Maestraudio MA910SBをオーディオ専門店スタッフがレビューします。前モデルのMA910Sから4.4mmプラグへ変更、さらにリチューニングでパワーアップしました。軽くてコンパクトなハート形の有線イヤホンです。
目次
Maestraudio(マエストローディオ)とは
Maestraudio MA910SBの特徴
MA910SBレビュー
MA910SBとMA910Sを比較レビュー
映画や動画鑑賞にもおすすめ
製品仕様
まとめ
『Maestraudio』(マエストローディオ)は、オーツェイド株式会社のイヤホンブランド「intime」(アンティーム)で培った「セラミックオーディオテクノロジー」を、より高度にブラッシュアップしたイヤホンブランドです。
ブランド名は、Maestro(巨匠)とAudio(音響)を組み合わせた造語です。(メーカー資料引用)
内部のドライバーが透けて見えるハート形が特徴的なクリアな筐体です。スモークグレーとアクアブルーの2色展開です。
iSep01イヤーピース(S/MS/M/L)/ イヤーフック / 本革コードリール / キャリングポーチ
「iSep01」が付属します。
ステムの長さは一般的でイヤホンを付けたときに耳から飛び出る事は無く、ノズル径も他社製のイヤーピースも使用可能です。
シルバーコートOFCとOFCのハイブリッドケーブルが採用されています。
10mm径グラフェンコートダイナミックドライバー×1
9mm径RST(Reactive Sympathetic Tweeter)×1
軽くてコンパクトなので耳への収まりが良いです。付属の耳掛け用イヤーフックをすると、より装着しやすいです。
4.4mmプラグに変更されただけでなく、それに合わせてリチューニングもされた本モデルは、中低域の音圧がグッと強く、濃密になったように感じられ、より一層、楽曲の安定感と迫力を感じられるようになりました。純度が高く引き締まった音は、比較的軽く、カラッとしたナチュラルサウンドで、聴きやすさも感じられました。それでも淡白になり過ぎないところがとても良いです。
吹奏楽音源を聴くと、各楽器の定位感・分離感の良さとサウンドステージの広さが臨場感を作り出し、また、トランペットやフルートなどのハイトーンは、耳の奥まで響き渡り爽快です。ハート形の可愛らしい見た目と各ドライバーが奏でる細部までこだわられた、抜かりのない音質設計はまさに巨匠の技です。
続いて、前モデルのMaestraudioブランド第1弾MA910Sと比較試聴しました。
MA910Sが得意としていた分離感の高さと定位感の良さを底上げし、価格帯ではエントリーモデルではありますが、ミドルクラス・ハイエンドクラスに引けを取らないハイレベルなイヤホンへと進化しています。
MA910SBは、空間表現力がとても優れているので、楽曲再生以外にも、映画を見る際にも実力を発揮します。
さらに4.4mmのバランス接続で音楽を楽しみたいという方にもおすすめしたいイヤホンです。
形状 | IEM型 | ドライバー | ハイブリッド型、10mm径グラフェンコートダイナミックドライバー×1、9mm径RST(Reactive Sympathetic Tweeter)×1 |
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インピーダンス | 16Ω | 感度 | 102dB |
周波数特性 | 20Hz~40KHz | ケーブル長 | 1.2m(4.4mmバランス L字プラグ) |
【商品情報】Maestraudio MA910SB
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MA910SBは、
・おさまりの良い、軽くてコンパクトなハート形の筐体
・前モデルから4.4mmプラグへ変更され、さらにリチューニングでパワーアップ
・中音域の濃厚さとカラッとしたナチュラルサウンド
・映画鑑賞にもバランス接続で音楽を楽しみたい人にもおすすめ
1万円台でありながら、ハイレベルなナチュラルサウンドと優れた定位感・分離感を表現するMA910SBは、エントリーモデルとは思えないクオリティの高さです。