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2023.04.06
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audio-technica ATH-SQ1TW2レビュー 使い勝手が大幅アップした完全ワイヤレスイヤホン

audio-technica ATH-SQ1TW2レビュー 使い勝手が大幅アップした完全ワイヤレスイヤホン

オーディオテクニカの最新完全ワイヤレスイヤホンATH-SQ1TW2をオーディオ専門店スタッフがレビューします。コンパクトなサイズとウォーム感のある中音域、柔らかい低音域のサウンド、そして専用アプリで細かい設定ができる実用的なイヤホンです。

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audio-technicaとは

audio-technica(オーディオテクニカ、以下「オーテク」)は1962年に設立された日本の音響機器メーカーです。

もちろん完全ワイヤレスイヤホンも多くの機種を送り出しており、中でもイヤーピース表面に付着する細菌やウィルスを除菌する”除菌システム”を搭載したフラッグシップモデル「ATH-TWX9」は、そのユニークさとイヤホンとしてのクオリティの高さとで話題となりました。

【音質レビュー】audio-technica ATH-TWX9は欲しい音質と機能を実現したノイキャンワイヤレスイヤホン

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 【音質レビュー】audio-technica ATH-TWX9は欲しい音質と機能を実現したノイキャンワイヤレスイヤホン ブログイメージ

そのオーテクから、お求めやすいエントリークラスの完全ワイヤレスイヤホンの”第2世代”が登場します!それがこちらの「ATH-SQ1TW2」です!

ATH-SQ1TW2(ピンクブラウン)
ATH-SQ1TW2(ピンクブラウン)

今回はこのATH-SQ1TW2について、詳細および音質レビューをお届けします。

ATH-SQ1TW2の外観と特徴

ATH-SQ1TW2のパッケージ内容

ATH-SQ1TW2のパッケージ内容
ATH-SQ1TW2のパッケージ内容

ATH-SQ1TW2のパッケージ内容は、本体、充電ケース、充電用USBケーブル(Type A-C)、イヤピース(XS/S/M/L)およびマニュアル類(今回はサンプル品のため省略)となっています。

対応コーデックはSBCのみですが、ゲームや動画を楽しむための低遅延モードを搭載しています。また、2台の機器に同時接続が可能となるマルチポイント機能も搭載しているので、たとえば「タブレットにつないで動画を見ていたらスマホに電話がかかってきた」という時も、ATH-SQ1TW2をつけたままで応答が可能です。

防水性能も「あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない」というIPX5相当にアップグレードしました。雨や汗くらいは問題なし、ちょっとした汚れならザーッと水洗いで流すことも可能です。

カラーバリエーション

さて、このATH-SQ1TW2の特徴といえば前作ATH-SQ1TWと同じく豊富なカラーバリエーションです。今回はブラック、カフェラテ、グリーン、ピンクブラウン、ネイビーレッド、ホワイトの6色展開となっています。

実はこのカラーリング、充電ケースやイヤホン本体だけではありません!付属のイヤピースの色や…

付属イヤピースは本体カラーにあわせた仕様
付属イヤピースは本体カラーにあわせた仕様

なんと充電用USBケーブルの色までも、各カラーにあわせてあるというこだわりようです。

付属のUSBケーブルも各カラーにあわせた仕様
付属のUSBケーブルも各カラーにあわせた仕様

充電ケース

充電ケースのフタには窓つき
充電ケースのフタには窓つき

こちらは充電ケースのフタ部分のアップです。中のイヤホンのフェイスプレート部がクリアパネルから見えるようになっています。

なお前モデルからのアップグレードポイントとして、この充電ケースはワイヤレス充電”Qi”に対応しています。満充電時にはイヤホン本体だけで約6.5時間の連続再生が可能、充電ケースと併用することで最大約20時間の使用が可能となっています。

暗いところでもわかりやすいL・Rの表示
暗いところでもわかりやすいL・Rの表示

フタを開けてみた様子がこちらです。前作同様、暗いところでも左右どちらかがわかるよう、L・Rの表示が光るようになっています。
操作は「△」マークの部分をタッチすることで行う、タッチセンサー方式です。

ドライバーには専用設計の5.8mm径ダイナミックドライバーを採用。ノイズキャンセリング機能はありませんが、外音を取り込みながら音楽をBGM的に楽しむ「ヒアスルー機能」と、装着したままでも会話やアナウンス音声などを聞き取ることのできる「トークスルー機能」を搭載しています。

ATH-SQ1TWとの比較

左:ATH-SQ1TW、右:ATH-SQ1TW2
左:ATH-SQ1TW、右:ATH-SQ1TW2

それではここで前作 ATH-SQ1TWと見比べてみましょう。まずは充電ケースですが、ATH-SQ1TW2の方がやや背が高くなっています。

左:ATH-SQ1TW、右:ATH-SQ1TW2
左:ATH-SQ1TW、右:ATH-SQ1TW2

充電ケースのフタを開いてみました。ATH-SQ1TW2ではイヤホン本体が充電ケースからやや出っ張るようになりましたが、そのおかげでイヤホンが取り出しやすくなったというメリットも生まれました。

