フジヤエービック

 

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2023.09.07
専門店・プロレビュー,

TRUTHEAR ZERO 初・ZERO RED・HEXA 3種比較レビュー

TRUTHEAR ZERO 初・ZERO RED・HEXA 3種比較レビュー

TRUTHEARの有線イヤホンZERO 初・ZERO RED・HEXA 3機種の特徴と音質をオーディオ専門店スタッフが比較レビューします。3種それぞれ異なる特徴を持ち、低価格帯ながらバランスの良いイヤホンです。

フジヤエービック店舗イメージ
▶この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
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TRUTHEARとは

TRUTHEAR(トュルースイヤー)は、2022年に設立されたイヤホン・ヘッドホンやオーディオ関連アクセサリーの製造を専門とする中国のオーディオブランドです。ディテールと臨場感あふれるサウンドをもたらす優れたオーディオ体験をお届けすることをコンセプトに2次元文化からインスピレーションを受け、個性的でユニークな魅力に溢れた製品を創造しています。

TRUTHEAR HEXAのパッケージの画像
TRUTHEAR HEXAのパッケージイラスト

パッケージのキャラクターイラストにも注目です。

今回は、TRUTHEARから発売された有線イヤホン3機種を詳しく紹介していきます。

ZERO 初 の特徴

イヤホン本体

ZERO 初の本体画像

イヤホン本体は、軽量で肌に優しいという医療グレード品質で透明度の高い樹脂を「HeyGears」製のDLP 3Dプリントで造形、着色されました。

ドライバー構造

ZERO 初のドライバーイメージ

低域に10mm、中高域に7.8㎜のデュアルダイナミックドライバーを搭載しています。10mmドライバーは、力強い低域表現を実現するため特殊なボイスコイルを使用、振動数を減らし正確なクロスオーバーをもたらします。7.8mmドライバーは、クリアで緻密な高音域のため、軽量な極細CCAW コイルを採用、高域の感度を効果的に向上させ、レスポンスを滑らかにしました。

ノズル

ZERO 初のノズル部分画像

音響ノズルは、イヤホン本体と同様に高精度な DLP 3D プリントにより造形され、フィルタ機能を持ちながら微細な音響ノズル構造を実現しました。標準的なサイズなので一般的に販売されている交換用イヤーピースの装着が可能です。

ケーブル

ZERO 初のケーブル画像

4芯の高品質銀メッキケーブルは、汎用性の高い0.78mm 2Pinコネクタを採用しています。

ZERO RED の特徴

イヤホン本体

ZERO RED の本体画像

ZERO 初 と同様に医療グレード品質で透明度の高い樹脂を「HeyGears」製のDLP 3Dプリントで造形、着色されました。

ドライバー構造

ZERO RED のドライバーイメージ

ドライバー構造は、ZERO 初 と同様に低域に10mm、中高域に7.8㎜のデュアルダイナミックドライバーを搭載していますが、内部構造に違いがあります。クロスオーバー回路に合わせるために、低域を担当する10mmダイナミックドライバーのボイスコイルの数と、振動板構造も調整しました。非線形歪みなどの客観的な測定値を大幅に向上させ、優れた低音レスポンスを実現しています。

ノズル

ZERO RED のノズル部分画像

ZERO 初 と同様に DLP 3D プリントにより造形されました。標準的なサイズなので一般的に販売されている交換用イヤーピースの装着が可能です。

ケーブル

ZERO RED のケーブル画像

4芯の高品質銀メッキケーブルは、汎用性の高い0.78mm 2Pinコネクタを採用しています。また、10Ωのインピーダンス増幅プラグが付属されています。

HEXA の特徴

イヤホン本体

HEXA の本体画像

ZERO 初 、ZERO REDと同様に医療グレード品質で透明度の高い樹脂を「HeyGears」製のDLP 3Dプリントで造形、着色されました。

ドライバー構造

HEXA のドライバーイメージ

ドライバーは、ダイナミックドライバー1基とBAドライバー3基のハイブリッド構造です。低域に内磁型磁気回路に柔軟なポリウレタンエッジとLCP液晶ドーム振動板を搭載した10mmダイナミックドライバー、中域にダイナミックドライバーの周波数帯域と滑らかに調和し、HRTF特性に合うようチューニングされたBAドライバー、高域に微細な音処理によってスムーズでクリアな高音表現をもたらすカスタムBAドライバーが採用されています。

