GEEK WOLD GK100をオーディオ専門店スタッフがレビューします。トリプルハイブリッドドライバーと各帯域が聴きやすく透明感のあるサウンドが特徴のエントリー価格でありながら完成度の高い有線イヤホンを詳しく紹介します。
目次
GEEK WOLDとは
GEEK WOLD GK100 の特徴
GEEK WOLD GK100 音質レビュー
製品仕様
まとめ
GEEK WOLD ブランドは 2018 年 にヘッドホン市場に参入しました。Geek Wold の創設者である Chen Siyuan 氏は、2009 年から 2016 年までヘッドホン製品の販売に従事し、その過程で革新的なデザインやアイデアを得てきました。
その上で、チェン氏は、ヘッドフォン市場のほとんどのブランドが、低コスト、高収益のヘッドフォン製品を生産しコストの大部分をマーケティング費用に投入していることに疑問を感じ、友人と協力して GEEK WOLD ブランドを設立しました。 独自の音質とデザインへのこだわりに基づいて、ヘッドホンを開発および製造しています。 (メーカー資料)
キラキラとした青色のフェイスプレートが特徴的で、センターにはメーカーロゴがあります。とても爽やかな見た目をしていて良いですね。9個ドライバーが搭載されていますが、大きさと厚みはあまり感じられず、耳にすっぽりと収まり、密閉感が高いので遮音性は高いです。
純正のイヤーピースは軸が少し固めですが、特に装着感に違和感はなく良好です。
ノズルの素材はアルミ合金です。余計な余韻を抑え純度の高い音を届けてくれます。
0.78mmの2Pinタイプです。リケーブルも可能です。
Hakugei社製のWhite Peonyが付属します。高純度の無酸素銅(6N OCC)に銀メッキを施し、それを片側4本で編み込んでおり、左右合わせて8芯という仕様です。
2BA+3DD(8mmLCP ダイアフラム+8mm ダブルキャビティ 2WAYクロスオーバー+チタンコンポジット・ダイアフラム)+4Piezoelectric ドライバー
一聴して驚かされたのは、トリプルハイブリッドというドライバー構成で、音の解像度・表現力は高いけれど、定位感がしっかりとしているので、バラつかずに上手くまとまっており、各帯域がとても聴きやすいという事です。
しっとりとした重さを感じさせない温かみのある低音域とクリアで粒立ちが良く、限界を感じさせない中高音域の伸びの良さが特徴的です。透明感のあるさっぱりとしたサウンドは、とても聴きやすいです。
付属のVELVETで試聴してみました。まず感触的な違いとして、イヤーピースの軸の部分がとても柔らかくて、フィット感は良好でした。
音質としては、ベースラインの動きがより感じられ、存在感のあった中高音域は、キレと解像度をそのままに少し落ち着いた印象です。情報量が多いけれど、それによる重さを感じさせない清涼感のあるサウンドが特徴的なGK100は、エントリー価格でありながら完成度の高い仕上がりとなっています。
ドライバー | 2BA+3DD(8mmLCP ダイアフラム+8mm ダブルキャビティ 2WAYクロスオーバー+チタンコンポジット・ダイアフラム)+4Piezoelectric ドライバー | 周波数特性 | 20Hz-40000Hz |
---|---|---|---|
インピーダンス | 17 Ohm | 感度 | 105db |
【商品情報】GEEK WOLD GK100
» 詳細を見る
GEEK WOLD 「GK100」は
・トリプルハイブリッドドライバー
・耳にすっぽりと収まり、高い遮音性
・透明感のあるさっぱりとしたサウンド
・柔らかいフィット感の付属イヤーピースVELVET
が特徴の、エントリー価格でありながら完成度の高い有線イヤホンとなっております!ぜひ、店頭でお試しください!