ブルガリア製（USSR供給）冷戦時代の軍用ワイヤー仕様「Diamond Dustシリーズ」の亜種として、28AWGの漆黒カラー被膜ワイヤーを計6本使用し、同じく28AWGの真紅カラー被膜ワイヤーを計2本使用した特殊構成のリミテッドケーブルが限定登場です！
昨年の「秋のヘッドフォン祭 2020 オンライン」にて限定販売を行わせて頂いた「Black Diamond」と近い構想で製作していますが、あちらは30AWGワイヤーを使用しており、また音決めのキモとなる技術要素も異なるため、兄弟機的な位置付けの別物になります。
世界最高峰のPTFE絶縁と、高精度純銅による超高純度銀メッキ構造は、パワー感と超広域帯を実現します。
よりワイドレンジさと情報量を求めて、Strelitziaシリーズでも採用の美しい8コアツイスト処理にて特殊製作を行いました。
本作はサウンドメイクもこれまた特別で、意味合い的には「*Extreme* editionプラスα」と言ったサウンドエンジニアリングを施しています。

全体としてウォームで柔らかさがありつつ、まるで夕暮れ時のような少しダークなテイストを内包し、繊細に突き抜けるキメ細かい音が圧巻の高域表現、味のある波状のような中高域、グルーヴ感豊かで弾むようなベースと、エネルギッシュなボーカルが特徴のサウンドとなっています！（簡単にいうとケーブルカラーの見た目のような音です。実際そうなる様に目指して作り上げました）
粒子感のある非常に細かく描写性の高い高域にはシルキーさと耳あたりの良さをも兼ね備え、不思議と暗さの中にパッと光るフラッシュのような音を感じます。音一つ一つは分離感に優れ、ギターのアルペジオやキーボードのバッキングではダークなテイストを感じ、出る部分と引っ込む部分の強弱さが音の陰影感を備えた中高域を味わえます。そしてボトムまで沈み込みながらもグルーヴ感のある弾む感じと淡白なベース音を合わせもった、支配的ではない中低域の仕上がりも印象的です。
しっかりとした音の輪郭と立体的で弾むような音の質感の中には、どこか枯れたような表情も見せ、情熱さと同時に影の部分までも網羅する魔性のサウンドキャラクターに仕上がっています。
本製品のクリアコネクタ（MMCX）には、「ブラックルージュカラー」を意識したアートワークを施しました。