専門店スタッフも大注目!qdcの5万円台からオーダーできるカスタムIEM、DEBUT-CL/CSを実際にオーダーし完成品が到着しました!エントリーモデルとは思えないクオリティにスタッフも感動!音質や装着感など徹底レビューします!
目次
5万円台でオーダーできる注目のカスタムIEM
カスタムIEMとは
qdcとは
カスタムIEMのメリット・デメリット
DEBUT-CL/CSとは
DEBUT-CLレビュー
DEBUT-CSレビュー
DEBUT-CL/CSはこんな人にお勧め
カスタムIEMを初めてオーダーされる方へ
まとめ
「qdcのプロフェッショナルサウンドをより多くの方へ」というコンセプトのもと開発されたDEBUT-CL、そしてDEBUT-CS。その価格はなんと5万円台!カスタムIEMは高い!というこれまでの常識を覆すお手頃さで登場しました。
オーディオファンの方はもちろん、「これからカスタムIEMを作ってみたいな」と考えていたカスタムIEM初めての方も、注目しているのではないでしょうか? 実は、カスタムIEMが大好きな専門店スタッフである私も、その登場を心待ちにしていました!
今回、なんと特別に阿部が『CL』を、私が『CS』を実際にオーダーし、完成品が手元に届きました! 専門店スタッフの視点から、フィット感、遮音性、そして試聴機との音の違いまで、徹底的にレビューしていきます。
【商品情報】qdc DEBUT-CL
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【商品情報】qdc DEBUT-CS
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カスタムIEMは、「カスタム・イン・イヤー・モニター(Custom In-Ear Monitor)」の略称で、イヤモニやカスタムイヤホン、オーダーメイドイヤホンとも呼ばれます。これらは全て同じ、自分の耳の形に合わせて作る、唯一無二のイヤホンを指します。
最大の魅力は、ご自身の耳型を元に制作されるため、抜群のフィット感と遮音性を得られること。さらに、数多くの豊富なデザインオプションの中から、自分だけのオリジナルデザインを選んでオーダーメイドできるため、世界に一つだけの特別なイヤホンを手に入れられます。
一方、一般的な既製品のイヤホン(専門店ではユニバーサルイヤホンと呼ぶことが多いです)は、デザインが固定されており、イヤーピースを装着して誰でも手軽に音楽を楽しめるのが特徴です。
qdcは2015年に設立され、中国・深圳に拠点を置くオーディオブランドです。エントリーモデルでありながら本格的な楽曲再生を可能にしたSuperiorや、異次元のサウンドクオリティで人気を博したフラッグシップイヤホンEMPERORなど、幅広いモデルを展開しています。オーディオファンはもちろん、これから音にこだわりたいという方まで、多くのお客様に支持されています。
EMPERORは、カスタムIEMモデルとユニバーサルモデルがありますが、カスタムIEMモデルを実際に作成した専門店スタッフのレビューを掲載していますので、こちらもぜひ、チェックしてみてくださいね。
qdc EMPEROR-C レビュー | オールジャンルにハイレベルな音を楽しめる最新フラッグシップIEM
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ユーザー一人ひとりの耳型に合わせて作成するため、抜群の装着感が得られます。これにより高い遮音性を実現し、街中や電車の中といった騒音に囲まれた環境でも、音楽の世界に深く没頭できます。少ないボリュームでもしっかりと音楽を聴けるので聴覚保護にもなります。
シンプルなトランスルーセントやソリッド素材から、ウッドやカーボンといった特別な素材まで。豊富なデザインラインナップから、あなただけの唯一無二のイヤホンを作製できます。
カスタムIEMは、耳型をもとに一つひとつ手作業で作成するため、納期がかかります。ラボの混雑状況にもよりますが、3〜4ヶ月ほどかかる場合もあります。また、価格も高価なモデルが多く、中には100万円を超える製品も存在します。
耳型をもとに作成するものの、フィット感の微調整(リフィット)が必要になるケースもあります。
装着感には個人差があり、体調によってはフィット感が変わることもあります。
プロの現場で多くの信頼と実績を誇るqdcのイヤモニを数多くの方に使ってもらうように新規開発されたコンセプトモデルです。搭載されているドライバーは、10mm径のダイナミックドライバー1基のみというシンプルな構成です。振動版には、頑丈かつ軽量で変形しにくいのが特徴のチタンコートが採用されています。
