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2023.10.06
オーディオ豆知識,

イヤホンの掃除の仕方を解説 | お手入れをして音質低下を防ごう

イヤホンの掃除の仕方を解説 | お手入れをして音質低下を防ごう

毎日使うイヤホンは、知らず知らずのうちに汚れが溜まってきてしまい、お手入れをしないと音質低下の原因となります。オーディオ専門店スタッフがイヤホンの掃除の仕方をインナーイヤー型、カナル型、ワイヤレスイヤホン、有線イヤホンに分けて解説します。

フジヤエービック店舗イメージ
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イヤホン汚れの原因

耳垢や手垢汚れ

ワイヤレスイヤホンをケースから取り出す画像

目に見えて気になるのは耳垢汚れではないでしょうか。イヤホンは、耳の穴に入れて装着する構造のため、やはり一番汚れやすい部分です。また、耳の中も汗をかきますので皮脂汚れも付いています。さらに、イヤホンのボディ部分を手に取って装着しますので手垢も付いてしまっています。

ほこり汚れ

イヤホンケースのUSB接続部分の画像

イヤーピースやUSB端子の接続部分などはほこりが溜まりやすい部分です。また、イヤホンケーブルには手垢や洋服の繊維やほこりなどの汚れが付いています。

イヤホンに限らずですが、一般的な電子機器は、ほこりや湿気が内部に入り込んでしまうと故障の原因となってしまうことがありますので注意が必要です。

金属部分の表面の酸化

イヤホンプラグの画像

イヤホンと再生機器とをつなぐ唯一の接点であるイヤホンプラグやワイヤレスイヤホン本体を充電するためのワイヤレスイヤホン充電ケースの接点は金属でできています。そのため時間の経過とともに表面が酸化して錆びた状態となってしまいます。光沢がなくなり曇っているように見えたらしっかりと掃除が必要なサインです。

汚れをほっておくと音質低下の原因に

イヤホン汚れの原因を紹介してきましたが、汚れた状態で放っておくとどうなるのでしょうか。イヤホンの耳垢や皮脂汚れがイヤホンの音が出る部分に汚れが溜まってしまうことで音が聞こえにくくなってしまったり、内部に入り込んでしまうと故障の原因となってしまうことがあります。

また、金属でできているイヤホンプラグや充電するための接点部分が錆びていたり、汚れたりしていると、接続が悪くなってノイズが発生するなど音が適正に再生されなくなったり、ワイヤレスイヤホンにおいてはきちんと充電がされないということがあります。

このようにイヤホンの汚れは不衛生なだけでなく、音質やバッテリーにも影響が出ますので、こまめに掃除・お手入れを心がけましょう。

ここからは、インナーイヤー型、カナル型、ワイヤレスイヤホン、有線イヤホンに分けて掃除の仕方を解説していきます。

インナーイヤー型イヤホンのお手入れ方法

インナーイヤー型イヤホンは、イヤホンを耳にひっかけて装着するタイプのイヤホンです。カナル型と違い、音が出る部分にイヤーピースが無いためお手入れもしやすいといえるでしょう。

イヤホン本体をお手入れ

インナーイヤーボディを拭き取る画像

イヤホンの本体部分はウエットティッシュなどを使って汚れを拭きとります。肌に触れる部分ですので清潔にしておきましょう。素材によってはアルコールの使用がNGのものもありますので、事前に確認しておくと安心です。

音が出るメッシュ部分をブラッシング

ブラッシングしている画像

音の出口となるメッシュ部分は柔らかいブラシなどを使って優しく掻き出します。歯間ブラシなどを使ってもOKです。

カナル型イヤホンのお手入れ方法

カナル型イヤホンは音の出る部分に耳栓型のイヤーピースを耳の中に入れるようにして装着し、耳の穴を密閉状態にするタイプのイヤホンです。イヤーピースは取り外して掃除ができるようになっています。

イヤーピースを外して拭き取り・手洗い

イヤーピースを外して拭き取る画像

イヤーピースを取り外したらウエットティッシュなどで拭き取ります。イヤーピースの裏側にも汚れが溜まっている場合がありますので、裏返して拭き取ります。

シリコンタイプのイヤーピースは水洗いが可能ですが、フォームタイプのイヤーピースは水洗い不可です。また、ゴム製のイヤーピースはアルコールを使用すると劣化してしまうことがありますので、ノンアルコールのウエットティッシュを使用しましょう。素材によって適した方法が異なりますので確認をしておくと安心です。

