したシェルには、内側から染色を施した半透明の赤色を採用。 内部構造が透けて見えることで、機能性と美しさを兼ね備えた“機能美”のデザインを実現しました。設計からハンドメイドでの生産、品質検査、梱包、そして出荷に至るすべての工程は、 米国オレゴン州ポートランドの工房で一貫して行われています。 熟練の職人技と最新製造技術の融合が、唯一無二のイヤホン 「Grand Luna」が誕生しました。

Grand Luna は、Campfire Audio の全てのIEMを手掛けてきた設計チームが、長年の経験と実績から磨き上げた精緻な設計をもとに開発されました。 その周波数特性は、徹底したバランス調整と細部にまでこだわったチューニングによって完成。グラフでは表しきれない奥行きのあるサウンドステージ、正確なイメージング、重なり合うレイヤー表現を備えています。数字や曲線だけでは語り尽くせない、音楽の真価を体感できる— Grand Luna は、まさに設計チームの自信作です。

Grand Luna は、入力端子付近に搭載された4ピンコネクタにより、3.5mm端子、4.4mmバランス端子、そしてUSB-C DACへの交換が簡単に行えます。 USB-C DAC には Cirrus Logic Master HiFi CS43131 を採用し、最大 384kHz/32Bit およびDSD256に対応。 Time Link Cable は、純銅と銀をブレンドした6芯導体を採用。 バランスの取れた周波数特性、高解像度、広大なサウンドステージを実現し、Grand Lunaの性能を余すことなく引き出します。 さらに、柔軟性と堅牢性を兼ね備えたPVCコード、アルミ製ハウジング、Yスプリット、ケーブルアジャスターを採用。 交換可能な端子構造は、他のCampfire Audio製品にも対応しており、幅広くご利用いただけます。