高級感あるデザインと高い音質で人気のワイヤレスイヤホンBang&Olufsen Beoplay EQ、専用アプリのアップデートでノイズキャンセリングレベル調整機能が追加され、魅力がアップしたBeoplay EQを改めてレビューします。
Bang&Olufsen(バングアンドオルフセン)とは
Bang&Olufsen 初の完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay EQ」
Bang&Olufsen Beoplay EQ 外観レビュー
ブランド専用アプリ「Bang & Olufsen」
Bang&Olufsen Beoplay EQ 音質レビュー
製品仕様
まとめ
Bang&Olufsen(バングアンドオルフセン)は1925年、北欧デンマークでピーター・バング氏とスヴェン・オルフセン氏により設立された歴史あるオーディオブランドです。
オーディオ機器としての性能はもちろん、そのデザイン性の高さで大変な人気を誇るブランドでもあります。
特に「イヤホンの世界に芸術性を取り入れた」として話題となったモデル「A8」は、発売から20年以上経過した今もなお高い評価を得ています。
Bang&Olufsenから7月に発売された完全ワイヤレスイヤホンが『Beoplay EQ』です。
発売当初から予定されていた機能のうち、ノイズキャンセリングレベル調整機能がなかなか実装されずユーザーの皆様を大変お待たせしてしまいましたが、先日の専用アプリアップデートでついにそれも解消されました!
ということで、今回はアップデートされた機能も含め、改めてこちらの『Beoplay EQ』をご紹介したいと思います。
【商品情報】Bang & Olufsen Beoplay EQ
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Bang&Olufsenの大きな魅力はそのデザイン性の高さにある、ということは先に触れたとおりですが、このEQも例外ではありません。まずは充電ケースからチェックしましょう。
シンプルな小判型のケースですが、カラーリング、天板のブランドロゴ、アルマイト加工が施されたアルミニウムの質感と、非常にスキのない仕上がりとなっていることがお分かりいただけるかと思います。今回ご紹介するモデルはブラックですが、実物は黒というよりも墨色に近い発色です。
Bang&Olufsenの人気モデル「E8 3rd」と並べると、そのデザイン性の違いがお判りいただけると思います。
丸みを帯びた形と本革を使用した柔らかな手触りが特徴のE8 3rdに、滑らかな曲線と硬質の外装でひんやりとした手触りのBeoplay EQと、ケースだけでも個性の違いがよく表れています。
続いてイヤホン本体の比較も行ってみましょう。
左のBeoplay EQの方がひとまわり大きくなり、それにともなって形状も装着時の耳への接地が考慮された形となっています。完全ワイヤレスイヤホンとしてはやや大きめな部類となるので、耳の小さな方は店頭試聴などで装着感のチェックをしておいた方がよいかも知れません。
今度はBeoplay EQのステム(軸)を確認します。
Beoplay EQのステムは完全ワイヤレスイヤホンとしては長く、太さも標準的。そのため、付属以外のイヤーピースも合わせやすいと思います。例として、定番イヤーピースのひとつ「AZLA SednaEarfit Crystal(スタンダード)」を装着してみました。
SednaEarfit Crystal付属のノズルアダプターを使うことなく、しっかりと装着可能です。実際に耳に着けてみても、特有のホールド感の良さでさらに安心してEQを使うことができるのではないでしょうか。
なお、Beoplay EQ のステムが長めなため、同じSednaEarfit Crystalでも「TWS」はステムの先が飛び出してしまうのでスタンダードタイプがおすすめです。
こちらはSednaEarfit Crystal(スタンダード)で一番大きいサイズ「L」を装着して充電ケースに収めた状態です。
ケース側のスペースに余裕があるので、Lサイズを装着していても問題なくケースのフタが閉まります。ここは「必ず充電ケースに収めなければならない」という完全ワイヤレスイヤホンの性質上、イヤーピースにこだわりたい方には結構重要なポイントですね。
Beoplay EQはブランド専用アプリ「Bang & Olufsen」と組み合わせて使用することで魅力が最大限に発揮されます。実はBeoplay EQが発売された7月以来、予定されていた機能の一部に制限がかかっていたのですが、この12月にようやくその部分もアップデート。
ついに「ノイズキャンセリング機能」と「透過(外部音取り込み)機能」のレベル調整が可能となりました。
ノイズキャンセリング機能に関しては、アップデート前からあった「アダプティブANC」も使用可能です。これは周囲の騒音に応じてノイズキャンセリングレベルを自動調整するという賢いモード。
レベル切替もある程度の長さで騒音の大きさが変わった場合にのみ行われるので、使用中に気になるようなことはありません。
透過(外部音取り込み)機能については自動調整モードはなく、3段階調整のみとなります。また、ノイズキャンセリング機能と透過機能は同時使用ができません。どちらかを使用するか、”ノイズキャンセルも透過も使用しない”モードである「ニュートラル」も選択可能です。
それではB&O EQの音質もチェックしていきましょう。スマホとの接続はaptX、ノイズキャンセリング機能や透過機能もオン・オフをときどき切り替えつつ、しばらく聴いてみました。
やや中低域に厚みを感じさせるフラット傾向な音質で、クリアネスの高さが特徴です。特にE8 3rdと比較すると低域の量感・質感ともに向上していますが、他の音域を塗りつぶしてしまうようなものではなくボーカルなども聴き取りやすいバランスとなっています。高域については刺激の少ない、伸びやかで明瞭感のある鳴り方。生楽器の再現性は非常に高いものを感じます。
ノイズキャンセリング機能は周囲の騒音をぐっと下げ、”レベル3”では空調などの動作音もまず気にならない程度にまで静かにしてくれます。
もちろんレベル設定に応じて漏れ聞こえてくる騒音の度合いも変化してきますが、一方で「ノイズキャンセリング機能のオン・オフで音質に差が出ない」というのも特徴的。音質を犠牲にしないノイキャン機能は、音楽好きなら見逃せないポイントではないでしょうか。
透過(外音取り込み)機能もレベル設定に応じて外の音が聞こえるようになりますが(レベル3が最も音を取り込む)、こちらは街中で使用するのであれば一番弱いレベル1でも充分聴き取れるようです。レベル3にすると思ったよりも音を集めてしまい、逆に騒々しく感じることもありました。ここは必要に応じて「イヤホンを外す」というのも良いかと思います。
この冬のアップデートでさらに完成度が高まったBang&Olufsen Beoplay EQのおすすめポイントをまとめると、
・高級感ある上品なデザイン
・3段階で調整可能なノイズキャンセリング機能と透過(外音取り込み)機能
・クリアで聴き取りやすい中高域としっかりとした低域で生楽器の再生に最適
となります。
Bang&Olufsen Beoplay EQはただいま好評発売中です。ご使用の際は専用アプリ「Bang & Olufsen」と組み合わせて、ノイズキャンセリング機能や透過機能、自由度の高いイコライザー機能などをお楽しみ下さい。
【商品情報】Bang & Olufsen Beoplay EQ
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