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2025.09.26
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Questyle SIGMA レビュー | 高インピーダンスヘッドホンもしっかり鳴らす!最新ポータブルアンプ

Questyle SIGMA レビュー | 高インピーダンスヘッドホンもしっかり鳴らす!最新ポータブルアンプ

専門店スタッフのQuestyle SIGMA レビュー!いま注目のオーディオメーカーQuestyleから据置機クラスの高出力・高音質を持ち運べるDAC/Bluetooth内蔵ポータブルアンプが登場!その魅力を徹底レビューします。

ブログ担当スタッフ根本イメージ
▶記事担当「フジヤエービック スタッフ 根本」

イヤホン:FitEar/TG334、qdc/Anole V14-C
ヘッドホン:TAGO STUDIO/T3-01
DAP:Astell&Kern/A&ultima SP3000
などを愛用中。

商品レビューや取材、インタビューなどを担当しています。製品そのものの情報だけでなく、メーカーや開発者の"想い"もお伝えしたいと思っています。
 

Questyle SIGMAとは | 据置機クラスの高出力・高音質を持ち運べる

今回は、注目のポータブルアンプ「Questyle SIGMA」について、特徴や音質レビューをお届けします。

バウハウスデザインにもとづく機能的なデザイン
AK4493EQ DACチップと独自のカレントモードアンプをディスクリート回路で搭載
低感度/高インピーダンスのヘッドホンも駆動できる高出力
イヤホン/ヘッドホンのキャラクターをそのまま発揮するクセのない素直なサウンド

そんな特徴を持つ最新DAC/Bluetooth内蔵ポータブルアンプです。

【商品情報】Questyle SIGMA

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Questyle SIGMA商品イメージ

Questyleとは | 日本再上陸!いま注目のオーディオメーカー

Questyle(クエスタイル)は、2012年に中国・深センで設立されたオーディオブランドです。日本市場には2015頃から本格的に参入、ホイール付きのハイレゾプレーヤー・QPシリーズや据置ヘッドホンアンプ・CMAシリーズなどで人気を集めました。
その後いろいろあり日本市場から撤退…しかし今年5月、その高い技術力を活かしたロスレスBluetoothトランスミッター「QCC Dongle Pro」などの新製品をひきさげて、再び日本上陸を果たしました。

Questyle QCC Dongle Proレビュー|iPhoneでLDACが使える!Bluetoothトランスミッター

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そのQuestyleから、こんどはDACおよびBluetooth内蔵のポータブルアンプが登場!
それがこちらの「SIGMA」です!

Questyle SIGMAの画像

Questyle SIGMAの外観と付属品

フロントパネル | 本体正面

Questyle SIGMAのフロントパネル画像
透明なフロントパネル

まずはSIGMAのフロントパネルから見ていきましょう。
「形状は機能に従うべき」という”バウハウスデザイン”の理念に基づいて設計された透明なパネルと内部構造がインパクト大!

Questyle SIGMAのインジケーターランプの画像
インジケーターランプ

フロント上部にはBluetoothまたはUSBの入力ソースやゲイン設定、バッテリー残量やボリューム設定などの状況を示すインジケーターランプが配置されています。
正直あまりわかりやすいとは言えず、必要最低限の情報だけが表示されるイメージです。

操作ボタン | 本体左側面

Questyle SIGMAの操作ボタンの画像
本体左側面のボタン

本体左側面には電源、ボリューム+/-、入力切替の各ボタンと、ゲイン変更、IEM/HP出力、操作ロックの各スライドスイッチが並んでいます。IEM/HP出力というのは他の機器ではなかなか見かけませんが、これは「高感度・低インピーダンスのイヤホン・ヘッドホン」を使う際にはIEM側に、「低感度・高インピーダンスのイヤホン・ヘッドホン」を使う際にはHP側にそれぞれ設定します。

入出力端子 | 本体下部

Questyle SIGMAの入出力端子の画像
本体下部の端子

本体下部には充電用Type-C端子、DAC入力用Type-C端子、3.5mmおよび4.4mmのヘッドホン端子が並びます。充電しながらPCなどとUSB接続して使用することもOKです。

