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2022.06.17
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【音質レビュー】Shanling M7は上位モデルと同じ心臓部をもった最新DAP

【音質レビュー】Shanling M7は上位モデルと同じ心臓部をもった最新DAP

Shanlingは話題のポータブルプレーヤーを次々に販売してきた中国のオーディオメーカーです。その最新DAP(デジタルオーディオプレーヤー)「M7」は、内部構造に定評のあるパーツを採用してパワーアップ!今回は「M7」を音質も含めて詳しくレビューします。

フジヤエービック店舗イメージ
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ShanlingのDAPとは

Shanling(シャンリン)は30年以上の歴史を持つ中国のオーディオメーカーです。当店の2021年ポータブルプレーヤー売上ランキング1位を獲得した「M3X」や「M6 Pro Ver.21」など、お手頃価格で高音質が楽しめるDAPを数多く生み出すメーカーとしても人気で、今年1月には限定販売の特別モデル「M9 -AKM Edition-」があっという間に完売となったことで話題を集めました。

【試聴レビュー】Shanling M9 -AKM Edition-国内少数限定販売!新型DAPの特別限定バージョン登場!

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 【試聴レビュー】Shanling M9 -AKM Edition-国内少数限定販売!新型DAPの特別限定バージョン登場! ブログイメージ

そのShanlingから新たなハイクラスDAP(デジタルオーディオプレーヤー)が登場します!それがこちらの「M7」です!

Shanling M7パッケージ画像
Shanling M7

今回はこのM7について、詳細および音質レビューをお届けします。

Shanling M7の外観と特徴

内容

M7のパッケージ内容は本体、充電およびデータ転送用のUSBケーブル、マニュアル(日本語ページあり)、保護フィルムなどとなっています。小さな黒い輪っかはO(オー)リングですが、これはいったい…?!

M7のパッケージ内容画像
M7のパッケージ内容

このOリング、特にマニュアルにも記載がなかったので代理店MUSINさんに確認したところ、「microSDカードスロットカバーについているパッキンの交換用です」とのことでした。開け閉めを頻繁にしているとどうしてもゆるんでしまう部分のため、今回用意されたそうです。

microSDカードスロット部分画像
Oリングはこの部分に使われています

ストレート形状

M7の形状はM9 -AKM Edition-同様、ストレート形状となっています。画面は5インチ(1920x1080)ドットのシャープ製液晶ディスプレイを採用しています。なお、M7のディスプレイにはノッチ(切り欠き)はありません。

M7のボディ部分の画像
M7はストレート形状

右側側面

CNC切削加工を施したアルミニウムシャーシには、やはりM9 -AKM Edition-と同じく曲線がデザインされています。右側面には電源ボタン兼ボリュームノブを配置。

右側面のボリュームノブ画像
右側面にはボリュームノブを配置

左側側面

左側面には「戻る」「再生」「進む」の3つのボタンと、強制リセット用のスイッチホールが配置されています。

左側面ボタン類画像
左側面にはボタン類を配置

本体上面の3.5mmと4.4mm出力端子

本体上面には3.5mmシングルエンドおよび4.4mmバランス出力端子を装備していますが、こちらは取り外しなどのできない固定式です。

上面の3.5mmと4.4mm出力端子画像
出力端子は3.5mmと4.4mm

底面のUSB Type-CコネクタとmicroSDカードスロット

底面にはUSB Type-CコネクタとmicroSDカードスロットがあります。こちらのカードスロットカバーですが、左端の突起部をぐっと押し込むと右端がちょっと浮いてくるので、そこに爪を引っかけて開けるのがコツです。使用しているうちにスロットカバーがきちんと閉じなくなった場合は、先にご紹介したOリングを交換してみて下さい。

底面のUSBコネクタとmicroSDカードスロット画像
底面にはUSBコネクタとmicroSDカードスロット

内部構成

M7の内部構成についてもご紹介したいと思います。DACチップにはESS社製「ES9038Pro」を電流出力モードで使用しているほか、日清紡マイクロデバイス社製のオペアンプ「MUSES8920」やエルナー社製オーディオグレードコンデンサ 「SILMIC II」など、音質にこだわったパーツを多数選定、採用しています。

DACチップESS社製ES9038Proイメージ
DACチップはESS社製・ES9038Pro

上位機種に採用されているICチップ採用

M7の心臓部ともいえるSoC(システム処理用のICチップ)ですが、M9 -AKM Edition-でも採用されているSnapdragon 665を搭載しているのも大きなポイントです。

Snapdragon 665イメージ
Snapdragon 665を搭載

Shanling M7音質レビュー

Shanling M7とShanling MG600を接続

それではM7の音質チェックといきましょう。今回は06/17に発売を迎えたShanlingのイヤホン「MG600 (Blue)」を組み合わせてみました。MG600は交換式プラグを採用しているので、今回は4.4mmバランス接続で試聴しています。

M7とMG600画像
M7とMG600

【商品情報】Shanling MG600

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Shanling MG600

やや中低域寄りのサウンドバランスで、高域に比べ低域の量感・質感が少し主張するような印象です。音場は頭の中心に集まるように若干狭めに展開しますが、奥行き感は充分に表現されています。

分離感もしっかりとしながら、音のひとつひとつを分析的に鳴らすというよりはまとまり良く聴かせるイメージなので、特にライブ録音のボーカル曲などが心地よく聴けるプレーヤーであると感じました。

製品仕様

本体サイズ128 x 78 x 20 (mm)ディスプレイ5 インチ、 1920 x 1080
重量312gOSAndroid 10
対応フォーマットDSD(iso、 dsf、 dff) / DST ISO / ISO / DXD / APE /FLAC / WAV / AIFF / AIF / DTS / MP3 / WMA /AAC /OGG / ALAC / MP2 / M4A / AC3 / M3U / M3U8再生対応音声形式最大 768 kHz/32bit までの PCM、最大 22.4MHz までの DSD
内蔵メモリ6GBストレージ容量128GB + Micro SD カード (最大 2TB まで対応)
Bluetooth バージョン5対応コーデックLDAC / SBC (送受信)、LHDC / aptX HD / aptX (送信のみ)

【商品情報】Shanling M7

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Shanling M7

まとめ

Shanlingの新型ハイクラスプレーヤー「M7」は
・DACチップやコンデンサなど、音質に定評あるパーツを多数搭載
・心臓部に上位モデルと同じSoC「Snapdragon 665」を採用
・ボーカルが心地よく聴ける、やや中低域寄りのサウンドバランス

と、数々の人気DAPを生み出してきたShanlingならではのプレーヤーとなっております。

M7は本日よりご予約受付を開始、発売は6月24日です。また、別売の専用レザーケースも同時発売となっております。試聴機も本日から店頭展示しておりますので、ぜひご愛用のイヤホン・ヘッドホンでお試しください!

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