春のヘッドフォン祭2020でも紹介されたag TWS04K、昨年12月には新チューニングホワイトモデルTWS04K-WHが発売になりました。ブラックとホワイトはチューニングが違うということで、その点をふまえつつ比較試聴をしましたのでご紹介します。
色違いだけではないag TWS04Kと新チューニングホワイトモデル・TWS04K-WH
主な特徴
音質を比較[TWS04Kブラック]
音質を比較[TWS04Kホワイト]
カナル型が苦手な方にもお試しいただきたい、TYPE Eの完全ワイヤレス専用仕様イヤーピース
電車での利用
まとめ
春のヘッドフォン祭2020でも紹介されたag TWS04K
ケースはモバイルバッテリーとして利用できるということもあって、例えば同じagの他機種に比べると大きく若干重みも感じます。これは2600mAhという大容量バッテリーを搭載したことによるものですが、バッグにひとつ入れておけばスマートフォンの充電にお使いいただくことが可能です。イヤホン単体で最大9時間の連続再生、ケース併用で最大180時間の音楽再生が可能という超ロングバッテリーというところもうれしい仕様です。
それでは比較していきます。春も近づいてきましたので曲は「Salyu/HALFWAY」
出典: TOY'S FACTORY
TWS04Kホワイトはどうでしょうか。ブラックに比べて音それぞれの輪郭がはっきりしていて若干固い印象です。
例えば、「SOIL &"PIMP"SESSIONS/PIMPIN'」を聴くときなどはホワイトの方が聴きやすく感じました。
出典: ビクターエンタテインメント
中域や低域がやや強めな印象のがブラック、高域がやや強めで固い印象なのがホワイトといった印象です。音楽ジャンルでいえば、TWS04KブラックはEDMやPOPSなどオールジャンルに合うと思います。TWS04Kホワイトはビッグバンドなどホーンセクションのそれぞれの音を聴き分けたいという場合などに良いのではないでしょうか。
今回レビューを担当させていただきましたが、実は私、カナル型イヤホンが苦手でした。耳が小さいのですぐ取れてしまう、耳を塞ぐので音がこもった感じがする、長時間着けると疲れてしまうという理由でこれまで避けていたのですが、このTWS04Kはイヤーピースに従来のTYPE Eと違い、若干傘の部分が浅くなっている完全ワイヤレス専用仕様の特別モデルを採用しているということで長時間着けていても疲れにくく、極小のXSサイズも同梱しているので耳が小さめでもしっかりとはまりやすいです。音質はクリアでこもった感じがなく、予想以上に音楽を楽しむことができました。
イヤーピースは全5サイズ同梱されています。
乗客数の多さも有名な中央線で、中野駅まで20~30分の通勤時に使用しました。最近はBluetoothイヤホンをお使いの方もかなり増えている影響なのか、若干混雑している車内で人が動いたときに一瞬音切れがありましたが、その他は問題なく使用できました。接続性はかなり安定しているようです。
ブラックとホワイトで聞き比べてみると、あまりイヤホンの試聴になれていない私でもすぐにわかるくらいの違いがありました。どちらも音質が心地よいので長い時間聴いていても疲れにくく、さらに長時間バッテリー搭載というのも大きな魅力。オーディオに詳しい方はもちろんですが、これまでカナル型イヤホンを使っていない、苦手だという方にもぜひお試しいただきたいです。