Staff Reviewスタッフレビュー
音域の傾向(平均)
- 多い
- 少ない
- 低域
- 中低域
- 中域
- 中高域
- 高域
音質の特徴(平均)
- 近い
- 広い
- クール
- ウォーム
- 繊細
- 迫力
Product Reviewプロダクトレビュー
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【レビュー】final DX6000徹底試聴|D7000との違い・音質比較・相性の良いジャンルは?
final DX6000を、同社の人気フラッグシップモデルfinal D7000と比較しながらレビューします。使用したアンプはFerrum OOR、再生楽曲はOfficial髭男dismやYOASOBIなどのJ-POP中心です。 装着感・本体重量 DX6000はD7000と比べて明らかに軽量設計となっており、装着時のストレスが大幅に軽減されています。長時間のリスニングでも疲れにくく、快適性重視の方に最適なヘッドホンです。 音質傾向・空間表現 •低域の表現力が際立っており、D7000よりも一段低い重心で、サブベースまでしっかり鳴らします。 •空間の広がりは両機とも優秀で、開放型ならではの解放感に優れています。 •ボーカルはやや引き気味かつ繊細で、スローテンポやバラード系の楽曲との相性が抜群です。 •高域は控えめで、鋭い音がカットされており、長時間リスニングでも耳が疲れにくいチューニングです。 音量取り・駆動力の注意点 DX6000は感度が低めのため、据え置き型のヘッドホンアンプとの組み合わせが必須です。D7000よりも数割多くボリュームを上げる必要がありました。 ⸻ 総評|final DX6000はどんな人におすすめか? final DX6000は、ジャズやバラードなど穏やかな音楽ジャンルを好む方に特におすすめです。軽量で快適な装着感と、繊細でナチュラルな音作りが特徴で、自宅でのリラックスリスニング用ヘッドホンとして非常に優秀です。
音域の傾向
- 多い
- 少ない
- 低域
- 中低域
- 中域
- 中高域
- 高域
音質の特徴
- 近い
- 広い
- クール
- ウォーム
- 繊細
- 迫力
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finalのDX6000をADI-2/4 Pro SEで試聴しました。 ややウォーム感がありながらも明るさを持ち合わせており、柔らかく耳当たりの良い心地よい音色は長時間聴いても心地よく感じられます。低音域はややぼわつきを感じるものの、肉付きの良いアタック感はソフトで絶妙なバランスです。アナログライクな温かみも特徴的です。中高音域のキラキラ感も耳に刺さらず、奥行きのある広めのサウンドステージが目の前で演奏されているような臨場感を表現しています。中低音域の量感と肉厚な鳴らし方はボーカルをふくよかに聴かせ、表現力の高さを際立たせます。分析的なサウンドというよりは、バンドの一体感を楽しむのにピッタリで、ウォームでありながらもレスポンス良く鳴ってくれます。是非、ご試聴下さい。
音域の傾向
- 多い
- 少ない
- 低域
- 中低域
- 中域
- 中高域
- 高域
音質の特徴
- 近い
- 広い
- クール
- ウォーム
- 繊細
- 迫力
フリーエア構造による超開放的な音場感
発泡シリコンエッジを採用した革新的なダイナミック型ドライバーの開発
さらに、今回のドライバーユニット開発に数年を要したのがエッジの開発です。一般的なエッジ材料では、ある特定の周波数帯域で共振が発生することを抑えられません。近年スピーカーではこの問題に対応するため、エッジに様々な形状が提案されています。finalはこの問題に発泡シリコン樹脂を採用することにしました。極めて軽量であるという発泡素材の特長を活かし、エッジに厚みを持たせています。極めて軽く柔らかく同時に厚みを持たせた素材の採用によって、動きやすさと不要な共振を発生させないようにするという相反する問題を解決しています。このエッジ材料とマグネシウム振動板は、一般的な接着剤による貼り合わせではなく、金型内部にマグネシウム振動板を固定した状態で発泡シリコン素材を流し込んで一体成形するという方法を採用しています。これにより、振動板とエッジ間の接着剤が引き起こす、塗布量の差による個体差等、様々な問題を根本的に解決しています。
