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2020.07.16
専門店・プロレビュー,

HIFIMAN DEVAは高コスパな平面振動版アナログバランスのワイヤレスヘッドホン

HIFIMAN DEVAは高コスパな平面振動版アナログバランスのワイヤレスヘッドホン

昨年末に海外で姿を見せていた、平面振動板ヘッドホンのパイオニアともいえるメーカー、HIFIMAN(ハイファイマン)の話題の新製品、ついに日本上陸!今回はHIFIMAN DEVAをご紹介します。

■この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
フジヤエービックは販売・下取・買取をWEBサイトでスピード対応。1,000点以上の中古在庫検索、最新のヘッドホン・イヤホンの購入、オーディオプレーヤーやハイレゾ対応機器などのお悩み相談、下取・買取についてなどお気軽にお問い合わせください。
■SHOP INFORMATION
店舗(東京・中野ブロードウェイ3F)案内は こちら
オンラインストアは こちら

HIFIMAN DEVA

ハイファイマンジャパンの公式プレスリリースでは、"DEVA"の意味について"DEVA とはサンスクリット語で「天国のような」という意味です。"とありますが、日本語ではどちらかというと「神」と訳されます。
中国では「天」の意味で訳されるので「天国のような」でも間違いではありません。ビートルズの名曲"ACROSS THE UNIVERSE"の中に、"Jai Guru Deva Om"という歌詞がありますが、その"DEVA"のことです。
最近は日本語でも「神◎◎」という言葉が良く使われますが、その「神」は「天国のような」に置き換えても意味が通るので、そんな意味を持たせているんですね。

では、このヘッドホンの何が「神」なのか?

1.価格が「神」。

平面振動型(Planar-Magnetic)タイプヘッドホンは,ミクロン単位の極薄振動板の製作に高い精度を要することや、極薄の振動板(だから信号にリニアに反応でき、いわゆる「トランジェント特性が良い」ものになる)の保護などに高い技術を要するため、高価なものになりがちです。
例えばHIFIMANのフラッグシップモデル "SUSVARA" は、715,000円します。

HIFIMAN SUSVARA
HIFIMAN SUSVARA

ところが今回の"DEVA"のお値段は、なんと33,000円!
驚異の低価格化は、平面振動版素材に新たに"NsD (Neo supernano)"振動板を使用したり、パーツ構成を再検討したりすることで実現しました。
しかも、この後に紹介する機能も入れてのこの価格にもっと驚くことになります!

HIFIMAN独自の技術

ユニックな振動板構成

2.対応が「神」。

こちらの写真、あれ?片側のハウジング部下に黒いものが・・・

HIFIMAN DEVA

これがDEVAの大きな特徴、DEVA付属品の"Bluemini"です。

HIFIMAN DEVA Bluemini

Bluemini

ヘッドホン入力ジャック部に合わせて差し込む、外付けタイプBluetoothレシーバーユニット。
かつてULTRASONEのPerformanceシリーズが同様のオプションを展開していましたが、このBlueminiは恐るべき進化を遂げたユニットとなっています。

HIFIMAN DEVA

Bluetoothは、ハイレゾ級伝送を実現するaptX HD / LDACまでカバー。平面振動板の高音質を損ねない、現在最高級のワイヤレス伝送を実現しました。

HIFIMAN DEVA

HIFIMAN DEVA

Blueminiは、単なるワイヤレスアダプタではありません。
むしろBluetoothレシーバー内蔵のポータブルDACヘッドホンアンプと言ったほうが間違いありません、USBケーブルによるワイヤードデジタル入力で24bit/192kHzの信号をデジタルダイレクト入力できます。
しかもヘッドフォンアンプ部はポータブルタイプとは思えない高出力・高解像度で、能率の低い平面振動板をしっかり鳴らず実力を持っています。
※真空管はイメージ(HIFIMANには Shangri-la Jr. など真空管アンプ構成の製品が存在します)で、BlueMiniには使用されていません。

HIFIMAN DEVA

HIFIMAN DEVA

そしてもちろんBlueminiを外して、電子回路のない完全なアナログヘッドホンとして使用できます。
本体入力端子は3.5mm4極のバランス対応となっているので、今後対応のバランスケーブルが出てくると思います、その際はアナログバランス接続でも楽しめます。
ヘッドホン部の主な公称仕様は、次の通りです。
周波数特性 20Hz-20KHz
インピーダンス 18Ω
感度 93.5dB
重量 360g
Bluemini 公称仕様
重量 25g
バッテリー持続時間 約 7~8 時間
コーデック LDAC,aptx-HD,aptx,AAC,SBC

このBluemini(残念ながらハウジング形状が合わないと使えないため、今のところDEVA専用となります)が付属しての、33,000円。これは平面振動板タイプを超えて単なるワイヤレスヘッドホンとしても、相当コスパの高いモデルになります。
このように、アナログ/デジタル/ワイヤレスの各入力に対応し、しかもそれぞれがオーディオファイル視線で見てもハイレベルな対応をしています。デジタルユニットの完全分離、などもオーディオの世界では受け入れられるアイデアですね。

まとめ

HIFIMAN DEVA Bluemini

いかがですか、DEVA。さらにフジヤエービックでは、ご購入時にお手持ちのオーディオ製品を下取りに出して頂くと、下取品の査定額も通用よりアップされる上に他の特典もあります。
HIFIMAN DEVAの発売は、2020年7月23日(木)。フジヤエービックでは本日よりHIFIMAN DEVAのご予約受付を開始し、発売日までには中野ブロードウェイ内の店舗に試聴用デモ機を配備致します。(店舗営業時間は10:30-20:00)

(07/22追記) 現在非常に多くのご注文をいただいており、お客様への商品お渡しを最優先とさせていただきますため試聴用デモ機の展示は8月の2次入荷以降とさせていただきます。
楽しみにされていたお客様には大変申し訳ございません。

HIFIMAN DEVA

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