いざ音質の良い ヘッドホン を探そうと思っても、本当にたくさんの種類があって迷ってしまう人も多いでしょう。 どのタイプのヘッドホンを選ぶかによって、音質の特徴にも大きな違いがでてきます。そこで今回は、ヘッドホン選びで迷わないように、おさえておきたい基本ポイントをまとめました。
ヘッドホンの音質の良し悪しはなにで決まるのでしょうか。音を出すドライバーユニットの性能が大きな要素であることは間違いありませんが、それ以外にもヘッドホンの形状や用途、タイプの違いによっても音質にはかなりの差が生じます。 リスニングとモニター、開放型と密閉型、オーバーヘッドとネックバンド……、それぞれの種類や形状などのポイントをおさえることで、自分に適した音質のヘッドホンが見つけやすくなります。
ヘッドホンにはモニターヘッドホンとリスニングヘッドホンがあります。モニターヘッドホンは音源に忠実な音質となるようにつくられているので、レコーディング等に使用されるプロ仕様と考えていいでしょう。 音質にこだわりのあるヘッドホン愛好家の場合、モニターヘッドホンを好むことが多いようですが、あくまで音楽鑑賞としての音質の良さを求めるなら、リスニングヘッドホンを選ぶのが一般的です。
ドライバーユニットの背面をそのまま開放しているのが「オープンエア型」とも呼ばれる開放型。密閉しないため音は外に漏れてしまいますが、音質については音の抜けが良く広がりのある高音を感じられます。 開放型は構造的に無理がなく音質も良好にしやすいので、多くのメーカーがハイエンドヘッドホンを開放型で開発しています。
ヘッドバンドが後頭部の方にまわっている方式。耳の上と後頭部で支える形になりますが、オーバーヘッド型とくらべると装着感はやや不安定なものが多いかもしれません。 ネックバンド型を選ぶ場合には、装着感がどうかをなるべく意識するようにしましょう。一般的なオーバーヘッド型よりも軽量でコンパクトなものが多いのも特徴です。
低音域・中音域・高音域それぞれの表現に特化したヘッドホンがあります。自分がよく聴くジャンルに向いた音域に特化したヘッドホンを選ぶと、より満足な音質を得られるでしょう。 つい低音と高音に注目しがちですが、音楽でもっとも割合が多いのは中音域。バランスも考えつつ、自分の好みと相談しながら検討してください。
最近では、CDの3~6倍も情報量の多い話題のハイレゾ音源に対応したプレーヤーも普及しています。ハイレゾ対応のヘッドホンであれば、ハイレゾ音源をCDでは再生できない空気感と臨場感のある音質を存分に楽しめます。 ハイレゾ音源を前にして後悔することのないように、ヘッドホンのハイレゾ対応/非対応は確認するようにしましょう。
高性能=音質最高のヘッドホンとは限りません。性能だけで選ぶ前に、まずは自分が快適に音楽を楽しめるヘッドホンのタイプや形状はどれかを、しっかりと決めておきましょう。 用途や構造など、自分が音楽を聴くシチュエーションに合うものを選ぶことが、結果的に音質の良さを楽しむ大きな要素になります。 フジヤではあらゆる種類のヘッドホンを取り揃えていますので、あなたに合った良音質のヘッドホンもきっと見つかります。ぜひチェックしてみてください。