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2025.03.26
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水月雨 (MoonDrop) 流星 - METEOR レビュー | 隕石を組み込んだ唯一無二の個性派イヤホン

水月雨 (MoonDrop) 流星 - METEOR レビュー | 隕石を組み込んだ唯一無二の個性派イヤホン

水月雨 (MoonDrop) 流星 - METEORのオーディオ専門店スタッフレビューです。ダイナミック、平面、BAの3種類計7基のドライバーを搭載。フェイスプレートは、隕石を使用したという唯一無二の非常に個性的なイヤホンを詳しく紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
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水月雨 (MoonDrop)とは

水月雨 (MoonDrop)は、2015年に設立・2017年に日本市場へ本格上陸をはたした中国のイヤホン・ヘッドホンブランドです。それまでの「安かろう悪かろう」という中国製イヤホンのイメージを高度な製造技術と優れた音質でガラリと塗り替え、今なお中国イヤホンブランドのトップランナーとして多くのファンから支持されています。

お安いものでは3,000円足らずのお手頃イヤホンから、お高いものではなんと純度92.5%の銀製ハウジング・お値段約47万円というイヤホン・Solis 2まで、非常に幅広い価格帯の製品ラインナップを誇るブランドでもあります。

水月雨 (MoonDrop) Solis 2 レビュー | 高級素材シルバー925製ハウジングの有線イヤホン

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 水月雨 (MoonDrop) Solis 2 レビュー | 高級素材シルバー925製ハウジングの有線イヤホン ブログイメージ

そんな水月雨 (MoonDrop)から、またひときわ個性的な有線イヤホンが本日国内デビュー!それがこちらの「流星 – METEOR」(以下「流星」)です!

流星 - METEOR本体
流星 - METEOR

今回はこの流星について、その特徴と音質をお届けしたいと思います。

流星 - METEORの特徴

まずはパッケージ開封です。美麗なイラストがあしらわれたスリーブを外して純白のボックスを開けると、フェイスプレート部にキズ防止のフィルムが貼り付けられた流星のハウジングが姿を現わします。

ジュエリーや腕時計を参考にしたこのパッケージングも、水月雨 (MoonDrop) が以前から得意としている部分ですね。

流星 - METEORを開封した様子
開封した様子

付属品

こちらが流星の内容物一覧です。イヤホン本体に、2種類のイヤーピース、キャリングケース、ケーブルおよび交換式プラグ、取扱説明書とイラストカードが入っています。

流星 - METEORの内容物一覧
内容物一覧

イヤーピース

イヤーピースはサラサラとした手触りのグレータイプと、ややペタペタと手に貼りつく感覚のクリアータイプの2種類(各3サイズ)が付属します。

流星 - METEORに付属する2種類のイヤーピース
2種類のイヤーピースが付属

ケーブル

リッツ構造銅と銀メッキ銅を採用した新設計のケーブルは、プラグ交換式となっています。プラグはネジ留めで固定するので不意に外れる心配もなさそうです。

流星 - METEORのケーブルはプラグ交換式
ケーブルはプラグ交換式

イヤホン本体

イヤホン本体も見ていきます。「流星 – METEOR」の名にふさわしく、なんと”スライスされた隕石”を使用したフェイスプレートを採用しているのもこのモデルの大きな特徴です。

隕石に含まれるカマサイトやタエナイト(テーナイト)といった鉱物が数万年に1℃ずつ冷却されることで、この「ウィドマンシュテッテン構造(独:Widmanstätten-Struktur)」と呼ばれる幾何学模様の結晶構造が生まれるのだとか。

隕石と同じく、この流星のフェイスプレートも同じものが存在しない、ひとつひとつ異なる模様となっています。

流星 - METEORのフェイスプレート
隕石から作られたフェイスプレート

ケーブルコネクタとシェル

ケーブルコネクタはフラット2pin(0.78mm)、ステム(軸)は太めで”返し”のないタイプとなっているため、付属品以外のイヤーピースを装着する際にはご注意ください。

厚みのある樹脂製のシェルは一見真っ黒のように見えますが、ところどころ透明度が高く光に透かすと綺麗に輝きます。

流星 - METEORのシェル
厚みのあるシェル

ドライバー

このシェルの中には、
13mm 大型低音域用ダイナミックドライバー …1基
高音域用マイクロ平面駆動ドライバー…4基
中音域用バランスドアーマチュア…2基

と、3種類・計7基ものドライバーが搭載されています。

高域用に平面ドライバーを採用する例は珍しくありませんが、さすがにそれを4基も積むという構成はまだまだ多くはありません。

さらに、先にご紹介したフェイスプレートを低音域用ダイナミックドライバーのリアキャビティに配置することで、”隕石”という素材そのものを音響設計にも組み込んでいるとのことです。

流星 - METEORのドライバーのイメージ
3種類・計7基のドライバーを搭載

流星 – METEORの音質レビュー

それではいよいよ音質チェックです。プラグを4.4mmに換装し、Astell&Kern KANN ALPHAと組み合わせて試聴してみます。

流星 - METEORとKANN ALPHA
流星 - METEORとKANN ALPHA

張りのある鮮やかな高域と、ややドライ目ながらリスナ―の目の前に迫ってくるボーカル域を中心とした中域とが特徴的な音づくりです。低域はタイト目で量感より質感重視、ビシッとしたアタック感がノリの良さを演出しています。”平面ドライバー4基”というスペックから高域が強く出過ぎるのではないか?という心配もありましたが、それが嫌な刺激を生むほどではないレベルでコントロールされているあたりに水月雨 (MoonDrop)の長年培ってきたチューニング技術の高さを感じます。

このほか左右に広い音場、定位感の良さなど性能の高さも充分ですが、なんといっても隕石製フェイスプレートという他のモデルにはない強力な個性も合わさり、音質面・仕様面ともこの流星ならではの楽しさが味わえるイヤホンとなっています。

製品仕様

ドライバー構成1DD+2BA+4Planar再生周波数帯域9Hz~35,000Hz
感度120dB/Vrms(@1kHz)インピーダンス18.5Ω±15%(@1kHz)
コネクタ0.78mm 2Pin交換可能プラグ3.5mm ステレオミニ、4.4mm バランス

【商品情報】水月雨(MoonDrop)流星 - METEOR

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水月雨(MoonDrop)流星 - METEOR商品イメージ

まとめ

中国イヤホンブランドのトップランナー・水月雨 (MoonDrop)がリリースするイヤホン「流星 - METEOR」は、
・モデル名にふさわしい”隕石製”のフェイスプレート採用
・ダイナミック+平面+BAの3種類・計7基ものドライバーを搭載
・張りのある高域と迫りくるボーカル、奇抜なドライバ構成ながら見事にコントロールされたチューニング
など、カスタムIEMとはまた違った意味で”唯一無二の個性的なイヤホン”に仕上がっている製品です。

流星 – METEORは本日より発売開始、もちろん店頭試聴機もご用意しておりますので、ぜひ店頭でお試しください!

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