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2021.04.21
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【試聴レビュー】知る人ぞ知るハイエンドイヤホンメーカーSoftears(ソフトイヤーズ)が放つRSV・RS10・CERBERUSの3モデルを聴いてみました!

【試聴レビュー】知る人ぞ知るハイエンドイヤホンメーカーSoftears(ソフトイヤーズ)が放つRSV・RS10・CERBERUSの3モデルを聴いてみました!

中国から新たな強豪!新進気鋭のハイエンドイヤホンメーカーSoftears(ソフトイヤーズ)が満を持して日本上陸。今回はそのスタートを飾る3モデルをご紹介します。

■この記事の監修 フジヤエービック
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Softears(ソフトイヤーズ)とは

Softears(ソフトイヤーズ)は2017年に設立された中国のハイエンドイヤホンメーカーで、これまで日本での正式販売はなかったものの一部イヤホンマニアの方々の間では話題となっていた、いわゆる「まだ見ぬ強豪」的なブランドです。実はフジヤエービックでも2年前、中国・上海で行われたイベントに取材に伺った際、ブースにお邪魔したことがありました。

※「静電とダイナミックのハイブリッド」とありますがこれは誤りです

そんなSoftearsがこのたび、ついに日本上陸!しかも3モデル同時に発売開始します!今回は一足早く聴かせていただきましたので、簡単なレビューとともにその3モデルをご紹介したいと思います。

Softearsの3モデルが同時に日本上陸
Softearsの3モデルが同時に日本上陸

Softears RSV

まず最初にご紹介するのがこちら、RSV!読み方としては「アールエスファイブ」が正しいそうで、その名が示すように5BAドライバ搭載のモデルとなります。

5BAドライバモデル・RSV
5BAドライバモデル・RSV

ハウジングはオーソドックスなブラック。フェイスプレートには一見ラメのようなキラキラが…とよく近づいてみると、

RSVのフェイスプレート
RSVのフェイスプレート

カーボンファイバーの破片に金箔をちりばめたゴージャスなデザイン!決して派手ではないものの、光が当たると非常に複雑な光沢を放ちます。このフェイスプレートはハンドメイドのため、ひとつひとつまったく違った表情になるとのことです。

音の方もひとことで言えばゴージャス感あふれるサウンド、という感じ。とはいえフェイスプレートのデザイン同様決して派手すぎず、意外に各帯域の音バランスがちょうどよい具合に保たれているようなイメージ。力強さが欲しいところではグッと迫るようなパワーを、静寂が欲しいところでは繊細さを、メリハリをつけて聴かせてくれるイヤホンに仕上がっています。今回ご紹介する3機種の中では「楽しく聴かせる」部類の音作りです。

Softears RS10

続いてはこちら、RS10のご紹介!こちらはネーミングそのまま、10BA搭載モデルとなります。

10BAドライバモデル・RS10
10BAドライバモデル・RS10

やはりドライバ数の多いイヤホンはクリアシェルになると映えますね!こちらもググっと寄ってみると…

RS10の内部はBAドライバがギッシリ!
RS10の内部はBAドライバがギッシリ!

まさにギッシリ、という感じでBAドライバが詰まっている様子がわかります。これを眺めているだけでも楽しい、という方もけっこういらっしゃるのでは?
音の方もチェックしてみましょう。先ほどのRSVに続けて聴いてみると、まずボリュームの取れなさにちょっと驚きます。25Ωというイヤホンにしては高めなインピーダンスと、片側10基ものBAドライバを鳴らすということで相当なパワーが必要なようです。そこでDAPのボリュームを上げつつ聴きこんでみると、RSVのような音の迫りくる感じはないもののこちらも高・中・低と各帯域が均等に、バランスよく整然と鳴っている印象。モニター用途としても充分に実力を発揮してくれそうです。

また、内部構造の特徴として10基のBAドライバのほかに空気圧を緩和し、低音の品質を向上させるというSoftearsオリジナルの「パッシブユニット」を内蔵しているとのこと。このパッシブユニット自体は音を出すものではないそうですが、たしかに聴いていて妙な圧迫感を感じることもなく、そのドライバ数から受けるイメージとは異なる、おとなしめな低域の出方にはこのユニットの影響が表れているのではないでしょうか。

Softears CERBERUS

最後にご紹介するのが、最初のツイートでも触れたCERBERUS(ケルベロス)!ギリシャ神話における「地獄の番犬」として有名な"3つの頭をもつ犬の怪物"ですが、その名の通りダイナミック(1基)・BA(4基)・静電型(2基)の3種類・計7ドライバを搭載したトリプルハイブリッドモデルとなります。

DD・BA・静電型のトリプルハイブリッドモデル・CERBERUS
DD・BA・静電型のトリプルハイブリッドモデル・CERBERUS

強いのは名前だけではありません、見た目もブラックとゴールドのマーブルカラーというかなり危険度高めな印象。自然界では出会ったら絶対に近づいてはいけないカラーリング。

犬…というよりトラのようなハウジング
犬…というよりトラのようなハウジング

まるでトラかスズメバチを連想させるルックスにCERBERUSというネーミング、しかも3種類の異なるドライバを搭載しているだけに攻撃性の高い、いわゆる飛び道具的なイヤホンなのでは…と思いきや、音の方はかなりの正統派。最近の中国イヤホンメーカーにおいて大きなトレンドになっている静電型(EST)ドライバですが、大きな特徴となるキレの良い明快な高域はこのCERBERUSでも健在。また、RS10同様にパッシブユニットを内蔵しているとのことで、中域から低域にかけて量感は少なめながらしっかりとした力強さを感じます。全体としては静電型ドライバの特徴を押し出しつつも、明瞭でスッキリとした音作りのように思います。
なお、音量の取りやすさはRSVと同じくらいで一般的なイヤホンのレベルです。

各製品の製品仕様

Softears RSV 仕様

タイプ

耳掛け式・カナル型 リケーブル可能

ドライバーユニット

BAドライバー x 5

感度

125dB

インピーダンス

筐体素材

医療レベル樹脂

ケーブル長

1.25m

ケーブルコネクタ

2Pin(0.78mm)

入力プラグ

金メッキ3.5mmステレオミニ


Softears RS10 仕様
タイプ

耳掛け式・カナル型 リケーブル可能

ドライバーユニット

BAドライバー x 10

再生周波数帯域

20~40,000Hz

感度

100dB

インピーダンス

25Ω

ケーブル

Litz 6N-OCC 24AWG

ケーブル長

1.25m

ケーブルコネクタ

2Pin(0.78mm)

入力プラグ

金メッキ3.5mmステレオミニ


Softears CERBERUS 仕様
タイプ

耳掛け式・カナル型 リケーブル可能

ドライバーユニット

EST(静電) x 2
BA×4
10mmダイナミック×1

再生周波数帯域

10~80,000Hz

感度

104dB

インピーダンス

ケーブル

Litz 6N-OCC 24AWG

ケーブル長

1.25m

ケーブルコネクタ

2Pin(0.78mm)

入力プラグ

金メッキ3.5mmステレオミニ

まとめ

今回ご紹介しましたSoftearsの3モデル「RSV」「RS10」「CERBERUS」は4月23日(金)発売!本日よりご予約受付も開始しております。そして、試聴機も3モデルともご用意できました!中国で熱い注目を集めた新鋭ブランドが満を持してここ日本で奏でる音色、ぜひ体験してみて下さい!

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