専門店スタッフのQuestyle SIGMA Proレビュー。好評を博しているポータブルアンプSIGMAが正統進化!デジタル入力以外にアナログ入力端子も搭載。幅広い用途で活躍する万能ポータブルアンプの魅力を徹底解説します。
目次
Questyle SIGMA Pro | 豊富な入出力端子!万能ポータブルアンプ
Questyleとは | 日本再上陸!いま注目のオーディオメーカー
Questyle SIGMA Proの外観
Questyle SIGMA Proの付属品
Questyle SIGMA Proの特徴
Questyle SIGMA Proの音質
まとめ | 専門店スタッフおすすめポイント

今回は「Questyle SIGMA Pro」について、「SIGMA」との比較レビューをお届けします。
・USBや同軸などデジタル入力以外に4.4/3.5mmのアナログ入力も可能!豊富な入出力端子
・高感度イヤホンからハイインピーダンスヘッドホンにまで対応する出力ゲイン設定
・ややウォーム寄りなフラットサウンド。組み合わせる機器や音源の個性をそのまま表現
そんな特徴を持つDAC/Bluetooth内蔵ポータブルアンプです。
【商品情報】Questyle SIGMA Pro
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Questyle(クエスタイル)は、2012年に中国・深センで設立されたオーディオブランドです。日本市場には2015頃に本格的に参入し一度は撤退したものの、今年5月に再び日本上陸を果たしたブランドです。
10月にはDACおよびBluetooth内蔵のポータブルアンプ「SIGMA」を発売。スタイリッシュなデザインに使い勝手と音質の良さが評判となり、人気を集めています。
Questyle SIGMA レビュー | 高インピーダンスヘッドホンもしっかり鳴らす!最新ポータブルアンプ
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そんなQuestyleから、SIGMAのパワーアップ版ともいえるポータブルアンプが登場しました!それがこちらの「SIGMA Pro」です!
まずはSIGMA Proの外観から見ていきましょう。
SIGMAに引き続き設計は「形状は機能に従うべき」という”バウハウスデザイン”の理念に基づき、スマートフォンにも使われている高耐久性ガラスと航空機グレードのアルミで構成されています。
カラーラインナップは今回ご紹介しているブラックモデルのほか、シルバーも用意されています。
SIGMAと並べてみた様子がこちら。
SIGMA Proのサイズは155.7×85mm、重さは約330gとポータブルアンプとしてはやや大きめの部類に入ります。ちょっとポケットに入れて…というサイズ感ではありませんが、持ってみると意外と軽く感じます。
天板下部には、ディスプレイと4つのボタンが並びます。
ボタンは左から以下のとおり。
・OUTPUT(出力切替)ボタン→長押しでIEMモードのオン/オフ、短押しでラインアウト/ヘッドホンアウト切替
・GAIN(ゲイン切替)ボタン→High/LowおよびStudioの各モード切替(ラインアウト/HPモードのみ)
・SOURCE(入力切替)ボタン→短押しで入力の切替、長押しでBluetoothのペアリングモード
・POWER(電源)ボタン→長押しで電源オン/オフ
SIGMAでは、音量やゲイン設定などの情報がインジケーターランプでしか表示されませんでした。SIGMA Proはディスプレイが搭載されたことで、ぐっとわかりやすくなりました。
フロントパネルには、6.3/4.4/3.5mmの各出力ジャックと大きめなボリュームノブを配置。このボリュームノブも長押しすることでミュート/アンミュートの切替が可能です。
出力設定はSIGMAにはなかった高感度イヤホン向けの「IEMモード」が用意されているほか、SIGMAのHP出力モードにあたる「Studioモード」が用意されています。これはハイインピーダンス機器用のため、イヤホンでの使用は避けてください。
大きなボリュームノブを保護するため、両サイドにはボリュームガードが設けられています。
SIGMAと大きく異なるのが、なんといっても入力モードの豊富さ!
