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2021.11.09
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【試聴レビュー】Acoustuneの最新作『SHO-笙-』試聴機の常設展示開始!これはさすがのフラッグシップモデル!

【試聴レビュー】Acoustuneの最新作『SHO-笙-』試聴機の常設展示開始!これはさすがのフラッグシップモデル!

国内イヤホンブランドAcoustune初のフラッグシップモデル「SHO-笙-」の試聴機がいよいよ東京中野ブロードウェイ3F・フジヤエービック店舗内にて常設展示開始しました。今回はSHO-笙-の魅力を音質レビューと共にたっぷりお届けします。

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Acoustune SHO-笙-とは

Acoustune SHO-笙-(しょう)は2013年設立のイヤホンメーカー「Acoustune(アコースチューン)」初のフラッグシップモデルです。

10月末に発表・予約受付が開始されるやいなやその日のうちに当店初回入荷分は完売、翌日にはほぼすべての販売店でも予約締切となるという大人気ぶりを示した注目作です。

実は先週末、世界初となる『SHO-笙-』店頭試聴展示を実施したのですが、残念ながら機材トラブルのため途中で中止に…。

その後、別の試聴機がご用意できましたのでさっそく展示を再開しておりますが、ここで改めてレビューをお届けしたいと思います!

Acoustune SHO-笙-外観チェック

シャープなデザイン

まずは特徴的な外観から。Acoustuneのイヤホンといえば非常にメカメカしい、シャープなデザインでおなじみですが、この『SHO-笙-』はさらにメカ度が増しています。まさに主役機、という感じです。

シャープなデザインのハウジング
シャープなデザインのハウジング

カラーはディープブルー

ベースカラーは深海を思わせる「Deep Sea Blue」です。ちなみに『SHO-笙-』のプロトタイプが初公開されたのは「秋のヘッドフォン祭ONLINE 2020」だったのですが、その時は赤をベースとしたカラーリングでした、という豆知識があったりします。

2020年秋に公開されたプロトタイプは赤ベースでした
2020年秋に公開されたプロトタイプは赤ベースでした

音響チャンバー交換システム

『SHO-笙-』ではAcoustune初の音響チャンバー交換システム「Acoustune Capsule Technology(A.C.T)」を採用しました。現時点では交換用音響チャンバーについては未発表ですが、今後の展開に大きく期待したいところです。

ハウジングを開いてチャンバーの交換が可能
ハウジングを開いてチャンバーの交換が可能

リケーブル可能

付属ケーブルは同社製リケーブルモデル「ARS100シリーズ」を採用。イヤホンとの接続コネクタはPentaconn Ear端子、プラグは3.5mmのアンバランス端子です。

販売モデルのARS131と同等ですが、プラグカバーやコネクタカバー、分岐部の金属パーツにはイヤホン本体と同じDeep Sea Blueカラーがあしらわれています。

ほぼブルーとシルバーのツートンカラー
ほぼブルーとシルバーのツートンカラー

Pentaconn Earコネクタ

こちらはPentaconn Earコネクタ側(装着した場合は前方)から見た図。

交換式チャンバーに「ACT01」の文字が刻まれています
交換式チャンバーに「ACT01」の文字が刻まれています

イヤホン裏側から見ると、『SHO-笙-』の特徴のひとつである新形状イヤーピース「AEX50」が現れます。クラゲのような形状ですが、片方だけが長くなっているという変形イヤーピースです。長く伸びた方がイヤホン本体の後ろ側になるよう装着します。

イヤーピース

イヤーピースの装着例
イヤーピースの装着例

イヤーピース「AEX50」単体だとこんな形。素材は非常に柔らかく、またほんのわずかですが肌に貼りつくような感触もあるので、見た目に反して装着時の安定感はなかなか良好です。

特徴的な形状の新型イヤーピース・AEX50
特徴的な形状の新型イヤーピース・AEX50

イヤーピースはこのAEX50(XS/S/M/L/XL)のほか、従来モデル「AET07」のリニューアルバージョンとなる「AEX07(S/M/L)」、フォームタイプの「AET02(フリーサイズ)」が付属します。

また、今回お借りしたサンプルには含まれていませんでしたが、製品版には定番イヤーピース「AZLA SednaEarfit XELASTEC(SS/MS/ML)」も付属するとのことです。

付属イヤーピース一式
付属イヤーピース一式

Acoustune SHO-笙-音質試聴レビュー

Astell&Kern A&Ultima SP2000Tで音質チェック

それでは音質チェックに移りたいと思います。今回はプレイヤーにAstell&Kern A&Ultima SP2000Tをセレクトしてみました。

SHO-笙-とSP2000T
SHO-笙-とSP2000T

【商品情報】Astell & Kern A&ultima SP2000T

» 詳細を見る

イメージ

やや高域寄りのフラットな音で、音場の広がりと定位感の良さ、スピード感が際立ちます。音のひとつひとつ、かすかな細かい音から迫力ある太い音まで、まるですべての音の粒を拾い上げるかのように表現するところはさすがフラッグシップモデルという印象です。

あまり量感はないもののキレの良い芯のある低域に、スッとした立ち上がりながら伸びも充分にある高域と、ジャンルを選ばず楽しめる音質ではないかと思います。

続いて、せっかくなのでケーブルを4.4mmバランス端子のAcoustune ARS133に替えて、バランス接続での音もチェックしてみます。

バランス接続は?

4.4mmバランス接続でも試聴します
4.4mmバランス接続でも試聴します

バランス接続にすると、音の粒立ち感と低域の押し出し感がともに強まってきます。かなり攻撃力の強い音、という感じです。音場もさらに広がり、頭の外側にしっかりと空間が表現される感覚が味わえます。

ただし、録音状況の良し悪しがよりハッキリと出てしまうので、音源によってはうるささが際立ってしまうという一面もあるようですのでご注意下さい。

製品仕様

形式
密閉型
タイプ
シングルダイナミックドライバー搭載ユニバーサルフィット IEM
ハウジング
CNC 切削アルミニウム+ステンレススチールアノダイズドアルミニウム合金
ドライバーユニット
10mm 径日本製ベリリウム薄膜加工ドーム採用ミリンクスコンポジットドライバー
音響チャンバー部素材
CNC 切削超々ジュラルミン
採用技術
Acoustune Capsule Technology(A.C.T)
周波数特性
10Hz~25KHz
入力感度
110dB@ 1mW
インピーダンス
24Ω@1KHz
コネクター
日本ディックス製 Pentaconn Ear コネクター
プラグ
3.5mm3 極ステレオミニプラグ
ケーブル
ARS100 シリーズ HS2000MX 仕様ケーブル
シルバーコート OFC+極細 OFC ハイブリッド 16 芯構造
ケーブル長:約 1.2m
重量(ケーブルを含む)
約 57g

【商品情報】Acoustune SHO-笙-

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まとめ

Acoustune SHO-笙-の発売は11月19日、なのですが残念ながらすでに初回入荷分はご予約で完売!

しかも生産の都合上、現時点では次回入荷以降のご予約もお受けできないという状況ではありますが、試聴機は店頭展示しておりますのでぜひ一度お試しいただければと思います。

入荷状況が落ち着きましたら、当店ツイッター等でお知らせいたしますので今しばらくお待ち下さい。

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