ノズル

HEXA のノズル部分画像

標準的なサイズなので一般的に販売されている交換用イヤーピースの装着が可能です。

ケーブル

HEXA のケーブル画像

銀メッキ無酸素銅ケーブルは、汎用性の高い0.78mm 2Pinコネクタを採用しています。

3機種の付属品の違い

ZERO 初
・シリコンイヤーピース(S/M/L) 2種各1ペア
・低反発イヤーピース1ペア
・交換用メッシュ
・ポーチ

ZERO RED
・シリコンイヤーピース(S/M/L) 2種各1ペア
・低反発イヤーピース1ペア
・ポーチ
・インピーダンス増幅プラグ

HEXA
・シリコンイヤーピース(S/M/L) 2種各1ペア
・低反発イヤーピース1ペア
・ポーチ

TRUTHEAR ZERO 初・ZERO RED・HEXA 音質比較レビュー

ZERO 初

ZERO 初 とDAPを接続した画像

ベースラインに、力強さと重厚感が感じられ、やや中低音域寄りのサウンドです。ダイナミックドライバーを2基という構成ですが、一音一音が明瞭で、音の出だしのアタック感がしっかりと感じられるので、軽快に楽しく聴けます。音場感は狭めで、ライブハウスで聴いているような、濃厚なサウンドで迫力があります。

【商品情報】TRUTHEAR ZERO 初

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TRUTHEAR ZERO 初

ZERO RED

ZERO RED とDAPを接続した画像

「ZERO 初」と同じドライバー構成でありながら、チューニングを調整した「ZERO RED」のサウンドをみていきましょう。「ZERO 初」は、低域に厚みが感じられましたが、「ZERO RED」は、全体のバランスが取れており、濁りのないクリアな明るめのサウンドで、低域から高域まで過不足なくしっかりと鳴らし、また、音の表面が滑らかで耳当たりが良く聴きやすいです。長時間のリスニングにもおすすめです。

【商品情報】TRUTHEAR ZERO RED

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TRUTHEAR ZERO RED

HEXA

HEXA とDAPを接続した画像

ダイナミックドライバー1基とBAドライバー3基を搭載しており、ドライバー構成は「ZERO 初」と「ZERO RED」とは全く異なります。低域は、音の輪郭がくっきりとしているので、アタック感と力強さが感じられ、メロディラインに埋もれることなく、楽曲をしっかりと支えてくれているように感じられました。

ボーカルは、しっとりとした艶感があり、特に女性ボーカルのハイトーンは、伸びの良さがありつつ、刺さらずに心地よく聴けます。定位感と分離感も高く感じられ、ボーカルと楽器を細かく聴くことができました。全体の音をしっかりと感じたいという方におすすめです。

【商品情報】TRUTHEAR HEXA

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TRUTHEAR HEXA

製品仕様

TRUTHEAR ZERO 初

TRUTHEAR ZERO RED

TRUTHEAR HEXA

TRUTHEAR ZERO 初商品イメージ
TRUTHEAR ZERO RED商品イメージ
TRUTHEAR HEXA商品イメージ
ドライバー

10mmダイナミックドライバー×1、7.8mmダイナミックドライバー×1

10mmダイナミックドライバー×1、7.8mmダイナミックドライバー×1

ダイナミックドライバー×1、BA ドライバー×3

振動板

PU + LCP 複合振動板

PU + LCP 複合振動板

ポリウレタンエッジ、LCP ドーム複合振動板

感度(@1kHz)

117.5dB/Vrms

117.5dB/Vrms

120dB/Vrms

インピーダンス(@1kHz)

10Ω±15%

17.5Ω±15%

20.5Ω±15%

再生周波数帯域

20Hz-39,500Hz

12Hz-40,500Hz

8Hz-40,000Hz

THD

THD@1kHz≤1

THD@1kHz≤1

THD@1kHz≤1

商品情報

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まとめ

・ZERO 初は低域に10mm、中高域に7.8㎜のデュアルダイナミックドライバーを搭載、迫力のある濃厚なサウンド
・ZERO REDは、ZERO 初 と同様のドライバー構成ながら異なるチューニングが施され、クリアな明るめのサウンド
・HEXAはダイナミックドライバー1基とBAドライバー3基を搭載、力強さとボーカルの伸びの良さ、そして定位感の良さが特徴的なサウンドで全体の音をしっかりと感じたいという方におすすめ


3種それぞれ異なる特徴を持ち、低価格帯ながらバランスの良いイヤホンです。ぜひお試しください。

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