2022年最初の大型ニュース!Shanlingから新型ポータブルプレイヤー「M9 -AKM Edition-」が少数限定で日本に上陸!フジヤエービックと代理店直販サイトだけでのお取り扱いとなるこの特別バージョンのDAPについてお伝えします。
Shanlingとは
Shanling M9 -AKM Edition-とは
Shanling M9 -AKM Edition-の外観レビュー
Shanling M9 -AKM Edition-試聴レビュー
製品仕様
まとめ
Shanling(シャンリン)は30年以上の歴史を持つ中国のオーディオメーカーです。
特に昨年は当店で最も売れたポータブルプレイヤー「M3X」をはじめ、数多くの製品をリリース、人気を博してきたメーカーでもあります。
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【商品情報】Shanling M3X
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Shanlingではポータブルプレイヤーのフラッグシップモデルとして、ユーザーがジャックを差し替え可能というユニークな機種『M8』を発売していましたが、昨今の半導体不足等も影響し、発売から1年ほどで残念ながら生産完了となってしまいました。
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しかし、満を持して2022年早々に新たなハイクラスモデルが登場!それが『M9 -AKM Edition-』です!
今回はさっそくこちらの「M9 -AKM Edition-」の実機が到着しましたので、詳細および音質レビューをお届けしたいと思います。
今回の新モデル、なぜ型番にわざわざ「AKM Edition」と入っているのか?についてご説明します。
実はこちら、M8に代わる未発売のフラッグシップモデル「M9」の特別バージョン!しかも国内販売台数はごくわずか、販売は代理店MUSINさんの直販サイトと当店フジヤエービックのみ!という数量限定モデルとなります。
名前にあるAKMとは「Asahi Kasei Microdevices」、つまり旭化成エレクトロニクス製のDACチップ「AK4499EQ」をデュアル搭載したモデルであることを指しています。
AKM4499EQといえば数々のハイクラスDAPで採用されてきた実績があり、前機種「M8」でも搭載していた旭化成のフラッグシップDACチップですが、実は工場の火災により残念ながらすでに生産完了しています。
後継となるチップはまだ存在せず現在開発中ということで、世界中のオーディオメーカー間で争奪戦が繰り広げられている貴重なDACチップでもあります。
そのため、このAKM4499EQをデュアル搭載する「M9 -AKM Edition-」も、数量限定モデルにならざるを得ないというわけです。
さて、それではさっそく「M9 -AKM Edition-」の外観から見ていきましょう。まずは外箱から。M8同様、木箱に収められています。
本体を取り出してみましょう。ShanlingのDAPはモデルごとに若干デザインが異なりますが、今回の「M9 -AKM Edition-」はストンとしたストレート形状です。
側面には”流れる光と影”をイメージしたという曲線がデザインされています。
特徴的なのがディスプレイ部。ディスプレイサイズは6インチ、解像度はなんと2K(2160*1080)とちょっとしたスマートフォン並みのレベルです。スマートフォンではおなじみのノッチ(切り欠き)があるのもDAPとしては珍しいですね。
こちらのノッチ部分はサブディスプレイとして、再生中の音楽ファイルのサンプリングレートや音量、バッテリー残量や時計が表示可能となっています。
前機種M8と並べてみると、M9 -AKM Edition-の方がひとまわり大きくなっています。
M9 -AKM Edition-はM8と同じく、ヘッドホンジャック部分を引き抜くことで交換が可能となっています。
ジャックの規格は2.5mmバランス/3.5mmシングルエンド/3.5mmProバランス/4.4mmバランスの4種類が用意されており、付属の引き抜き治具を横から差し込んで交換します。
この交換用ジャックはM8のものと共通ですが、「M9 -AKM Edition-」では引き抜き治具を内側から外側にスライドさせる形でジャックに引っかけます。
外観だけでなく、中身の方もM8から大きく変わりました。
DAPの心臓部ともいえるSoC(システム処理用のICチップ)にはSnapdragon 665を搭載。M8(Snapdragon 440)に比べCPU速度は35%アップしたほか、システムメモリは8GB(M8は4GB)、内蔵ストレージは256GB(M8は64GB)、バッテリーライフは最大18時間連続再生可能(M8は14時間)と、いずれも大幅にパワーアップしています。
それではM9 -AKM Edition-の音質をチェックしてみます。イヤホンにはSENNHEISER IE 900をセレクト、ケーブル・端子は4.4mmバランスを使用しました。
全体的にはフラット傾向の音質ですが、音の粒立ち・立体感が非常に際立っています。低域の量感はほどほどという具合ですがぐっと沈み込む質感があり、中高域の分離感の良さと合わさることで包み込まれるような音場が形成されているようです。
ボーカルはやや温かみのある感じで、充分に情感の再現がされていると思います。価格はかなりお高めではありますが、手元の音源を片っ端から改めて聴き直したくなるようなプレイヤーに仕上がっています。
【商品情報】Shanling M9 -AKM Edition-
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本体サイズ | 152 x 82 x 22 (mm) | ディスプレイ | 6インチ、2160 x 1080 |
---|---|---|---|
OS | Android 10 | バッテリー容量 | 8350 mAh |
対応音声形式 | 最大 768 kHz/32bit までの PC / 最大 22.4MHz までの DSD | USB-DAC 時 対応音声形式 | 最大 384 kHz/32bit までの PCM / 最大 11.2MHz までの DSD |
MQA デコード | x16 展開 | ゲイン設定 | 3 段階 (Low / Mid / High) |
内蔵メモリ | 8GB | ストレージ容量 | 256GB + Micro SD カード (最大 2TB まで対応) |
DAC チップ | AK4499EQ x2 | デジタルフィルター | 5 つの異なるフィルターから選択可能 |
Bluetooth バージョン | 5 | 対応コーデック | LDAC / SBC (送受信) LHDC / aptX HD / aptX (送信のみ) |
対応電源(AC アダプタ) | 5V-2A、QC3.0 対応 | 最大連続再生時間 | 18 時間(シングルエンド) / 10 時間(バランス) |
対応フォーマット | DSD(iso / dsf / dff) / DST ISO / ISO / DXD / APE / FLAC /WAV / AIFF / AIF / DTS / MP3 / WMA / AAC / OGG / ALAC /MP2 / M4A / AC3 / M3U / M3U8 |
今回ご紹介した「M9 -AKM Edition-」のポイントは
・貴重なDACチップ「AK4499EQ」をデュアル搭載した数量限定モデル
・DAPとしてはトップクラスの高性能SoCおよび大容量システムメモリ搭載など、充実したハードウェア構成
・音の粒立ち、立体感が際立った包み込むようなサウンド
となります。
Shanling M9 -AKM Edition-は1月14日発売、本日よりご予約受付開始です。今回は限定生産モデルということもあり、非常に入荷数が少なくなっておりますのでお早目のご予約をお勧めいたします。
なお、ご購入特典としてもれなく「M9専用レザーケース」をプレゼント!また、下取購入時にはお得な割引キャンペーンも実施しております。店頭試聴機もさっそくご用意しましたので、まずは一度その音質を直接ご確認下さい。