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2021.04.16
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【試聴レビュー】老舗SENNHEISER(ゼンハイザー)から開放型の新型モデル・HD 560S登場!ポータブルプレイヤーでも気軽に使いたいヘッドホン

【試聴レビュー】老舗SENNHEISER(ゼンハイザー)から開放型の新型モデル・HD 560S登場!ポータブルプレイヤーでも気軽に使いたいヘッドホン

ヘッドホン好きなら誰もが知るブランド・ゼンハイザーから開放型ヘッドホンの新型モデル・HD 560Sが登場!さっそく実機を入手しましたのでご紹介します。

■この記事の監修 フジヤエービック
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SENNHEISER(ゼンハイザー) HD 560S
SENNHEISER(ゼンハイザー) HD 560S

SENNHEISER(ゼンハイザー)とは

ドイツを、いや世界を代表するといっても過言ではないヘッドホンメーカー、それがSENNHEISER(ゼンハイザー)です。
1967年に発売された世界初の開放型ヘッドホン・HD 414、発売から15年以上を経過しても今なお「高級ヘッドホンの代表モデル」として名高いHD 650、さらには、ゴリラガラス製のトランスデューサーカバーを採用し、外観の美しさも実現させた密閉型 ヘッドホンのフラグシップモデル・HD 820など、ヘッドホンの歴史を語る上で欠かすことのできないブランドの筆頭です。

密閉型ヘッドホン・HD 820
密閉型ヘッドホン・HD 820

そのゼンハイザーから、開放型ヘッドホンの新型モデルが発表!それがこちら、HD 560Sです。

HD 560S
HD 560S

SENNHEISER(ゼンハイザー) HD 560S
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ゼンハイザーとしては型番は「HD559」の、価格帯としては「HD 599」の後継機という位置づけです。
ゼンハイザーで560…?!と思った方は相当なヴィンテージヘッドホンマニアですね。というのも、実は1989年に、その名も「HD 560 ovation」1991年には「HD 560 ovation II」というモデルが発売されているのです。

今回は初代の登場から32年を経てその型番が復活した形となります。マーク2モデルの映像がYouTubeに出ているのでご参考に。

HD 560Sの外観

それでは実機を確認していきましょう。デザインとしてはHD 559や599の形状を引き継ぎつつ、よく見るとメッシュ部分のゼンハイザーロゴの付き方だけ上位機種・HD 660Sと同じように後部に位置しています。付属品は6.3mmストレートプラグ・ケーブル(3m)と6.3→3.5変換ケーブルのみ。ケーブルは着脱式で、ヘッドホン本体とは2.5mmプラグで接続。差し込んでから捻って固定する、バヨネット式ロック機構を備えています。

バヨネット式ロック機構
バヨネット式ロック機構

ゼンハイザーのヘッドホンはヘッドバンド部の仕組みがシンプル(金属板1枚で構成)なため、箱から出した当初は装着感がちょっときつめに感じられるかも知れませんが、これは使い続けるうちにだんだんとなじんできますのでご安心を。ヘッドバンド部のクッションはHD 650シリーズにそっくりですが、より幅の広いものです。クッションの効いたイヤーパッドとともに、快適な装着感を生み出しています。

ヘッドバンドのクッション
ヘッドバンドのクッション

HD 560Sの音質

さて音質の方はどうでしょうか。ゼンハイザーというと落ち着きのある、ゆったりした音というイメージを持っている方も多いかと思いますが、このHD 560Sに関しては低域の柔らかさはありつつも、明るくメリハリの効いた音質が特徴です。そこに開放型ならではの音ヌケの良さ、装着感の良さも加わって気軽なリスニングにはぴったりな聴き心地となっています。

HD 660Sなどの上位機種と比較してしまうとほんの少し解像度の部分で譲るところもありますが、音の分離感などは充分に再現されているように感じます。曲の細かいところまで聴き逃さないぞ!というような使い方にはあまり向きませんが、肩肘をはらずに力を抜いた状態で好きな音楽を聴いてのんびりする、というような用途には最適です。

また、このHD 560Sはインピーダンスが120Ωとちょっと高めですが(HD 559/599などは50Ω)、例えばShanling M3Xのハイゲイン設定で音量不足を感じることはないかと思います。iPhoneでも音量80%で充分な音量となったので、比較的鳴らしやすい部類のヘッドホンといえるでしょう。

HD 560SとShanling M3X
HD 560SとShanling M3X

SENNHEISER(ゼンハイザー) HD 560S
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Shanling(シャンリン)M3X
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ところで、ポータブルプレイヤーをお使いの方は、音漏れや使用環境に配慮した結果どうしてもイヤホンでしか音楽を聴けない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回ご紹介しているHD 560Sは開放型ヘッドホンですので音漏れなどはなんとも解決のできない部分ではあるのですが、たまには開放型ならではの音の広がりと明瞭かつ柔らかな音質を楽しんでみてはいかがでしょうか。そんな時に使うヘッドホンとして、このHD 560Sは最適だと思います。

製品仕様

Art No.

509144

本体重量

約240 g(ケーブル除く)

型式

ダイナミック・オープン型

ケーブル長

3m

プラグ形状

6.3mmステレオ標準(ストレート型)

インピーダンス

120 Ω

周波数帯域

6 - 38,000 Hz

感度

110dB (1 kHz, 1V )

保証期間

2年

付属品

3.5mm変換アダプター

パッケージサイズ

198 × 111 × 270 mm

パッケージ重量

約605 g

まとめ

伝統のゼンハイザーサウンドを受け継ぎつつ、最新のサウンドにも対応する音質傾向を取り入れたのがこのHD 560Sです。特に「ゼンハイザーって名前は聞くけど自分の好きなジャンルには合わないかも…」という方、このモデルを聴いてみるとその印象が変わるかも知れませんよ。HD 560Sの発売は4月28日(水)、本日よりご予約も受付開始しております!試聴機も本日より店頭にご用意しておりますので、ぜひ一度お試し下さい。

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