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2020.06.17
専門店・プロレビュー,

オンキヨーの新カスタムIEM 6モデルを速報レビュー

オンキヨーの新カスタムIEM 6モデルを速報レビュー

5年前、 2015年6月16日に発表されたオンキヨー初のカスタムIEM(イヤモニ) は、国産大手メーカーが初めて手掛けるカスタムイヤホンという事もあり、当時大きな話題となりました。 本日2020年6月17日、フルモデルチェンジを敢行!今回は、ONKYO IE-J1 / IE-J2 / IE-J3 ONKYO IE-M1 / IE-M2 / IE-M3をご紹介します。

■この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
フジヤエービックは販売・下取・買取をWEBサイトでスピード対応。1,000点以上の中古在庫検索、最新のヘッドホン・イヤホンの購入、オーディオプレーヤーやハイレゾ対応機器などのお悩み相談、下取・買取についてなどお気軽にお問い合わせください。
■SHOP INFORMATION
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は こちら
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オンキヨーの新カスタムIEM 6モデル

オンキヨーカスタムIEM

今年2月の 「ポタ研2020冬」で参考出品公開&発売予告 がされていた6モデル、新型コロナ騒動の影響で発売が遅れましたが、ようやく本日正式発表です!

オンキヨーカスタムIEM

オンキヨーカスタムIEM

オンキヨー新カスタムイヤホン、これまでの発表をもう一度おさらい。

2019年6月:オンキヨー 自社開発BA(バランスド・アーマチュア)ドライバー及びBAドライバー用マグネシウム振動板の開発を発表

オンキヨーBAドライバー用マグネシウム振動板

2019年12月:新カスタムイヤホンを発表、当初2020年2月の発売予定を告知。

オンキヨーカスタムIEM

オンキヨー 新カスタムイヤホン ラインアップ
・IE-M1:フルレンジ1BA マグネシウム振動版
・IE-M2:2ウェイ2BA マグネシウム振動版
・IE-M3:2ウェイ3BA マグネシウム振動版
・IE-J1:フルレンジ1BA
・IE-J2:2ウェイ2BA
・IE-J3:2ウェイ3BA

自社開発BAドライバー採用、IE-Mシリーズには自社開発マグネシウム振動版採用BAドライバーを初搭載。

オンキヨーBAドライバー用マグネシウム振動板

密閉度と快適度のバランスを選択できるノズル形状(旧モデルから継続)

ノズル形状

従来のMMCXに加え、耐久性を大幅アップしたT2コネクタの選択可能。

T2コネクタ

C型とD型の2パターンから選べるシェル形状と、 全 20 色から選べるカラーバリエーション 。さらに ONKYO”ロゴカラーの選択 (ゴールド、ホワイト、グレイッシュブルー) や、フェイスプレートとシェル部分の色を変える 「ツートーン(D型のみ)」も選択可能に。

オンキヨーフェースプレート

オンキヨーフェースプレート

オンキヨーフェースプレート

estron 社製極細タイプイヤホンケーブルを採用、全品に付属。

オンキヨーカスタムIEM

抗菌加工でお手入れが簡単。キャリングケースとクリーニングブラシを付属。

オンキヨーカスタムIEM

・・・という概要。しかも今回、フジヤエービックではオンキヨーさんのご厚意により当社若手スタッフ(中の人6号)が発売に先行して市販ロットのモニターを務め、6モデルの先行レビューを行わせて頂きました!なお試聴機は全て「C型」シェルとなっています。

各モデル音質傾向

公式「シリーズ J」(IE-J1, IE-J2, IE-J3)のサウンド特徴: 「高解像度な中高音と豊かな低域で楽しめることを目指したシリーズ。
BAドライバを独自のフローティング機構で実装することにより、不要振動と共振を低減し、低域から高域まで輪郭を高めた明瞭な音を再生します。」

フジヤエービック:既存のIE-CシリーズとJシリーズでは音傾向に大きな違いはあまりなく、基本的に既存モデルをブラッシュアップした仕上がりになっているようです。
ただし、Cシリーズよりさらに見通しが良く、音の粒が繊細になった印象を受けます。

