小型軽量DAP HiByMusic R2 IIのオーディオ専門店スタッフレビューです。ブランド独自開発の HiBy OSを搭載、アプリで音質調整が可能、USB DAC機能搭載など高機能ながらリーズナブルな価格のR2 IIを詳しく紹介します。
目次
HiByMusic R2シリーズとは
HiByMusic R2 IIの外観と特徴
HiByMusic R2 IIの音質レビュー
製品仕様
まとめ
HiByMusic(ハイビーミュージック)は、中国に本社を構えるポータブルオーディオブランドです。2018年に日本上陸を果たし、ハイレゾDAP「HiBy R6」を皮切りに小型USB-DACやヘッドホンアンプ、イヤホンなど、ポータブルオーディオ製品を次々に発表しています。
その中でも2021年に発売された「HiByMusic R2」は、6cm×6cmの筐体のポケットサイズDAPとして登場。同じくHiByMusicのUSB-DAC「FD1」と組み合わせることで2.5mmバランス接続も可能、それでも一般的なDAPよりまだまだ小さいというまさにポータブルかつリーズナブルなDAPとして注目を集めました。そんなポケットサイズDAPが「Ⅱ」となって帰ってきました。HiByMusic R2 IIを詳しく紹介していきます。
サイズは、H71×W63.1×D12.4mm、重さ70.6gと超小型・軽量タイプのDAPです。Apple Watch Ultra の重さが61.3gですので、それよりも若干重いくらいのサイズ感となっています。
側面右側にボリュームコントロールつまみ、再生・一時停止・巻き戻し・早送りボタンが設置されています。
本体上部に電源ボタンが設置されています。
本体下部にmicro SD カードスロット、USB-TypeC端子、3.5mmシングルエンドのイヤホン端子が設置されています。
ネイティブ DSD256、 PCM 32bit/384kHz に対応したESS ES9219C DACを搭載しています。
OSはブランド独自開発のHiFi オーディオ デバイスを対象としたオペレーティング システムHiBy OSを搭載しています。
チューニング機能としては、こちらもブランド独自開発のMSEB mastering tuningが搭載されています。音の温度、 音の太さ、ヴォーカル、 インパルス応答、 空気感など直感的に操作しやすいスライダーを操作して好みの音質に調整できます。
ストリーミングサービスは、TIDAL と Qobuz に対応とのことです。TIDAL は現在日本未対応ですが、Qobuzはサービス開始が予定されていますのでR2 IIと合わせていち早く導入というのもありなのではないでしょうか。
小型軽量なプレイヤーですので、スマートフォン全般との比較してレビューしていきます。R2 II は、3.5mmシングルエンド出力のみとなっているので3.5mmのイヤホンと接続して試聴しました。
スマホと比較すると出力に余裕があり、S/Nも良い傾向です。音場等はそこまで広くはないですが、音色は全体的にウォームな傾向でジャンル問わず様々な楽曲が楽しめると思います。音質チューニングもMSEBやイコライザーが搭載されているので、ご使用のイヤホンや楽曲に合わせての調整も可能です。
OS | HiBy OS | 出力 | 3.5mm |
---|---|---|---|
DAC | ES9219C | 寸法 | H71×W63.1×D12.4mm |
重さ | 70.6g | マイクロ SD カード | 最大 2TB |
Bluetoothコーデック | UAT、LDAC、aptX、AAC、SBC | USB ポート | USB2.0、Type-C |
【商品情報】HiByMusic R2 II
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