【聴いてみた】ヘッドホンケーブルをチェンジして音の違いを楽しんでみよう!アコースティックリバイブ編

この10年の傾向として、ミドルクラス~ハイクラスヘッドホン(&イヤホン)では、ケーブル脱着が可能な構造を採用している機種が多くなっています。どんな風に音質が変わるのか、気になる方も多いはず。
そこで今回は、アコースティックリバイブのヘッドホンケーブルで音の違いを楽しんでみました!

続々増えてきているリケーブル対応ヘッドホン
これは本来、使用頻度の激しいプロ用モニターヘッドホンなどの場合一番傷みやすいコネクターとケーブル部分を交換可能にしていたものが、最近では「音質の向上、または変化を楽しむため」という目的に変わりつつあり、またこの数年流行している「バランス接続」などに対応するため、ヘッドホンメーカーでも中高級機については積極的にケーブル脱着タイプとする、いわゆる「リケーブル対応」機種が増えてきています。
今回用意したケーブル
数あるヘッドホンケーブルメーカーの中から今回は、国産オーディオアクセサリーの専門メーカーとしてピュアオーディオ系でも歴史と実績を持ち、ヘッドホンケーブルもかなり早い時期から手掛けてきている アコースティックリバイブ(関口機械販売) が昨年末に販売を開始したばかりの新型ヘッドホンケーブルを、(営業担当さんのお勧めもあり)今回テストしてみることにしました。
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用意したケーブルは、この2本です。
「Trple-C」シリーズの特徴
この「Trple-C」シリーズケーブルは他にも多くのバリエーションがありますが、最大の特徴は内部の線材に初の「単線」を使用したこと。Triple-C線材はミクロン単位の不純物を取り除いたOFC(無酸素銅)を使用し、鍛造によって素材を約80%まで圧縮し、導体密度を極限まで高めると共に結晶粒界に方向性を持たせるという画期的な技術で開発されています。>>オンラインショップで詳細を見る
RHC-2.5AK-TripleC-FM (AKG K701/702/712PRO,Q701 etc.用)
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試聴用ヘッドホンは名機SENNHEISER HD800
まずはRHC-2.5HE-S-TripleC-FMから、使用するヘッドホンはもちろんこちら、ヘッドホン界のリファレンスと呼んで過言ではない名機、春のヘッドフォン祭2009で国内正式発表されて以来多くのファンに愛されている、 SENNHEISER HD800 を用意しました。
HD800のヘッドホンケーブルは、端子に主に医療機器などに使われる高価ですが信頼性の高い「LEMO」社製コネクターを採用。また、この太い純正ケーブルは非常にクオリティが高く、下手なサードパーティー製ケーブルでは太刀打ちできないほどのもので、このオリジナルケーブルを越えるレベルのものを作ろうとなると相当高額になってしまいます。
比較試聴スタート
それでは比較試聴をスタートしてみましょう、プレーヤーはAstell&Kern AK380 Copper(生産完了)を使用、300Ωというハイインピーダンスでポータブルプレーヤでは鳴らしにくいとされるHD800でも楽々ドライブします。
1.純正ケーブルの場合
まずは純正ケーブルにて、曲はTaylor Swiftのおなじみの曲、"We are never ever getting back together"。今回はハイレゾ音源ではありませんが、上質なドライブで丁寧にCDリッピングしてあります。
久しぶりにHD800の音を真面目に聴きましたが、いやぁ、やはりいいですね。イントロのギターの響きからHD800の奏でる音世界に引き込まれます。サビに入る前、左右に展開するコーラスの音の広がり方といったら、ヘッドホンの概念を破られること必至です。開放型ヘッドホンならではの広大な音場、にもかかわらず重低音から最高音までまんべんなく、よどむところ無く出ていて圧倒的な微粒子的な音のシャワーに浸れる、これがHD800の音です。この組み合わせは素晴らしい
2.アコースティックリバイブのケーブルの場合
それでは、ケーブルのみをアコースティックリバイブ(通称アコリバ)に取り換えて、他は同一条件で聴いてみましょう。出てきた音は・・・?
