HiFiMAN Audivinaをオーディオ専門店スタッフがレビューします。スタジオモニターヘッドホンとしても活用できる緻密なディティール表現と明瞭で明るくパワフルなサウンドの木製のイヤーカップが特徴的な密閉型ヘッドホンを詳しく紹介します。
目次
HiFiMANの特徴
Audivinaの特徴(外観的な)
Audivinaの装着感レビュー
Audivinaの音質レビュー
製品仕様
まとめ
HIFIMAN(ハイファイマン)は2007年にナノケミストリーの専門家で、アメリカニューヨーク市立大学で博士号を取得した Dr. Fangがアメリカでブランドを立ち上げました。
現在は中国天津を本社とし、全世界で高性能ヘッドホン、イヤホンやオーディオプレーヤーなどを生産・販売する中国のメーカーです。
木製のイヤーカップが特徴的な密閉型ヘッドホンです。
ハウジング部分は上品なブナ材の自然美を生かした漆塗りのイヤーカップを採用しています。
人間工学に基づいて設計されたというヘッドバンドは、頭部を覆うベルト部分とCNCマシンによる高精度な金属切削と手作業による研磨を組み合わせた金属製バンドの二重構造となっています。
イヤーパッドは、人工皮革素材とハイテク素材が使用されています。
3.5mmシングルエンドケーブル(1.5m)、XLRバランスケーブル(3.0m)、6.35mmシングルエンドケーブル(3.0m)
プラナードライバー搭載の密閉型でNEO Supernanoダイヤフラム、Stealth Magnet設計、独自開発のレゾナンス・チャンバーによって作られており、スタジオモニターヘッドホンとしても活用できる緻密なディティール表現と開放型ヘッドホンのような自然な音の広がりを特徴としています。
470gと重ためで、ハウジング部の大きさも同メーカーの他モデルと比較すると大きく感じますが、手に持つと重さはあまり感じられませんでした。実際に試聴していても側圧の強さも感じられず、快適な着け心地です。
第一印象としては、中高音域の抜け感が良く、キレがあって爽快感を感じられました。密閉型ではありますが、低域に重みは感じられず、モコモコとこもっている感じはなく、しっかりとした輪郭が感じられます。一音一音が明瞭で明るくパワフルなサウンドなので、アップテンポで軽快な楽曲は聴いていて楽しいです。
全体的な音の方向性はそのままに、より音の濃さが増した印象です。
周波数特性 | 5Hz-55kHz | インピーダンス | 20Ω |
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音圧感度 | 97dB | 重さ | 470g |
【商品情報】HiFiMAN Audivina
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明瞭で明るいモニターサウンドが楽しめるHiFiMANの密閉型ヘッドホンAudivina、スタジオモニターとしてもぜひお試しください。