左:ATH-SQ1TW、右:ATH-SQ1TW2
左:ATH-SQ1TW、右:ATH-SQ1TW2

イヤホン本体を比較すると、ATH-SQ1TW2の方が若干小さくなっていることがわかります。もともと耳の小さい方や女性の方でも装着しやすいミニサイズ、ということで人気のモデルでしたが、前モデルからさらに体積が約10%ダウンしたとのことです。

左:ATH-SQ1TW(5.2g)、右:ATH-SQ1TW2(4.0g)
左:ATH-SQ1TW(5.2g)、右:ATH-SQ1TW2(4.0g)

こちらがイヤホンを横から見た様子。やはりサイズが小さくなったことがわかりますね。イヤホン本体(片側)の重さも前モデルが5.2gだったのに対し、ATH-SQ1TW2では4.0gと軽くなっています。

公式アプリ『Connect』

前モデルからの変更ポイントの中で一番大きいものといえばやはり「公式アプリ『Connect』に対応」ではないでしょうか。

イコライザーは4種類・強度は3段階に調整可能
イコライザーは4種類・強度は3段階に調整可能

これにより操作方法やイコライザーの切り替えが可能となりました。

イコライザーはBass Boost/Dynamic/Vocal/Clearの4種から選択可能ですが、それぞれの強度も弱め・標準・強めの3段階に調整ができるという細やかさです。
※写真のConnectアプリは開発中のバージョンのため、製品版では一部異なる場合があります

ボリュームの調整幅を3パターンに切り替えられる「ボリュームステップ」設定
ボリュームの調整幅を3パターンに切り替えられる「ボリュームステップ」設定

細やかさといえば、ボリュームの調整幅を16段階・32段階・64段階の3パターンに切り替えられる「ボリュームステップ」設定も可能です。

誤操作を防ぐ「タッチセンサーのロック」機能
誤操作を防ぐ「タッチセンサーのロック」機能

実際に触ってみて良さを実感したのが、「タッチセンサーのロック」機能です。この機能をオンにすると、ATH-SQ1TW2をケースから取り出した直後からタッチセンサーがロック状態となり、左右どちらかのセンサーを2,3回タッチすることでロックが解除されて操作可能となります。

本体サイズが小さいイヤホンは装着しやすい反面、ついついセンサーに触れてしまって不用意な操作をしてしまうことが多いのではないでしょうか。毎日のように使うイヤホンだからこそ、このロック機能はあると非常に助かる機能だと思います。

なお、一度ロックを解除してしまえば、その後はまたケースにしまうまで通常通り使用可能ですよ。

ATH-SQ1TW2音質レビュー

それではATH-SQ1TW2の音質チェックです。今回はスマートフォンと組み合わせて、サブスク音源を何曲か聴いてみました。

ATH-SQ1TW2とスマートフォン
ATH-SQ1TW2とスマートフォン

ウォーム感のある中低域をメインに、低域にも厚みを持たせた柔らかさを感じさせるサウンドです。対応コーデックがSBCのみということで解像感についてはやや甘さがありますが、聴き取りやすい音質傾向と包み込むように展開する音場とで、気軽に音楽を楽しむ用途としては充分なレベルの音質となっています。

前モデルと比較するとどうかというと、音質面ではほとんど変わらないように感じます。サイズや重さもATH-SQ1TW2になって小型・軽量化はしていますが、もともと小さく軽いモデルでもあるので装着感に関しても劇的に変わった印象はありません。ただし、やはり公式アプリ「Connect」に対応したことでボリュームステップ設定の変更やイコライザー、タッチセンサーのロックといった豊富な機能が使えることになったというポイントは非常に大きいのではないでしょうか。残念ながらレビュー作成時には間に合いませんでしたが、発売までにはセットした時間にアラームを”イヤホンだけに”鳴らしてくれる「プライベートタイマー」機能も搭載予定とのことなので、毎日身に着けるデバイスとしての使い勝手はかなり良さそうです。

製品仕様

通信方式 Bluetooth 標準規格 Ver. 5.2 準拠 対応コーデック SBC
型式 ダイナミック型 出力音圧レベル 98dB/mW

【商品情報】audio-technica ATH-SQ1TW2

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audio-technica ATH-SQ1TW2

まとめ

オーディオテクニカによる最新エントリーモデル「ATH-SQ1TW2」は
・本体だけでなくイヤピースやUSBケーブルにまでこだわった6色のカラーリング
・前モデルよりも体積約10%ダウンの非常に小さなイヤホン本体で装着感良好
・専用アプリ「Connect」対応で細かいセッティング変更や実用的な機能追加を実現

が特徴の、さらに日常使いに特化した完全ワイヤレスイヤホンとなっております。

ATH-SQ1TW2は本日からご予約受付開始、発売は4月21日予定です。気軽で使い勝手の良いイヤホンをお探しの方、ぜひ一度お試しください。

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