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2024.01.04
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Noble Audio FALCON MAX レビュー | 最新のMEMSドライバーを搭載した高音質ワイヤレスイヤホン

Noble Audio FALCON MAX レビュー | 最新のMEMSドライバーを搭載した高音質ワイヤレスイヤホン

Noble Audio FALCON MAXをオーディオ専門店スタッフがレビューします。MEMSドライバーとダイナミックドライバーを搭載したクリアで心地よい高音域とレスポンスの高い低音域を特徴としたワイヤレスイヤホンを詳しく紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
▶この記事の監修
フジヤエービック(FUJIYA AVIC)
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Noble Audio FALCONシリーズとは

Noble Audioは、オーディオロジスト(聴覚学者・聴覚専門医)であるジョン・モールトン博士によりカリフォルニア州で設立された、イン・イヤー・モニターイヤホンを専門とするオーディオブランドです。専門家の知見を生かした製品づくりと芸術的なデザインが特徴で、世界各国で高い評価を獲得しています。

Noble Audioが、2019年に発売した完全ワイヤレスイヤホン「FALCON」は、高音質に振り切ったワイヤレスイヤホンとして空前の大ヒットとなりました。FALCONを皮切りに各メーカーから高音質な完全ワイヤレスイヤホンが続々と登場し始めたことからも、そのインパクトは大きかったのではないでしょうか。

そんなFALCONシリーズは、FALCONの後継機種「FALCON2」や上位機種「FALCON PRO」、アクティブノイズキャンセリング搭載の「FALCON ANC」と、ワイヤレスイヤホンの高音質モデルとしての地位を築いていきました。

Noble Audio FALCON ANCの画像
Noble Audio FALCON ANC

そして今回は、FALCONシリーズ最新作、MEMSドライバーを搭載した「FALCON MAX」です。詳しく紹介していきましょう。

Noble Audio FALCON MAXのケースに入っている画像
Noble Audio FALCON MAX

Noble Audio FALCON MAXの外観と特徴

イヤホン本体

Noble Audio FALCON MAXのイヤホン本体の画像

イヤホン本体の形状は初代FALCON、FALCON2に近い形状で少し変形した楕円形となっています。サイズは通常のワイヤレスイヤホンより少し大きめとなっていますので、耳が小さいという方は事前に装着感をお試しすることをおすすめします。

MEMSドライバー

MEMSドライバーのイメージ

FALCON MAX の最大の特徴は、ハイブリッドドライバー構成です。

ひとつ目は、ブランド初の採用となる高域用に新たな音質体験を実現するxMEMS Labs製「Cowell」ドライバーです。シリコンウエハーから切り出したシリコン振動板に電圧をかけることで発音させる圧電(ピエゾ)方式のスピーカードライバーで特に高域の再生周波数帯域が広く、歪みが少ないという点に特徴があります。

ダイナミックドライバー

ダイナミックドライバーのイメージ

ふたつ目は、低域用に10mm径の複合素材ダイナミックドライバー「Dual-Layered LCP Driver」を搭載しています。MEMSドライバーの長所を生かすための、高性能なダイナミックドライバーとのことです。

機能

Noble Audio FALCON MAXのイヤホン本体を取り出した画像

最新世代のQualcomm製SoC「QCC5171」を搭載し、Bluetooth5.3とLE-Audioに対応、コーデックはハイレゾ相当伝送が可能なLDAC、aptX Adaptiveに対応しています。
そのほか、マルチポイント・マルチペアリング、リアルタイムでノイズキャンセリング効果を最適化するAdaptive ANCを搭載するなど、機能面においても充実しています。

充電ケース

Noble Audio FALCON MAXの充電ケースの画像

Noble Audio FALCON MAXの音質レビュー

試聴環境

再生環境:Galaxy S23 UltraでSpotifyで再生
試聴楽曲:緑黄色社会 / ピンクブルー、真夜中ドライブ、Shout Baby
milet / Who I Am
東京佼成ウインドオーケストラ / アルヴァマー序曲、オーメンズ・オブ・ラブ
LiSA / Catch the Moment

Noble Audio FALCON MAXの画像

Noble Audio初採用となる​xMEMS製「Cowell」MEMSドライバーの特徴として、高域の再生周波数帯域が広く、歪みが少ないということなので、高音域に注目してみると、トランペットやフルートのハイトーンやシンバル・ハイハット等の金属楽器の音にキレがありつつも、刺さらずに聴こえ、雑味もないのでクリアに心地よく聴けます。

女性ボーカルの高音域もしっとりとした艶感と伸びの良さが感じられ、耳当たりは良く聴き疲れもなさそうです。ベースラインは、音の立ち上がりが良くレスポンスも良いため、輪郭がボヤっとせずに、はっきりと頭からしっかりと聴き取れるので、楽曲のテンポ感を体で感じられ楽しく聴けます。特にポップスやロックは聴いていて気持ちが良いです。

高音域の解像度・音の抜け感が良い分、ベースラインがどのように聴こえるのか楽しみでしたが、さすが Noble Audio、サウンドバランスだけでなく、一音一音に音へのこだわりが濃縮されています。

定位が良く中高音域の音の伸びも良く感じられるので、楽器・人数が多い吹奏楽音源を聴くと、広いホールで聴いているかのような空間の広さが感じられます。

製品仕様

ノイズキャンセリング 対応 Bluetooth 5.3
周波数特性 20Hz – 48kHz 対応コーデック SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、 LDAC、LC3(LE-Audio時)
再生時間 ANC OFF+音量60%時=約5.5時間、ANC ON+音量60%時=約4.5時間 防水性能 IP54

【商品情報】Noble Audio FALCON MAX

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Noble Audio FALCON MAX

まとめ

・MEMSドライバーとダイナミックドライバーのハイブリッドドライバー構成
・Bluetooth5.3とLE-Audioに対応
・LDAC、aptX Adaptiveに対応
・リアルタイムでノイズキャンセリング効果を最適化するAdaptive ANCを搭載
・クリアで心地よい高音域と立ち上がりとレスポンスの高い低音域


高音質ワイヤレスイヤホンの先駆者であるNoble AudioのFALCONシリーズの最新作「FALCON MAX」は、その名をさらに上げる仕上がりとなっているのではないでしょうか。ぜひ一度お試しいただきたいワイヤレスイヤホンです。