今回は、1セットの機器だけでシアターサウンドを楽しむEXOFIELDワイヤレスシアターシステム、Victor XP-EXT1をご紹介します。
このところ新製品の無かったワイヤレスサラウンドヘッドホンの世界に、1月のCES2020で発表されていた新しい次元を切り開くモデルが登場します!
その名はVictor XP-EXT1!
2.4GHz/5GHzデュアルバンドの7.1ch対応ワイヤレスサラウンドヘッドホンです。とはいえ、この手の製品はもう何年も前から大手各社が販売していますね。
ではJVC XP-EXT1の、何が新しい次元なのでしょう?新しい技術開発がこちら、EXOFIELD (エクソフィールド)!
既に2chヘッドホンでは実用化されている、耳と音響特性の測定により一人一人の聴こえ方に合った特性をチューニングする、いわば「音のパーソナルカスタイマイズ」をサラウンドヘッドホンの領域にまで広げて、ヘッドホンリスニングでありながらサラウンドスピーカーで聴いているような音場の拡がりを実現するという技術です。
まずヘッドホンを装着した状態でユーザーの特性を測定。そのデータをスマホアプリ内の既存データと比較し、ユーザーの特性にマッチするデータを確定。
データは4パターンまでメモリー出来るので、家族などでシェアする際にも便利です。
しかしこの手のものは、聴いてみないと始まらない!ので、JVCケンウッドの方のご厚意で事前にXP-EXT1をお借りし、フジヤエービックスタッフがEXOFIELD技術を体験してみました!
XP-EXT1をスタッフが装着し事前に測定・パターン確定とメモリーをした状態で、ブルーレイを視聴してみます。
ちなみにブルーレイだけではなくNetflixなどストリーミングサービスのDolby AtomosやDTS:Xにも対応しますので、おうちでの映画などの視聴がますます楽しくなります!
ヘッドホンのハウジング内部。プロセッサーから出る信号をヘッドホンで流しながら、この中にあるマイクで反射音を拾い測定します。
ヘッドホンはとてもしっかりしたものでありながらフカフカなクッション。これなら映画1本見ても疲れを感じにくいなと思います。
プロセッサー部はごらんの大きさで、特性の測定時のみは付属の専用ケーブルでプロセッサーとヘッドホンを接続します。
元箱はこんな感じ。
音場の拡がりが従来のサラウンドヘッドホンより大きくはっきりしているのは一発で分かりますが、それよりも音の聴こえ方が、かなり凄い!
例えば映画ではよく重低音が入っており、生半可なシアタースピーカーでは再生が大変なためサブウーファーを追加したりしますが、XR-EXT1は単体でサブウーファー領域までリアルに再生し、物凄い迫力が楽しめます。大音量でスピーカー鳴らせなくても、これなら存分に映画の音を楽しめますね。
2chの音楽や5.1chサラウンドソースなども、7.1.4chに変換するアップミックス機能が搭載されており、音楽ソフトを見てみましたが、これも素晴らしくリアル感が増します。
また、プロセッサー部ではシネマ/ミュージック/ゲーム/カスタムの4つのサウンドパターンが選択可能になっています。
XP-EXT1の発売予定は2020年8月上旬(8日頃との事)。ギリお盆に間に合います!フジヤエービックでは本日より予約受付を開始するとともに、近日中に中野ブロードウェイ3Fの店舗でXP-EXT1を体感できる試聴デモを設置します、お楽しみに!(お盆期間も無休営業:10:30-20:00)
(07/27追記) ご予約多数のため、お客様へのお渡しを最優先とさせていただきますので試聴デモ機の設置は当面見送らせていただきます。
ご試聴を楽しみにされていたお客様には大変申し訳ございません。