HiFiMAN Svanar Wireless LE をオーディオ専門店スタッフがレビューします。Svanar Wirelessから迫力のサウンドクオリティを引き継ぎながら約半額というお手頃な価格帯で楽しめるワイヤレスイヤホンを詳しく紹介します。
目次
HiFiMAN のワイヤレスイヤホン
HiFiMAN Svanar Wireless LE の特徴
Svanar Wireless LE の音質レビュー
Svanar WirelessとSvanar Wireless LEを比較レビュー
製品仕様
まとめ
HiFiMAN(ハイファイマン)は、中国天津市に本社を置くメーカー「海菲曼(天津)科技」のオーディオブランドです。近年では特に平面型ヘッドホンで人気が高く、高額品というイメージだった平面型ヘッドホンをリーズナブルな価格で販売しファンを増やしています。
人気・実力ともに注目のHiFiMANから有線モデルのSvanarをベースにしたワイヤレスイヤホン第二弾「Svanar Wireless LE」が登場しましたので詳しく紹介していきます。
「Svanar Wireless」は、ワイヤレスイヤホンということを感じないほどの力強さと高い解像感、カスタムIEMのようなフィット感の良いシェル形状などユニークさと高音質を兼ね備えたワイヤレスイヤホンです。
そのSvanar Wirelessの廉価版...とはいえ、変更点は、LDAC非対応、本体素材の変更、ワイヤレス充電機能非搭載のみ。デザイン・音質は変更なしで約半額という迫力のサウンドはしっかり引き継いだ「Svanar Wireless LE」を詳しく紹介します。
イヤホン本体の形状はSvanar Wirelessと同様にカスタムIEMのように耳の型に合わせたようなシェル形状とフェイスプレート部分は四角い形にスティック部分が伸びるように付いています。
Svanar Wirelessと比較すると素材の仕上げが格子柄の素材から変更となっています。
HiFiMANのヘッドホンアンプ「EF400」に採用されているヒマラヤDACと、有線ハイエンドイヤホン「Svanar」のトポロジードライバーを組み合わせて24Bit/192Khzの高音質再生を実現しています。
インパクトのある多面型のイヤホンケースは、Svanar Wirelessとカラーが異なりますが、形状は同じです。
Svanar Wireless LEはブラウンとなっています。
イヤホンケースを開くと貝が座っているような形でイヤホンが収納されています。こちらもSvanar Wirelessと同様ですね。
イヤーピースはシリコンタイプとフォームタイプの2種類が同梱されています。
再生端末は、Galaxy S23 Ultraを使用します。再生アプリは、Spotifyで再生します。
Svanar Wirelessと同様に、モード切替ができますので通常モード、ANCモード、HIFIモード、それぞれ切替えて試聴していきます。
通常モードは、低音域から高音域までバランスが取れたサウンドで、シンバルのハイハットや金管楽器のハイトーンなど耳に刺さりやすい帯域も角がなく、落ち着いた鳴らし方をするので耳当たりが良いです。
ANCモードは、とても自然に騒音を抑えてくれます。サーというノイズも気になりません。通常モードから切替えた時に外部の騒音が抑えられているのをしっかりと実感できます
HIFIモードは、音圧が強くなり、アタック感が力強く感じられます。音も立体的に感じられるようになるので、臨場感のあるサウンドが楽しめます。
どちらのモデルもワイヤレスイヤホンとは思えないほどの解像度の高さと音場感の広さが感じられます。
特にSvanar Wireless LEは、楽器とボーカル、それぞれをしっかりと聴き取れるので、楽曲全体を見通せるフラット傾向のサウンドバランスの取れた音を楽しみたいという方、楽器もボーカルも楽しみたいという方におすすめできます。
一方Svanar Wirelessは、一音一音、音の輪郭が鮮明でアタック感もありながら、音に角がない為、粗さを感じさせずクリアに鳴らすので、音質に一切の妥協をせずにハイクオリティなサウンドをお求めの方におすすめです。
ノイズキャンセリング | 対応 | Bluetooth | 5.2 |
---|---|---|---|
周波数特性 | 10Hz - 35kHz | 対応コーデック | SBC |
再生時間 | HIFIモード:約5時間、ANCモード:約6時間、通常モード:約7時間 | 防水性能 | IPX5 |
【商品情報】HiFiMAN Svanar Wireless LE
» 詳細を見る