・・・おや?純正ケーブルと比較して、すぐ分かったのは「音がカッチリ出てくるようになった」ところ。
臨場感のある音に変化
アコリバさんは「ステージのリアルな音を目指す」ことを目標としておられますが、実にそのような感じになっていて、オリジナルが少し離れた客席で聴いている感じ、アコリバにするとよりステージの近くで聴いているようになる感じ、と説明できるでしょうか。またこのケーブルは音質以外にも、オリジナルよりも線径が細くなるためケーブルの取り回しが良くなり、オリジナルは繊維の網線被覆のため汚れがつきやすいのですが、そこにも強くなります。ともあれ、ハイレベルな戦い?ですがこのHD800用アコリバケーブル、使う価値あり、ですね。別のヘッドホンでも試してみました
「高いヘッドホンにお高いケーブル使えば、そりゃ良いでしょうよ!」という方、ご安心を。こちら、 AKG Q701 でもテストしてみましょう。3万円超えるヘッドホンですから「安くはない」ですが、それでもHD800の1/5以下というお値段。しかし前身のK701(生産完了)をベースに、あのジャズ界の巨匠クインシー・ジョーンズが監修したモデルがこのQ701。これまた「鳴らしにくい」と言われる気難しい一面も持っていますが、その実力はマニアならご存知。ライムグリーンとブラックの2トーンがカッコイイですね。ただ、さすがにケーブルまではお金をかけにくい価格帯になってくるため、見た目普通そうなケーブルが付属してきます。
こちらの端子は、AKGのミドルクラスヘッドホン、スタジオモニターヘッドホンの多くの機種に採用されているタイプ、ミニXLRと呼ばれる端子。AKG以外にもパイオニアDJなどのプロユース・ヘヴィユースのモニターヘッドホンへの採用例が多い端子です。
1.純正ケーブルの場合
それではオリジナルから、同じ装置の同じ楽曲で聴いてみます。さすがにゼンハイザーとは格が違いますが、それでもヘッドホンの名門AKGの主力モデルだけあってノリの良い音を聴かせてくれます。ジャズはもちろん、リズム帯のある音楽でもクラシックでも一通りきちんと鳴らし分ける所は、さすがスタジオモニターの血脈を受け継ぎ、元々JAZZ畑出身ですが映画音楽なども担当しおーけすトレージョンについても知悉しており、また有名な「愛のコリーダ」に代表されるダンスミュージックやロックにも造詣の深いクインシージョーンズが監修した機種ですね。
2.アコースティックリバイブのケーブルの場合
ケーブルを変えて再度試聴。むむっ!?かなり音が違いますよ、これ。一番わかりやすいのが、音楽業界の通称ではキックと言われるバスドラムの音や、このテイラー・スイフトの曲のイントロに出てくる、ギターのボディを叩いてリズムをっている際の音など。つまりパルス的な音の立ち上がりが、より正確に再現されている、そんな傾向がこの音の差になるのでしょうか。 価格的には、このヘッドホンにはちょっとお高め・・・なケーブルですが、しかし全体のグレードはまさにワンランク上に上がる、そんな印象です。パルス音だけでなく、ヴォーカルもより前に飛び出してきている!そんな感じです。Q701レベルのヘッドホンであれば、純正ケーブルからの進化の度合いがはっきり聴き取れました。
まとめ
この2機種の他にもメジャー系の各ヘッドホンに適合するケーブルやアンプ側へのバランス接続用ケーブルも用意されているアコースティックリバイブの新「Triple-C」ヘッドホンケーブルシリーズ、試してみませんか?なお、上記2機種のケーブルについては中野ブロードウェイ3Fのフジヤエービックヘッドフォンショップで試聴用デモ機を用意しており、音を聴いてご確認頂けます。アコリバの新シリーズも試してみませんか?
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