Kiwi Ears Quintet のオーディオ専門店スタッフレビューです。4種類の先進的なドライバーを片側5基搭載搭載しながら価格はリーズナブル!ドライバー毎の特性をまとめ上げた聴きやすいサウンドバランスが特徴のイヤホンを詳しく紹介します。
目次
Kiwi Ears とは
Quintet の特徴
Quintet の装着感レビュー
Quintet の音質レビュー
製品仕様
まとめ
Kiwi Ears (キウィ・イヤーズ)は、2021年に登場した中国のオーディオブランドです。2023年6月に8BA 搭載リファレンスチューニングインイヤーモニター「Orchestra Lite」を引っ提げて日本上陸し、夏のヘッドフォン祭 mini 2023 出展ブースでも手ごろな価格帯と高い品質が話題となりました。
そんなKiwi Earsから9月8日に発売となったばかりのハイブリットドライバー搭載「Quintet」をレビューします。
ブラックのイヤホン筐体にブランドロゴと製品名の入ったメタリックシルバーのフェイスプレートの2トーンカラーでシックなデザインです。
ノズルは、標準的なサイズなので一般的に販売されている交換用イヤーピースの装着が可能です。
2pinコネクタを採用しています。
イヤーピースは2種類(S/M/L 合計6ペア)を同梱しています。
ケーブルは、銀メッキ無酸素銅(OFC)線を採用、プラグ部分にはKiwi Earsのロゴが入っています。
ドライバーは、サブウーファーに10mmDLC ダイナミックドライバー1基、自然で解像度の高い中域にカスタムバランストアーマチュアドライバー2基、マイクロプラナートランスデューサー(MPT)1基、PZT ドライバーの4種類片側5基搭載しています。
Quintetは、平均的なサイズ感と形状なので、多くの方に装着しやすいのではないでしょうか。また、骨伝導ドライバーを搭載しているため、少し小さ目のイヤーピースを着けて深めに装着するとドライバーの効果が出やすいのでおすすめです。
Quintetは4種類のドライバーを搭載されています。当然ドライバーが多くなれば多くなるほどドライバー同士のバランスを取ることが難しくなりますが、そのまとめ方が上手いという印象です。帯域バランスとしては多少中低域が多めのフラット傾向です。
高域はMPT(マイクロ・プラナー・トランスデューサー)という平面駆動ドライバーと圧電ドライバーを搭載されてますが、主張がそこまで強くなく非常に滑らかで自然な出音です。
中域はBAドライバー×2基となっておりますが、ボーカルが前に出すぎることはなく、非常にニュートラルな音質傾向です。高域からスムースに繋がり音全体のまとまりが確りしているので非常に聴きやすいサウンドバランスです。
低域はダイヤモンドライクカーボン(DLC)ダイナミックドライバー×1基となっており、ミッドベースやパワフルな重低音を解像感の高い音質で聴くことができます。
全体的には低域のレスポンスが目立つ印象ですが、全体的にニュートラルなサウンドに若干のスパイスとして、楽しさを付加していると感じました。
ドライバー | 10mmDLC ダイナミックドライバー1基、カスタムバランストアーマチュアドライバー2基、マイクロプラナートランスデューサー(MPT)1 基、PZT ドライバー | インピーダンス | 32Ω |
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感度 | 108dB | 周波数応答範囲 | 20 - 40kHz |
入力端子 | 3.5mm ステレオミニプラグ | コネクター | 2pin |
【商品情報】Kiwi Ears Quintet
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