また、振動板の正確な動きを妨げる大きな問題点はボイスコイルの引出線がエッジに接着されていることです。この手法は断線を防ぐという点で優れているため、多くの製品で採用されている一般的な方法です。しかし、軽量のエッジの一部に接着剤を塗布することとなるため、振動系は偏った動きとなってしまいます。振動系に正確なピストンモーションをさせるために、エッジにボイスコイルからの引出線を接着せずに空中配線することで振動板の動きを妨げない設計にしています。この手法と断線しにくい信頼性を両立させるために、ボイスコイルの線材にはfinalオリジナルのアルミ合金線材を採用しています。
入力信号への正確なレスポンスを実現するトランジェントコイルシステム
ドライバーユニットの背面とイヤーパッド内、ハウジング内部と外部といった一連の通気を開放すればするほど、開放的で自然な音場感を得られますが、それにつれて低域の再生周波数帯域は狭まってしまいます。これを解決するためには、ドライバーユニットのf0、最低共振周波数を大きく下げなければ実現できません。しかし一般的に開放型のヘッドホンはインピーダンスを高く、つまりボイスコイルの巻線数を多く、重くすることとコイルのL分を大きくすることで高域の音圧を落とすという手法が一般的です。そのままでf0を下げるためにエッジに柔らかい材料を使うと、正確なピストンモーションが妨げられてしまいます。
・トランジェントコイルシステムの開発
この相反する要素を解決するために、コイルをドライバーユニットに直列に挿入する「トランジェントコイルシステム」を開発しました。これにより、振動系(振動板+エッジ+ボイスコイル)を軽量に保ったまま、高域の音圧を下げ、エッジに柔軟で動きやすい素材を使うことで低いf0、最低共振周波数を実現しています。これらの技術が相互にバランスをとることによって、開放的な音場感と必要十分な低音感を両立し、同時に、軽量な振動系により、鋭い音の立ち上がり・立ち下がり(トランジェント)を実現しています。
※「トランジェントコイルシステム」を搭載することにより、定格インピーダンスは47Ω@1kHzですが、20kHzではインピーダンスは480Ωまで上昇しますので、本製品はポータブル機器ではなく、ハイインピーダンスに対応するなどの十分な電力性能を持った据え置きアンプの使用を推奨します
アルミマグネシウム合金の切削筐体
和紙を使用した特殊生地の開放型イヤーパッド
本製品は、極めて低い最低共振周波数(f0)を実現したため、ドライバーユニットの能力だけで、密閉度の低いイヤーパッドでも十分な低域の再生が可能になっています。この音質に大きな影響を与えるイヤーパッドは、表面素材としてドライな肌触りと耐久性を兼ね備えた和紙を使用した特殊な生地と通気性に優れた発泡体を採用したfinal開発品です。また、ヘッドバンド部も同様の素材を採用し、湿気に強く高い耐久性を実現しました。
新開発「OFCスリムケーブル」
小型で持ち運びしやすいセミハードケース付属
主な仕様
- 筐体
- マグネシウム合金
- ドライバー
- ダイナミック型
- ケーブル
- OFCスリムケーブル(XLR)
- 感度
- 83dB/mW
- インピーダンス
- 47Ω(1kHz)
- 質量
- 363g
- コード長
- 3m
- 付属品
- 着脱式ケーブル(OFCスリムケーブル XLR/3m)
セミハードケース
買取金額
買取金額 上限 | 今だけ10%UP | 下取は15%UP | |
---|---|---|---|
新品同様 | ¥128,000 | ¥140,800 | ¥147,200 |
15%の適用とはなりませんのでご注意ください。
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- A
- キズや塗装落ちが目立たちにくい、使用頻度の少ない中古商品です。
- AB+
- わずかにキズや塗装落ちのある、使用頻度の少ない中古商品です。
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- キズや塗装落ちがある標準的な中古商品です。
- AB-
- キズや塗装落ちの目立つ通常に使用された中古商品です。
- B
- かなりの使用感があり使い込まれた中古商品です。
- 現状品
- 使用する上で不便さを感じる部分的に故障した中古商品です。
当社中古保証の対象外となります。
- コレクション
- ほとんど機能しません、分解・部品取り用の中古商品です。
当社中古保証の対象外となります。