Fender TOURをオーディオ専門店スタッフがレビューします。多くのミュージシャンに愛されるギターブランド、フェンダーのコンパクトでおさまりの良い装着感とドライで迫力のあるサウンドが特徴のワイヤレスイヤホンを詳しく紹介します。
Riff Soundworks(本社:シンガポール)は、2020 年 3 月に Fender Musical Instruments(本社:アメリカ・アリゾナ州スコッツデール)と、「Fender」ブランドにおけるコンシュマー・オーディオ製品のライセンス契約を締結しました。
Riff Soundworks は、「Fender Audio」という新たなブランド名でインイヤーモニター、ワイヤレスイヤホン、ブルートゥース・スピーカーなどオーディオ製品の製造・販売を行います。(メーカー資料引用)
3D プリンターを採用し、より繊細で美しいシェルの形成が可能になりました。コンパクトなハウジングとシェルは人間工学に基づいた快適なフィット感と遮音性をもたらします。
1,000 人以上の耳型データを基に、あらゆる耳の形状やサイズでも快適にフィットするようにシェルデザインを開発しました。装着していることを忘れてしまうほどフィット感に優れています。(メーカー資料引用)
シリコンイヤーチップ 3 サイズ(S/M/L) / 充電用 USB Type-C ケーブル
ギターのハードケースのようなデザインで、右下にはFenderロゴがあります。
ケースを開けると、LRの表記があり、どちらにどの向きでイヤホンを入れれば良いか、分からなくなる事はありません。イヤホン本体のフェイスプレート部分が少し飛び出ているので、ケースからの出し入れはしやすかったです。出し入れしやすいのは嬉しいですね。
有線向けのイヤーピースでも問題なく装着できます。
軸が長めなので、他社製品のワイヤレス用のイヤーピースを付けると、フィルター部分が剥き出しになってしまうので、あまりお勧めしません。
7mmのダイナミックドライバーを搭載しています。
コンパクトなシェル形状なので、耳への収まりは良く、圧迫感を強く感じるような嫌な閉塞感は感じられませんでした。また、遮音性も高いので、電車の走行音・話し声・車内アナウンスは全く気にならず、音楽に集中できました。
一聴して感じたのは、『奏でられる音すべてが主役である』です。楽曲のメインである主旋律と、それを支えるベースラインやハーモニーが、散らばらずにうまく絡み合って一つの楽曲を作り上げている、そんな印象を受けました。まるでライブハウスで生演奏を聴いているかのような迫力とリアリティのあるバンドサウンドを鳴らすのは、さすがFender です。
音色傾向としては、とてもドライでカラッとしており、弦の響き・金属系楽器の音が映えます。縦と横の広がり、奥行きも感じられるので、どこで何が鳴っているのか定位がわかりやすく、サウンドステージは広いです。低域の量感は少なめで中高音域がきらびやかです。音の出だしとキレが明瞭で、ダマにならず、一音一音の動きが掴みやすいので、埋もれて聴こえがちなベースラインもはっきりと鳴らします。
ワイヤレスイヤホンかつダイナミックドライバー1つで、細部を表現するのは素晴らしいと感じました。
迫力のあるバンドサウンドが好きな方にピッタリなワイヤレスイヤホンです。
通信方式 | Bluetooth 5.0 | 再生時間 | 最大 5 時間(ケース込み 18 時間) |
---|---|---|---|
充電時間 | 2 時間(クイックチャージ 15 分充電、1 時間再生) | 対応コーデック | SBC、AptX |
ドライバー | 7mm カスタムダイナミックドライバー | 再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz |
防水規格 | IPX4 | 最大通信距離 | 10m |
外形寸法 | 横幅 66mm×高さ 33mm×奥行 38mm(充電ケース) | 重量 | 9.7g(イヤホン本体)、40.0g(充電ケース) |
【商品情報】Fender Audio Fender TOUR True-Wireless Earphone
» 詳細を見る
ワイヤレスイヤホン「Fender TOUR」は
・出し入れがしやすいギターのハードケースのようなイヤホンケース
・コンパクトでおさまりの良い装着感
・ドライで迫力のあるサウンド
が特徴です。また、1,000 人以上の耳型データを基に、3Dプリンターで作成されたシェルもポイント。遮音性が高く、接続も安定しているので快適に使用できます。サウンドに関しても、1ダイナミックドライバーとは思えないほど、楽曲の細部までしっかりと表現されています。
Fender初のワイヤレスイヤホンをぜひ、お試しください!