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2023.03.24
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Shanling M0Pro レビュー | USB DACとしても使用できるポケットサイズDAP

Shanling M0Pro レビュー USB-DACとしても使用できるポケットサイズDAP

Shanling M0Proをオーディオ専門店スタッフがレビューします。超最小サイズながらESS ES9219Cをデュアルで採用、USB DACとしても使用できるポケットサイズDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を詳しく紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
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Shanlingとは

中国・深センに本社を構えるSHANLING(シャンリン)は、1988年に高級ステレオパワーアンプの製造をスタートして以降、デジタルオーディオプレーヤーやヘッドホンアンプ、イヤホン等の多くの製品を発売しています。

M0 Proは以前発売されていた小型DAP「M0」の後継機としてリリースされました。特徴としては、外観からも分かる通りの小型軽量さがウリというのはもちろんですが、それ以外にも様々な機能を持った魅力的な製品となっています。

M0Proの外観と特徴

では、先ず製品の外観ですが、 縦45mm × 横40mm × 厚さ13.5mmと最近人気のある小型USB-DAC類よりかは若干大きくはありますが、DAPとしての機能が入っていると考えると小型であると言えると思います。

専用レザーケースを着けたM0Pro(ブラック)の画像
専用レザーケースを着けたM0Pro(ブラック)

背面や及び周辺部の造りに関しても、アルミニウムを採用していることで高級感と軽量さを併せ持っていると言えます。手のなじみも角部がラウンドデザインを採用している為、持ちやすいです。

背面

M0Proの背面の画像
背面

ボタン等の操作に関しては、本体右側に付いているホイール部のみです。ここを押し込む事で電源のオンオフを行います。

また、ここを回転させることでボリュームの上下を行う事が出来ます。この辺りの操作感は最近のDAPを使用されていらっしゃる方なら違和感なく、使用可能かと思います。

microSDカードスロット

M0ProのmicroSDカードスロットの画像
microSDカードスロット

SDカードは他DAPと同様にmicroSDカードスロットが採用されています。M0Proは本体に記憶容量が全く無いタイプになりますので、microSDを使用するのが基本となりますが、最大2TBのカードまで対応していますので容量的な心配は無用です!

充電端子はUSB-Cが採用されており、ここから有線で接続することでUSB-DACとしてスマートフォンやPC等で使用することも可能となっています。

出力端子

M0Pro 専用 4.4mmバランスアダプタの画像
M0Pro 専用 4.4mmバランスアダプタ

イヤホンジャックは3.5mm端子を採用しています。この端子ですが、今までどのブランドでも無かったシングルエンドとバランスが1つの端子で統合されています。ただ、この端子でバランスを使用するには別売りの『M0Pro 専用 4.4mmバランスアダプタ』が必要なので、普段4.4mmメインで使用されている方は必ずお買い求め下さい!

【商品情報】M0Pro 専用 4.4mmバランスアダプタ

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M0Pro 専用 4.4mmバランスアダプタ

DAC

DACはESS ES9219C × 2とデュアル構成になっており、デュアル構成にしたことによりS/N比やダイナミックレンジを稼ぐことができるので、バランス出力等の際により良さを引き出すことが可能です。また、ES9219は電力消費量も優れているので、デュアル構成にしてもバッテリーライフは連続再生時間15時間と必要十分です。

専用レザーケース

専用レザーケースの画像
こちらの専用レザーケースは「ブラック」

M0Proはブラックとグリーン、レッドの3色展開。それに合わせて専用レザーケースも3色の展開となっております。

前作のM0との比較

Shanling M0の画像
前作 Shanling M0

前作のM0と比較すると、大きさは横幅が若干大きくなり、重量が軽くなりました。スペックに関しては全体的に強化されています。

大きな変更点として挙げられるのは

①Blutoothのバージョンが旧M0は4.1で、M0Proは5.0にアップグレード
②対応microSDカードが旧M0は最大512GBまで、M0Proは2TBまで対応
③アンプの出力レベルが80mW @ 32Ωから236mW @ 32Ωと大幅パワーアップ

Bluetoothのバージョンが上がったことは、前回発売時より圧倒的にTWSイヤホン等のBluetooth製品が増え需要が上がった事が要素として挙げられます。恐らく小型軽量のM0ProとTWSを一緒に運用される方は多いのではないでしょうか。

後はmicroSDに関しては使用できるカード容量がUP、音質面でもDACのデュアル化やアンプ回路の出力向上、バランス出力にも対応と多くのイヤホンを駆動するのも充分なスペックの仕上がりです。

音質レビュー

Shanling M0Pro 視聴画像
Shanling M0Proと4.4mmバランス変換アダプタを使用

※別売り4.4mmバランス変換アダプタ使用でのレビューになります。
まず一聴してShanlingらしいウォームで聴きやすいサウンドだなという印象で、この小型軽量なボディの印象と相まって日常使いに最適と感じました。

しかしながら、バランス出力を使用することで上位モデルのM3Xにも肉薄するようなレベルのサウンドに化けます。全体的な解像感や音場や定位感等がシングルエンドと比較するとかなり向上しますので、有線使用を想定されている方は別売りアダプタのご使用が圧倒的におすすめです!

製品仕様

DACチップ ES9219C×2 ストレージ MicroSDカードスロット×1(最大2TB)
バッテリー容量 650mAh 連続再生時間 最大:14.5時間(シングルエンド)、最大:10時間(バランス) ※再生フォーマットや動作状況により変動します
サイズ 43.8×45×13.8mm 重量 36.8 g

【商品情報】Shanling M0Pro

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Shanling M0Pro

【商品情報】Shanling M0Pro 専用レザーケース

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Shanling M0Pro 専用レザーケース

まとめ

M0Proは、重量級のDAPを普段ご使用の方のサブ機として、また、現在小型USB-DACを検討の方にも是非おすすめです!スマホに小型USB-DACも利便性が高くおすすめですが、単体のDAPにしか出すことができない音質面での利点が間違いなく体感できるのではないでしょうか。

それと、地味にですがBluetoothの送受信にLDACに対応をしているので、iphoneで有線使用すればiphoneでLDACも使える等の応用的な使い方もできる製品という臨機応変さも魅力かなと思います!

こちらのShanling M0Proは本日より発売開始となりました!店頭試聴機もご用意しておりますので、ぜひ店頭でその実力をお確かめください!