《高域》
音伸び・キレ感・分離感に優れ、軽快な表現のハイハットとシンバルの鳴りと残響感が特徴的です。シャープさがありつつも鋭すぎず、心地よい耳あたりとなっています。

《中高域》
柔らかな質感ながらも楽器隊の隙間を感じさせない密度さで、ギター音の粒立ちの綺麗さ、スネア音のアタック感や厚み、ピアノ音は美味しい倍音感がしっかり引き出され、細部まで充実した表現となっています。それでいてクドさがないです。

《中域》
ウォームで柔らかな質感でかつ明瞭的。スイートでクセになるようなボーカル表現は、エネルギッシュさよりもエモーショナルさが際立つニュアンスです。コーラスの揺れ感やギターのエコー表現にも優れています。

《中低域》
程よいグルーヴ感で広がりのあるベースラインが心地良い厚みを担保し楽曲全体への調和に優れています。

《低域》
深く沈み込むというよりは刻み刻みなフットワーク感の表現でフロアタムのロールやバスドラムのどっしりとしつつもエアリーさも感じられるキック音がユニークです。

ウォームな音色で柔らかな質感の中に、キレ感あるシャープさを感じられるという、本来であれば矛盾するかのような要素が絶妙に融け合った、音楽的でかつ奇跡的なバランスのサウンドに仕上がっています！
全体的に統一感があり優しさがありながらも、どこか研ぎ澄まされたコシ高な音像感です。
勢いのある楽曲に対する追随性や、メロウな楽曲に対する包み込むようなドリーミーさにも優れ、心地良くも自由度が高く、そして中毒性も備わったケーブルとなっています。