IE-J1(BA×1:フルレンジ×1) フルレンジ1発らしい滑らかで心地いい傾向のモデル。
派手過ぎずそれでいて地味過ぎない、じっくりと音楽を楽しみたい!という時に適しているな。といった印象。 長時間のリスニングでも疲労感が少なく、飽きの来ない仕上がりになっている。

ONKYO IE-J1

IE-J2(BA×2:High×1,Low×1) 一聴してはっきり感じたのは、J1と比較して低域の沈み込みや高域の立ち上がりが良く、 程よく広がりのある音場。J1との違いを感じつつも、J1で感じた聴きやすさは健在で音のバランスも良い。
音像も立体感があり、音楽を楽しめるので聴き込んでいるとついつい高揚感を覚えてしまう。

ONKYO IE-J2

IE-J3(BA×3:High×1,High/Mid×1,Low×1)
適度な低域の表現をしつつ、中高域が埋もれることなくクリアに全体に厚みのある仕上がりとなっている。華やかな音質に加えて音場の広さは3モデル中ではピカイチでプライベートホールを思わせる広がりを見せており、楽器やボーカルの残響感や余韻に思わず聴き惚れてしまう。
帯域ごとのセパレーションがしっかりとされているので、モニター・リスニングどちらでも活躍できるオールマイティなモデル。

ONKYO IE-J3

公式:「シリーズ M」 (IE-M1, IE-M2, IE-M3)のサウンド特徴 「マグネシウム振動板BAドライバの採用したシリーズ。コンデンサーやダンパーなどオーディオグレードのパーツを新たに投下しBAドライバ毎の帯域をハンドリングすることで、マグネシウム振動板のサウンドキャラクターを活かし、全帯域つながりのよいバランスを実現。ナチュラルで歪みの無い滑らかなサウンドを実現しています。」

フジヤエービック:新生ONKYOカスタムIEMの大本命ともいえるマグネシウムドライバー搭載のモデル。まず感じたのは音の温かさ。
今までのCやJシリーズにはなかった艶やかな質感になっています。聴いていて各モデルに共通して感じるのは、響きがアコースティックな印象、Jazzを聴いていて非常に心地よく、ビッグバンドの曲などで真価を発揮すると思われる。

IE-M1(MgBA×1:フルレンジ×1) 落ち着いた、まったりとした雰囲気を感じる。滑らかで耳当たりのいい音なのでスローテンポな曲やピアノソロが心地よく聴ける。アップテンポな曲や派手な曲向きではないものの、リラックスして落ち着いた気持ちで音楽を聴くにはうってつけのモデル。

ONKYO IE-M1

IE-M2(MgBA×:High×1,Low×1)
M1よりも音にゆとりがあり、少し垢抜けた雰囲気。あまり得手・不得手は無いように感じるが、やはり仕上がりはアコースティック。
マグネシウムドライバーの出す温かく優しい音色を出しつつも全般的に心地よく聴かせてくれる。
JかM悩んでいるという時にJ2と比較をしたときに一番わかりやすくマグネシウムドライバーの癖を感じやすい。また、女性ボーカルの表現力はMシリーズトップ。

ONKYO IE-M2

IE-M3(MgBA×3:High/Mid×1,Woofer×2)
フラットに近い傾向ではあるものの、柔らかくしっとりとした音。
決して派手な音ではないが、いつまでも聴いていたいと感じさせる仕上がりになっている。
これまでのM1,M2ではアコースティックな曲との相性がいいという印象に対して、M3はテクノ・EDMなども非常に気持ちよく聞こえる。とても包容力のある音といった印象で、音数の多い楽曲にオススメです。

ONKYO IE-M3

まとめ

・・・6モデル、いかがですか?フジヤエービックでは本日2020年6月17日より受注を開始、中野ブロードウェイ3Fの店舗には6モデル全部の試聴用デモ機を配備。各モデルの聴き比べも出来ます!カスタムイヤホンご購入の際にも、お手持ちのカスタムイヤホンを含むオーディオ機材を下取りに出しての差額購入が出来ます。お気軽にお問合せ下さい。 そして今回、ポタオデのケースでは世界一?のシェアを誇るバンナイズさんが、この6モデルに適したキャリングポーチをオンキヨーとコラボ製作、ONKYOブランドで用意してくれました! こちらも店頭デモ品有&近日中に販売致します。

キャリングポーチ

キャリングポーチ

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