リアパネルには左から、充電専用USB-C、デジタル入出力用USB-C、同軸デジタル入力、光(角形)入力、4.4mmアナログ入力、3.5mmアナログ入力の各端子が並びます。充電用端子が独立しているので、たとえばデスクトップでSIGMA Proを使いたい場合にも”給電しながら”の使用が可能です。
さらにアナログ入力時にはデジタル入出力用USB-CからPCへつなぐと、PC側で録音モニターとしても使用できます。
本体両サイドにはなにも設けられていません。右側面にのみ技適やPSE、CEといった各種適合マークが印字されています。安全性への配慮も充分です。
背面は真っ黒な樹脂製パネルのみ。こちらには何も印字がありませんでした。
付属品は、取扱説明書、保証書、Type-C to Aの変換アダプター、Type-Cケーブル(120cm)となっています。SIGMAと違い、ポータブル向けの短いUSBケーブルは入っていませんのでご注意ください。
取扱説明書はサイズは小さいものの、しっかりと日本語でも記載されていて安心です。
DACチップにはESS社の省電力ハイパフォーマンスチップ「ES9069Q」を2基、デュアル搭載しています。これにQuestyleエンジニアが設計したオリジナルの3層増幅システム・TTAデコード構造を組み合わせることで、据え置き型アンプと同等の性能を実現しているとのことです。
Apple MFi・Qualcomm Snapdragon Sound・Sony LDAC のトリプル認証を取得しています。iPhoneを含むApple製品など、幅広いデバイスとの高い互換性もそのままです。
Bluetoothコーデックは、SBC/LE Audio/aptX/aptx HD/LDACに対応しています。
それでは、SIGMA Proの音質をチェックしていきましょう。
組み合わせるヘッドホンにはFOCAL PROFESSIONALの人気モニターモデル・Lensys Professionalを、SIGMA Proのゲイン設定はStudioをそれぞれ選択してみました。
【商品情報】FOCAL PROFESSIONAL Lensys Professional
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ややウォーム寄りのフラット傾向なサウンドバランスですが、低域も重さが伝わるような芯を感じさせるので物足りなさはありません。音場は前後左右に広がり、リスナーを中心として各音の粒立ち・位置関係もしっかり把握できる解像感を持っています。
組み合わせるヘッドホン・イヤホンの個性を邪魔することなく、素直に音源をそのまま聴かせてくれるような音作りです。
さて、ここでSIGMAとの比較試聴もしてみたいと思います。
SIGMAはより低域がスッキリとしたいわゆるモニターライクなサウンドバランスで、なおかつ音場表現も立体感より左右方向の広さを重視しているように感じます。また、出力設定は「HP」にしていますが、やはりSIGMA ProのStudioモードの方が低域表現に余裕を感じさせるように思いました。
とはいえ、一方でSIGMA Proのほぼ半分というコンパクトさは持ち運びをメインに考えている方にとってはなにものにも代えがたいストロングポイントです。出力の大きさも“あえて比較すれば”ということで、SIGMAも充分なレベルかと思います。
どちらを選ぶかは、利用シーンや各種入出力が自分にとって必要かどうかで大きく変わってくるのではないでしょうか。
Questyleの最新ポータブルアンプ「SIGMA Pro」を紹介しました。
・USBや同軸などデジタル入力以外に4.4/3.5mmのアナログ入力も可能!豊富な入出力端子
・高感度イヤホンからハイインピーダンスヘッドホンにまで対応する出力ゲイン設定
・ややウォーム寄りなフラットサウンド。組み合わせる機器や音源の個性をそのまま表現
以上の特徴を持つDAC/Bluetooth内蔵ポータブルアンプとなっています。
入力・出力とも機能が豊富なので、ポータブル用途だけでなくデスクトップでのお手軽な据え置き環境を構築したい方に特におすすめです!
SIGMA Proは本日11月28日より発売開始!デモ機も店頭にご用意がありますので、ぜひ実物をお確かめください。