スピーカーSpeaker

アンプから届いた音楽信号を、デジタルからアナログにして「出力」する役割を担うのがスピーカーです。音の出口となるスピーカーはオーディオシステムの特徴を決める重要なアイテムといえます。スピーカーにはさまざまな特徴があります。リスニングスピーカーは主に音楽鑑賞向けに調整されたスピーカー、モニタースピーカーはDTMやレコーディング等の音楽制作向けに原音に忠実なサウンドを再生します。サイズもブックシェルフ型やトールボーイ型などがありますので、用途や特徴に合わせて選びましょう。

自作用パーツ「FOSTEX FE」

「FE」シリーズは、音の信号を振動させるパーツ「スピーカーユニット」です。バックロードホーン向けユニットとしてサイズ、振動版の種類などの違いにより数種ラインナップされています。2019年に発売されたフォスター電機創業70周年を記念し企画されたスピーカーユニット「FE103A」は、1970年代に製造されていたフルレンジ・スピーカー・ユニットの復刻モデルとして話題となりました。

スピーカーケーブルの接続

スピーカーはオーディオ機器と接続することで音を出力します。そのため、スピーカーとオーディオ機器を接続するスピーカーケーブルまたはワイヤレス接続が必要となります。スピーカーケーブルとは、パッシブスピーカーをアンプにつなぐためのケーブルのことで、Yラグタイプ、バナナタイプ、バラタイプなどがあります。また、ワイヤレス接続可能なアクティブスピーカーであれば、ラインケーブル・ワイヤレス接続で音を出力することが可能です。スピーカーやアンプによって入出力端子がそれぞれ異なるため事前に確認をしましょう。

スピーカースタンドの役割

スピーカースタンドとは、スピーカー本来の音質を楽しめるように設計された台座のことです。床や机の上でスピーカーを再生すると、共振してノイズが発生したりスピーカー本体の振動まで吸収されて音が軽くなったりします。スピーカースタンドは、スピーカー底面と設置部分の振動を吸収し、共振によるノイズの発生を抑制することにより、本来の音質を損なわないよう音質を整える役割を担っています。

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