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2024.02.13
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iBasso Audio 3T-154 レビュー | 広大な音空間が味わえる大口径ダイナミックドライバー搭載の有線イヤホン

iBasso Audio 3T-154 レビュー | 広大な音空間が味わえる大口径ダイナミックドライバー搭載の有線イヤホン

iBasso Audio 3T-154のオーディオ専門店スタッフレビューです。直径15.4mmのベリリウムメッキダイナミックドライバーを搭載したウォーム感のある中低域とシャープで硬質な高域が両立するサウンドが特徴の有線イヤホンを紹介します。

フジヤエービック店舗イメージ
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iBasso Audioとは

iBasso Audio(アイバッソオーディオ、以下「iBasso」)は、2006年に設立された中国のポータブルオーディオブランドです。オーディオプレイヤーのDXシリーズ、小型USB-DACのDCシリーズなどが特に知られている人気アイテムですが、実は”音の出口”となるヘッドホン・イヤホンでもいくつかのモデルを展開しています。

iBasso Audio SR3 の商品画像
iBasso Audio のヘッドホン「SR3」

そのiBassoから大口径ダイナミックドライバー搭載のお手頃なイヤホンが登場します!それがこちらの「3T-154」です!

iBasso Audio 3T-154のメイン画像
新製品のイヤホン「3T-154」

今回はこの3T-154について、詳細および音質レビューをお届けいたします。

3T-154の詳細

パッケージ

iBasso製品ではおなじみのネイビーの箱を開けると、イヤホン本体とグリーンのケースが姿を現します。

iBasso Audio 3T-154のパッケージを開けた画像
開封

付属品

3T-154の付属品はケース、イヤーピース、ケーブル(3.5mmプラグ装着済み)および4.4mmバランスプラグ、専用ドライバー、スペアノズルとなっています。

特にイヤーピースはシリコン製4種類(各3サイズ)、フォーム製1種類(2サイズ)という充実ぶり。しかもシリコン製の4種類に関しては、色だけでなく形状・口径サイズがそれぞれ異なっているので装着感や音質にこだわって選ぶことが可能です。

iBasso Audio 3T-154の付属品の画像
3T-154の付属品一式

イヤホン本体

こちらがイヤホン本体。3T-154はシルバーとブラックの2色展開ですが、今回のサンプルはブラックとなります。

円形のフェイスプレート部にはシンプルにブランド名とモデル名、それに「完璧を追求する」というiBassoのスローガンが刻まれています。

iBasso Audio 3T-154のフェイスプレートのアップ画像
円形のフェイスプレート

ドライバー構成

凝ったネーミングのイヤホンが多い中、最近では珍しく記号的なモデル名の3T-154ですが、これはこのイヤホンが持つ大きな2つの特徴をそのまま表しています。

搭載するドライバーのマグネットには、一般的なイヤホンを大幅に上回る磁束密度(磁力の強さ)となる”3T(テスラ)”を採用。さらに直径15.4mmもの大口径ベリリウムメッキダイナミックドライバーを採用していることから、それらを結び付けた「3T-154」という名前を冠することになりました。

iBasso Audio 3T-154のドライバー画像
磁束密度3テスラ・直径15.4mmのダイナミックドライバー搭載

コネクタ

15.4mm径という大きなドライバーを格納するシェルには、強度・剛性に優れていながら軽量な”高硬度マグネシウム合金”を採用。やや大柄ではありますが、片側約9gほどとそれほど重くはありません。ケーブルコネクタは2pinタイプとなっています。

iBasso Audio 3T-154のコネクタ部分の画像
ケーブルコネクタは2pin

ノズル

ノズルは着脱可能で、汚れやゴミなどが付着した際にもクリーニングしやすくなっています。なお、スペアノズルは装着済みのものとまったく同じ仕様で、チューニング等を変えるものではないとのことです。

iBasso Audio 3T-154のノズル部を外した画像
ノズルは着脱可能

付属ケーブル・プラグ

付属ケーブルの線材には高純度銀メッキ銅を採用。独自のクイックプラグスイッチシステムにより、3.5mmもしくは4.4mmに交換可能となっています。いわゆるイモネジでプラグをしっかりと固定できるようになっていますが、非常に小さなネジなので交換時にはなくさないようご注意ください。

iBasso Audio 3T-154の付属交換プラグの画像
クイックプラグスイッチシステム採用

また、プラグスリーブの部分がかなり太くなっているのも特徴です。3.5mmプラグ(右)の根元には段差が設けられていますが、4.4mmプラグ(左)の方は段差がわずかになっているため、接続先のプレイヤーなどがケースに入っている場合、ジャックまわりに干渉する可能性もありますのでこちらもご注意を。

iBasso Audio 3T-154の付属プラグの根元の画像
プラグ根元の段差

3T-154の音質レビュー

iBasso Audio DX260 と 3T-154を接続

それでは音のほうも確認してみたいと思います。今回はちょうど同時にリリース発表のあった、iBassoの最新ポータブルプレイヤー「DX260」と組み合わせて試聴してみました。

iBasso Audio DX260 と 3T-154を接続した画像
3T-154とDX260

【商品情報】iBasso Audio DX260

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iBasso Audio DX260

ウォーム感のある中低域とシャープで硬質な高域の融合した、豊かな音空間が味わえるイヤホンです。低域は量感・質感とも充分な豊かさを持っていますがぼわつきはなく、音場の広さ、回り込みなど、ダイナミック型という言葉に連想されるような長所がそのまま表現される印象ですが、その中で鮮やかな高域が際立って聴こえてくるという”二面性”を持ったサウンドが味わえます。

聴いていて特に強く感じるのが、15.4mmという口径の大きさからなのか音のスケール感、余裕といったものが表現されているように聴かせてくれるという点です。リスナーに向かってゴチャゴチャと音が寄せ集まるのではなく、広い空間にそれぞれの音が広がっていくかのような表現はこの3T-154ならではの魅力ではないでしょうか。

製品仕様

ドライバー15.4mm ダイナミックドライバー×1周波数特性7Hz - 41kHz
感度116dB +/-2dBインピーダンス16Ω
プラグ4.4mm TRRRS金メッキ & 3.5mmTRS金メッキ重量18.8g(LRイヤホン本体 ケーブル含まず)

【商品情報】iBasso Audio 3T-154

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iBasso Audio 3T-154

まとめ

iBasso Audioの新型有線イヤホン「3T-154」は、
・磁束密度3テスラ、直径15.4mmのベリリウムメッキダイナミックドライバーを搭載
・3.5mmまたは4.4mmプラグに交換可能な”クイックプラグスイッチシステム”採用のケーブル
・ウォーム感のある中低域とシャープで硬質な高域が両立する、広大な音空間の味わえるサウンド

と、そのネーミングの元となった特徴の数々が充分に活かされた魅力を持つイヤホンとなっています。

3T-154は本日よりご予約受付開始、発売は2月20日を予定しております。カラーは今回のレビューでご紹介したブラックのほかシルバーもございますので、ぜひお好みの色をお選びください。

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