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2022.04.26
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【音質レビュー】Unique Melody MEST indigoは国内限定60台のドライバー特盛イヤホン!

【音質レビュー】Unique Melody MEST indigoは国内限定60台のドライバー特盛イヤホン!

Unique Melodyから、4種類・10基ものドライバーを搭載した数量限定イヤホン・MEST indigoが登場!今回はこのMEST indigoの特徴と音質についてレビューします。

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Unique Melody とは

Unique Melodyは中国・珠海市に本社を置くカスタムIEMの製造・開発メーカーです。独自の補聴器技術をベースとしたオーディオファイル向けカスタムIEMの販売を2008年より本格的に開始、独自性の高い製品の数々で世界中のイヤホンマニアから注目されるブランドとなりました。

特に従来は聴覚補助を目的に使用されていた”骨伝導ドライバー”を、リスニング用のハイクラスイヤホンに採用した「MEST」シリーズは同社のオリジナリティが最も発揮されたモデルといえます。

シリーズ最初のモデル「MEST」
シリーズ最初のモデル「MEST」

そのMESTシリーズに、なんと”国内60台限定販売”というスペシャルモデルが登場!それがこちらの「MEST indigo」です!

MEST indigo
MEST indigo

今回はこのMEST indigoについて、その特徴と音質を詳しくお伝えしたいと思います。

MEST indigoの外観と特徴

こちらがMEST indigoのパッケージ内容です。イヤホン本体にモスグリーン基調のプレミアムレザーケース、イヤーピースは通常のシリコン製3サイズ(S/M/L)に加えAZLA SednaEarfit XELASTEC3サイズ(SS/MS/M)が付属します。

MEST indigoのパッケージ内容
MEST indigoのパッケージ内容

特徴的な模様を描くMEST indigoのフェイスプレートは「スタビライズド・フルーツ・ウッド」を切り出したもので、モデル名が示すとおりインディゴブルーとなっています。

これは松笠(マツカサ)を混ぜた樹脂でできており、その周囲をゴールドカラーの金属フレームで囲んだ高級感あるデザインに仕上がっています。よく見ると、内部の骨伝導ドライバーらしきものが透けて見えますね。

フェイスプレートはスタビライズド・フルーツ・ウッド
フェイスプレートはスタビライズド・フルーツ・ウッド

MEST indigoのシェルは航空機などに用いられる、エアクラフトグレードのカーボンファイバーでできています。このシェルの中に搭載されているドライバーはなんと4種類・10基という特盛状態!これだけのドライバーを収めるためか、さすがにサイズは若干大きめになっています。

内蔵するドライバーはダイナミック型1基、バランスド・アーマチュア(BA)型4基、静電型4基にMESTシリーズには欠かせない骨伝導ドライバー(フルレンジ)が1基の、片側合計10ドライバーというクアッド・ハイブリッド構成です。今現在、イヤホンでおもに使用されているドライバー形式をほぼすべて詰め込んでいます。

なお、カーボンファイバーは非常に硬いため、このMEST indigo1ペア分を削り出すには12時間もかかるのですが、この硬さが骨伝導ドライバーの振動をユーザーに伝えやすくするという役割も担っています。

シェルはエアクラフトグレード・カーボンファイバー製
シェルはエアクラフトグレード・カーボンファイバー製

金属製のステム(ノズル)は先端のリングをくるくると回すことで金網状のフィルターが取り外し可能で、メンテナンスしやすくなっています。交換用フィルターも2ペア付属しているのが嬉しいところ。

金属フィルターは交換可能でスペアも付属
金属フィルターは交換可能でスペアも付属

MEST indigoに付属するのは、このモデルのために設計された「UM Copper M3」という2pinケーブルです。4本のアッパーグレードOCC導体で構成されており、インディゴブルーのシースとブロンスメタル製パーツが大胆に取り入れられています。プラグは2.5mmバランスですが、しっかりと3.5mmシングルエンドおよび4.4mmバランスへの変換アダプタも同梱されているのでご安心下さい。

ケーブルは2.5mmバランスプラグで3.5mm/4.4mm変換アダプタつき
ケーブルは2.5mmバランスプラグで3.5mm/4.4mm変換アダプタつき

音質レビュー

続いて音質チェックにまいりましょう。
組み合わせるDAPはAstell&Kern KANN ALPHAです。このDAPは2.5mmバランス出力端子を搭載しているので、今回の試聴ではそのまま2.5mmで接続します。また、骨伝導ドライバーの特徴を活かすには耳への密着度が高い方が望ましいため、イヤーピースはSednaEarfit XELASTECを使用しました。

MEST indigoとKANN ALPHA
MEST indigoとKANN ALPHA

伸びやかな高域とハッキリ主張する中低域、量感もほどほどにありつつアタック感がバシッと決まる低域と、非常に明るめで元気の良いサウンドというのが第一印象です。音場もわりと広く、定位感もしっかり感じさせるオーディオ的な基礎体力の高さはもちろん持ち合わせているのですが、その元気あふれるサウンドを聴いていると「まずは音楽を楽しもう!」と前向きな気分にさせてくれる、そんなイヤホンではないかと思います。

MESTシリーズ最大の特徴である骨伝導ドライバーですが、やはり低域の出方にその存在感が現れるようです。たとえばシェルをさわるとビリビリとふるえる…というような振動ではまったくありませんが、不思議なことに低域の響きが「鼓膜がふるえる」というよりも「頭全体がふるえる」ような感覚をおぼえます。この低域の味わいはなかなか他のイヤホンでは体験できないのではないでしょうか。

また、実は今回DAPにKANN ALPHAを選んだのは「片側に合計10基ものドライバー、特にそのうち静電型ドライバーを4基も積んでいるとかなり鳴らしづらいのでは?」と予想したためでしたが、その予想は大きく外れ、それほど極端にボリュームやゲインを上げる必要もなく音量がとれていました。

製品仕様

ドライバー クアッドハイブリッド型 ドライバー構成 10 ドライバー、Low x 1 (ダイナミック),Mid x 2,High x 2,Ultra High x 4 (静電型)、+Full Range x1 (両面振動骨伝導ドライバー)
周波数特性 20Hz - 70kHz 入力感度 118dB@1kHz
インピーダンス 13.2Ω イヤホン端子 Custom 2pin 端子
ケーブル導体 アッパーグレード OCC 導体 入力端子 2.5mm バランス端子、3.5mm および 4.4mm 変換プラグ付属

【商品情報】Unique Melody MEST indigo

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イメージ

まとめ

今回ご紹介したUnique Melody MEST indigoは、
・特別な素材で構成されたインディゴブルーの美しい筐体
・4種類・10基ものドライバーを詰め込んだクアッド・ハイブリッド構成
・オーディオ的な基礎体力の高い、元気あふれる前向きサウンド

と、限定モデルならではのこだわりが外側にも内側にも凝縮された贅沢なイヤホンとなっています。

Unique Melody MEST indigoは昨日よりご予約受付開始、発売は4月28日を予定しております。国内では60台のみの販売という非常に限られた台数のイヤホンですので、ご購入はお早目にどうぞ!

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