ブランドロゴ・モデル名 | 本体背面

Questyle SIGMAの本体平面の画像
背面には各種ロゴ

背面はブランドロゴやモデル名、搭載するBluetoothコーデックのロゴが記載されています。
なお、本体上部および右側面には、なにも配置されていません。

付属品

Questyle SIGMAの付属品の画像
付属品

主な付属品はType-Cケーブル(120cmと12cmの2本)、Type-C to Aの変換アダプターとなっています。これらは元箱の裏ブタ部分に入っていますのでご注意ください。
このほか、取扱説明書(日本語記載あり)と保証書が同梱されています。

Questyle SIGMAの特徴

DACチップ | 高出力を実現

Questyle SIGMAの内部の画像
DACチップ

内蔵するDACチップはAKM製AK4493EQ、さらにアンプ部にはQuestyle独自の技術であるカレントモードアンプをディスクリート回路で搭載しています。このカレントモードアンプにより、ピーク電流2A、バランス出力は1200mW@32Ωと高いドライブ性能を実現しました。
こうしてアップで見ると、まるでどこかの街並みのようですね。

MFi認証 | Apple製品との高い互換性・安全性

Questyle SIGMAのMFi認証の画像
MFi認証を取得

Questyle SIGMAはQCC Dongle Proなどと同じように、Apple製品との互換性・安全性を保証する”MFi認証”を取得しているので、iPhoneユーザーの方は特に安心してお使いいただけます。

Bluetooth入力 | 高音質コーデックに対応

Questyle SIGMAのBluetooth対応の画像
Bluetooth入力もOK

Bluetooth入力で手軽に使うことも可能です。対応コーデックはSBC/LE Audio/LDAC/aptx Adaptive/aptX /aptx HDとなっています。

Questyle SIGMAの音質レビュー

それでは、SIGMAの音質をチェックしていきましょう。
SIGMAにはゲイン設定だけでなく、「低感度・高インピーダンス」向けのHP出力スイッチがあります。その実力を試す意味でも、470Ωという入インピーダンスのプロ向けモニターヘッドホンAudio-Technica ATH-R70xaを組み合わせてみました。
SIGMAの設定はゲイン:High、IEM/HP:HPとしています。

【商品情報】Audio-Technica ATH-R70xa

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Audio-Technica ATH-R70xa商品イメージ
Questyle SIGMAとATH-R70xaの画像
SIGMAとATH-R70xa

やや硬質でシャープ、クセのない明るく素直なサウンドで接続するイヤホン・ヘッドホンのキャラクターをそのまま発揮できるような音づくりになっています。高域の伸びもしっかり感じられますが過度な刺激はなく、明瞭な中域とタイトな低域も加わり耳にスッと入ってくるような澄み切った音が味わえます。

今回組み合わせたATH-R70xaは、インピーダンス470Ω・出力音圧レベル97dB/mWといわゆる”鳴らしづらい”ヘッドホンですが、さすがに高出力を謳うだけあってパワー不足の環境で鳴らした時のような低域のゆるさや曇り感などはなく、しっかりとドライブしている印象です。ヘッドホン派の方も安心して使えるポータブルアンプかと思います。

また、スマートフォンとBT接続(LDAC)して試聴もしてみました。
全体的な印象はUSB接続時と変わらないものの若干低域の出方が丸く、柔らかくなったように感じます。USB接続時にはボーカルものなどがちょっとスッキリ、アッサリしすぎるところもあったので、出音の違いで接続方法を変えてみても面白いのではないでしょうか。

まとめ | 専門店スタッフおすすめポイント

今回は、いま注目のオーディオメーカーQuestyleの「SIGMA」を紹介しました。

バウハウスデザインにもとづく機能的なデザイン
AK4493EQ DACチップと独自のカレントモードアンプをディスクリート回路で搭載
低感度/高インピーダンスのヘッドホンも駆動できる高出力
イヤホン/ヘッドホンのキャラクターをそのまま発揮するクセのない素直なサウンド
このような特徴を持つ最新DAC/Bluetooth内蔵ポータブルアンプです。

Questyle SIGMAは本日よりご予約受付開始、発売は10月10日を予定しております。店頭デモ機も近日中にご用意予定です。
イヤホン派の方はもちろん、特に外出時もヘッドホンを使いたいという方におすすめしたいポータブルアンプです。ぜひチェックしてみてください!

【商品情報】Questyle SIGMA

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Questyle SIGMA商品イメージ

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