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2021.11.06
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【試聴レビュー】See Audio Braveryは最近珍しい個性派イヤホン?!

【試聴レビュー】See Audio Braveryは最近珍しい個性派イヤホン?!

中国のイヤホンブランド「See Audio(シーオーディオ)」から4BA搭載の最新モデル「Bravery」が本日発売になりました。今回はこのBraveryについて音質レビュー付でご紹介します。

▶この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
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See Audioとは

See Audio(シーオーディオ)は2019年に設立されたばかりの新鋭イヤホンメーカーです。
中国・深センで活躍する若手エンジニアたちが結集し、おもにカスタムイヤホンで高評価を得ていたとのことですが、日本では現在ユニバーサルモデルのみ展開しています。

また、最近の中国新規メーカーには珍しくないことですが彼らも日本文化が大好きだそうで、日本進出第一弾モデル(しかも中身も日本向け専用!)の「Anou」をはじめ、製品のパッケージにはブランドキャラクター『Rinko』が描かれています。

【商品情報】See Audio Anou

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そのSee Audioから新たなイヤホンが登場!それがバランスド・アーマチュアドライバ4基搭載モデル『Bravery』です!今回はこのBraveryについて、詳しくお伝えしたいと思います。

【商品情報】See Audio Bravery

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Bravery外観チェック

パッケージはRinkoのイラスト

まずはパッケージから確認しましょう。今回もやはりブランドキャラクター・Rinkoのイラストを大きくあしらったデザインとなっています。

ブランドキャラクター・Rinkoの横顔が目印
ブランドキャラクター・Rinkoの横顔が目印

パッケージの隅には、このBraveryで使用されている各パーツのブランド名が記載されています。

内容物

各ブランドのロゴがずらり
各ブランドのロゴがずらり

それでは開封しましょう。ふたを開けると、イヤホン本体にイヤーピース、Rinkoのカチューシャをデザインしたキャリングケース、そしてマニュアルやポストカードなど(どんなデザインかはご購入後にご覧下さい)が収められています。

Braveryの内容物
Braveryの内容物

イヤーピース

イヤーピースにはパッケージにも記載されているとおり、なんとAZLAの定番イヤピ「SednaEarFit XELASTEC(S/MS/ML)」が採用されています。またXELASTECとは別に、フォームタイプのイヤーピースも付属。

なお、XELASTEC特有の粘着力のためイヤーピースが収められているスポンジの粉がくっついてしまっているので、ご使用前に一度XELASTECを水洗いした方がいいかも知れません。

しっかり「azla Xelastec」と記載あり
しっかり「azla Xelastec」と記載あり

イヤホン本体

Braveryはブラックの半透明シェルを基本に、フェイスプレート部のみ不透明のブラックマーブルとなっています。左フェイスプレートにはSee Audioロゴ、右フェイスプレートにはBraveryのマーク入りです。

ゴールドのロゴが光ります
ゴールドのロゴが光ります

ステム

ステム部分は金属パーツを使用しています。BAドライバはパッケージにも記載されているとおり、低域にKnowles社製BAドライバ2基、中域にSonion社製BAドライバ1基、高域にKnowles社製BAドライバ1基を搭載した4BA構成。

シェルが半透明のため、うっすらと内部のBAドライバが見えるところはイヤホン好きにはたまらないポイントではないでしょうか。

うっすらとBAドライバが見えます
うっすらとBAドライバが見えます

2pinコネクタケーブル

ケーブルコネクタは一般的な0.78mm径の2pinタイプ。ケーブル側の耳掛け部にワイヤーなどは入っていません。

ケーブルコネクタは2pin
ケーブルコネクタは2pin

付属のケーブルはHAKUGEI社製の6N OCCケーブルでプラグは3.5mmアンバランス。布巻きシースで見た目はなかなかの太さですが非常に柔らかく、取り回しは良好です。

ケーブル分岐部にはHAKUGEIロゴ入り
ケーブル分岐部にはHAKUGEIロゴ入り

HAKUGEI社、といっても日本ではまだ本格的に展開していないメーカーなのでご存じない方も多いのではないでしょうか。HAKUGEIは中国ではかなり名の知られたケーブルメーカーで、ハイクラスを中心とした豊富なラインナップを揃えています。

実は2019年3月に中国・上海で行われたオーディオイベントにお邪魔した時にも取材させていただいたことがありました。こちらも本格上陸が楽しみなメーカーです。

Bravery音質レビュー

それでは実際の音質も確認してみましょう。イヤーピースはXELASTECのMSサイズ、プレイヤーはAstell&Kern A&futura SE100を使用しています。

BraveryとSE100
BraveryとSE100

しばらく聴いてみての感想は「個性的な鳴り方をするイヤホン」という印象です。
最近の主流であるフラット目でシャープな鳴り方とはまた違います。音場はやや狭い感じで頭の周辺に薄く広がるくらい、中低域をメインにちょっと濃いめのボーカルを聴かせるイメージですが、なんといっても定位感が立体的にバチっと決まるところがポイントかと思います。

いわゆる自然な配置というのとはちょっと異なるものの、EDMなど意図的に音の移動を意識させるような曲では面白いように音場のあちこちに”音が動く”感覚が味わえる、非常にユニークなイヤホンです。

自然な鳴り方をしてほしい、という方にはあまり向かないかもしれませんが、バチバチに作り込んだ音の鳴り分けを楽しみたい、という方にはピンポイントでハマるモデルだと思います。

製品仕様

DRIVER
4BA (3Knowles 1Sonion)
FREQUENCY RESPONSE
20Hz-20000Hz
IMPEDANCE
18 Ohm
SENSITIVITY
110±1db @
CABLE
3.5mm Jack with 0.78 2Pin 6N/OCC(HAKUGEI社製)

まとめ

See Audioの個性派イヤホン・Braveryは本日より発売開始!試聴機も店頭にご用意しておりますので、特にEDM系の音楽が好きな方はぜひ一度お試し下さい。特製Rinkoアクリルスタンド(非売品)とともにご来店をお待ちしております。

残念ながらこちらのアクリルスタンドは非売品です
残念ながらこちらのアクリルスタンドは非売品です
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