ライブやステージモニター用に開発されているため、音声やクリック音、そして音程が非常に聴き取りやすいモデルです。また、ダイナミクスの表現力に優れ、低域の主張が強いため、ノリ良く楽しく音楽を聴きたい方にもお勧めです。
【商品情報】qdc DEBUT-CL
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各帯域の主張を抑えたフラットなサウンドが特徴で、癖がなく聴きやすいモデルです。モニター用途としてはもちろん、リスニングで様々なジャンルの音楽を聴く方にもお勧めです。
【商品情報】qdc DEBUT-CS
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ドライバー | ダイナミック型(カスタマイズド10mm径シングルフルレンジ) | ドライバー数 | 1DD / 1ドライバー(片側) |
---|---|---|---|
周波数応答範囲 | 10 – 40,000 Hz | 入力感度 | 110 dB SPL/mW |
インピーダンス | 50Ω | ケーブル/プラグ | 4芯銀メッキ銅DEBUTケーブル、3.5mmステレオミニ |
全体的にウォーム系で柔らかい音の為、音量を上げていっても高音域が鋭く耳にささるといった事はありませんでした。それでいてボーカルは楽器隊よりも前に出ているような、分離しているような感覚で明瞭に聴き取ることが出来ます。
今回カスタムIEMが手元に届いてから様々な楽曲で聴きこんでみたのですが、どの音源も不思議とライブ会場で聴いているような臨場感が出て、とても楽しく聴くことが出来ます。
もう一つ所有しているカスタムIEMと比較すると、ノズル部が若干長めで耳の奥までしっかりと入り込むような感覚があります。一度装着するとピッタリはまり込むので、違和感もなく遮音性も非常に高いです。
①迫力のある低域と透明度の高いサウンド
②ライブ会場で聴いているような臨場感が楽しめる!
③完璧なフィット感と優れた遮音性
試聴機と比較して、ベースラインの動きがより明瞭かつクリアに、しっかりと聴き取れるようになりました。音の距離感も近く感じられるため、少ないボリュームでも細部まで楽しめます。音色の傾向は、ドライで淡白なサウンドです。しかし、この癖のないナチュラルなサウンドは、様々な楽曲と組み合わせてもその魅力を引き出し、飽きさせません。モニターイヤホンとしてだけでなく、リスニングでフラットなサウンドを好む方にも、お勧めしたいモデルです。
今回は、搭載されているダイナミックドライバーが見えるように、左右ともにクリアシェルにしました。透明度の高いシェルで、気泡等もなく、クオリティはとても高いです。軽くて楽なフィッティングで、長時間の試聴でも疲れにくそうです。他のカスタムIEMと比較するとノズル部分は短めで奥までみっちりと入るような窮屈な感じはしませんでした。軽めな快適な装着感ではありますが、歩いていても、首を動かしても、ずれることはありません。
①耳への圧迫感が少ない快適な装着感
②透明度の高いシェル
③エントリーモデルとは思えないプロフェッショナルモニターサウンドを手軽に楽しめる
・ライブ会場のような臨場感をイヤホンで味わいたい!
・迫力ある低音と明瞭なボーカルを重視したい!
・長時間聴いても聴き疲れしにくい、ウォームで柔らかなサウンドが好き!
・ボーカル・楽器どちらも楽しみたい!
・フラットサウンドで癖がないナチュラルサウンドが好き!
・きつくもなく緩くもない快適なフィット感が良い!
カスタムIEMはオーダーメイドの一点もののため、万が一初期不良があった場合でも基本的に修理での対応となり、既製品のような返品・返金・交換はできませんのでご注意ください。また、もし装着感が合わなかった場合、「リフィット」と呼ばれる再調整が可能ですが、その納期はオーダー時と同様に2〜3ヶ月かかる場合があります。
専門店スタッフ注目のqdcのDEBUT-CL/CSは、カスタムIEMを初めて作成される初心者の方にお勧めのサウンドチューニングと製品クオリティです。実際に使用してみて、シェルのクオリティ・装着感の良さ・音質の良さ、全てにおいて、エントリーモデルとは思えないハイレベルなクオリティだと実感しました。さすが、プロの現場で支持されているメーカーですね。メーカーの技術力の高さが感じられました。
店頭にデモ機ありますので、是非、ご試聴下さい。また、店頭でオーダーいただいた方には提携の補聴器店で耳型が無料採取できるチケットも差し上げておりますので、ぜひご活用ください。
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