イヤーピースを取り外して音が出るメッシュ部分をブラッシング

ブラッシングしている画像

インナーイヤー型イヤホンと同じく、音が出るメッシュ部分を優しくブラッシングします。

ワイヤレスイヤホンのお手入れ方法

イヤホンの本体部分の掃除については説明した通りですが、ワイヤレスイヤホンの場合は充電ケースのお手入れも重要になってきますので解説していきます。

ケース内の汚れを落とす

ケース内を掃除している画像

イヤホンケース内も汚れが溜まりやすい場所のひとつです。耳垢やほこりは綿棒やウエットティッシュなどを使って拭き取りましょう。

充電ケース・イヤホン本体の接点を掃除する

ケース内の接点を掃除している画像

金属でできている充電ケース、イヤホン本体の接点は乾いた綿棒などを使ってからぶきをしましょう。洗剤などを使用すると故障してしまう可能性があります。

ワイヤレスイヤホンの接点部分を掃除している画像

また、傷が付いてしまうと接触不良などの原因となりますので優しく掃除しましょう。

充電ケースのUSB接続部分を掃除

USB接続部分を掃除している画像

USB接続部分は実は細かいゴミやほこりが溜まりやすい部分です。爪楊枝など細い棒を使用して取り除きます。エアダスターを使って吹き飛ばす方法もおすすめですが、息を吹きかけるのはNGです。
掃除する際に金属部分を傷つけないように注意しましょう。

有線イヤホンのお手入れ方法

ワイヤレスイヤホンと同様にイヤホン部分は説明した通りですが、有線イヤホンはケーブルとプラグの掃除が必要になりますので解説していきます。

ケーブルの汚れを拭き取る

イヤホンケーブルを掃除している画像

ウエットティッシュや湿らせた布などでケーブルの端から指で挟んで引っ張っていきます。汚れているようには見えなくても、ティッシュが真っ黒になってビックリすることでしょう。 アルコールを含んだウェットティッシュでもよいですが、拭いた後は乾燥跡を残さないために、すぐに乾拭きをしましょう。

プラグ部分の汚れを拭き取る

プラグをメガネ拭きで掃除している画像

プラグ部分は、メガネ拭きやクリーニングクロス、綿棒を使って汚れを拭き取ります。基本は乾拭きをしましょう。一度、酸化が進んでしまうと、復活剤なしではきれいな状態に戻すことは難しいため、普段からこまめに乾拭きをしておくことをおすすめします。

掃除グッズを使うのもおすすめ

綿棒やメガネ拭きなど、家にある物でできるイヤホンの掃除方法を紹介してきましたが、イヤホンに付属しているブラシやイヤホン用の掃除グッズを使用することもおすすめです。

音の出る部分を掃除しやすい形状のブラシや柔らかい棒状のブラシなど掃除しやすいグッズとなっています。通販などで安く手に入りますので、普段のお手入れにぜひご活用ください。

スタッフおすすめ!接点復活材で接続を改善

金属でできている接点部分やイヤホンプラグは、通常乾拭きでじゅうぶんですが、いったん曇るとなかなかきれいにはなりません。研磨剤を含んだ磨き材などは使用不可です。市販のオーディオ端子用のクリーナーを使用しましょう。


スタッフおすすめの接点復活剤、接点クリーナーはアンダンテラルゴ社の製品「TMD」です。最近音に変化が出てきたなという方はぜひ一度お試しください。

【商品情報】Andante Largo Super TMD 3ml STMD-3

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まとめ

・イヤホンの汚れは耳垢・皮脂・手垢・ほこり、金属の酸化が原因
・汚れが原因で音質低下につながることがある
・イヤホン本体はウエットティッシュやメガネ拭きで拭き取り
・メッシュ部分は優しくブラッシング
・イヤーピースは取り外して掃除
・ワイヤレスイヤホンは接点の掃除を忘れずに
・掃除グッズ、接点復活材がおすすめ!
こまめに掃除をして清潔に快適な音を楽しみましょう。

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