調達コストの見直しなどにより値下げとなったMYTEK DIGITALのBrooklyn Bridge。MQAデコーダ内蔵、ネットワークプレーヤー機能、フォノIN対応など類を見ないオールインワンのコンパクトDAC。試聴レビューを交えてご紹介します!
MYTEK DIGITALとは
MYTEK DIGITAL Brooklyn Bridge
Brooklyn Bridgeの特徴
バランス駆動ヘッドホンのおすすめ
Brooklyn Bridge外観レビュー
Brooklyn Bridge音質レビュー
まとめ
ニューヨークに本拠を置くオーディオ機器メーカー。1992年、テック・エンジニアMichal Jurewicz(ミハウ・ユーレビッチ)氏により設立。ミハウ・ユーレビッチ氏は著名なミュージシャンと数多くの仕事を共にした経験からスタジオでリファレンスとして使いたいという想い、そしてDSDやMQAなど最新のテクノロジーにいち早く着目し規格制定から関係していくことで高いクオリティを実現。スタジオ向け機材の開発で培われた技術やDSD変換に関する豊富な知識、そしてオーディオファイルとしての経験を活かした高い完成度を誇ります。
高い完成度から人気のUSB DAC「Brooklyn DAC+」残念ながら生産完了が発表されました。(※若干数ご用意がございますので気になる方はお早目にお買い求めください。)※終了しました。
【商品情報】MYTEK DIGITAL Brooklyn DAC+(Black)
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その「Brooklyn DAC+」にwifi機能を搭載し、ネットワークプレイヤーとしての機能も追加したのが「Brooklyn Bridge」。今回はBrooklyn Bridgeのレビューを交えてご紹介いたします。
【商品情報】MYTEK DIGITAL Brooklyn Bridge(Black)
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【商品情報】MYTEK DIGITAL Brooklyn Bridge(Silver)
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2019年末に発売開始されたBrooklyn Bridgeですが、物流の効率化や間接コストの削減のほか、メーカーと協力のもと調達コストの見直しが行なわれたことによりなんと約15%の値下げとなり、お買い求め安くなりました。ここからは特徴をご紹介していきます。
オーディオ用トップエンドのDACチップ、ESS Technology社の「ES9028PRO」を採用。
32bit/384kHzまでのPCMデータのほか、11.2MHz(DSD256)までのDSDデータのネイティブ再生に対応するUSB入力端子を搭載。LAN端子および2.4GHz対応WiFiアンテナならびに音楽ファイルを格納した外部メモリー接続用のUSB A端子を搭載。
認証取得済みハードウェアMQAデコーダ内蔵しており、デジタルオーディオ入出力端子経由でのMQAデコード、またCDプレーヤーとデジタル接続してMQA-CDを再生することが可能です。
各種スマートフォンやタブレット端末(iPadまたはAndroidタブレット)を追加してTidalのMQAファイルやQobuzのハイレゾ音楽ファイルをストリーミング再生することや(※ストリーミング再生には各種サービスの契約手続きならびにUPnPコントローラーアプリケーションが必要です)また、Roon Readyデバイスとしてもご利用いただけます(Roonで使用するにはRoon Core機能を持ったデバイスを接続する必要があります)。
MM/MC対応の高精度フォノイコライザーを搭載しており、「PHONO IN」から接続してレコードプレーヤーの再生が可能です。
バランス接続可能なヘッドホンをお持ちの方には気になるところですが、もちろんバランス駆動にも対応しています。
バランス駆動では音の解像度・分離感や音場の広がりが増したり、低域の量感が改善するなど音質面で有利な点が多く、高い駆動力を必要とするヘッドホンにもオススメの接続方法となります。
通常バランス駆動に用いられる接続端子は4pinXLR端子が多いですが、Brooklyn Bridgeでは6.3mmプラグを2本使用した接続方法となり、そのための専用アダプターが必要です。
【商品情報】MYTEK DIGITAL 2 x 6.3mm to 4 pin XLR バランスヘッドホンケーブルアダプター
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バランス駆動ヘッドホンは、アンプに負荷をかけずに動作させるという特徴から音のアタックとリリースの再現性が正確になり、キメ細やかな音を再現することができるなど、音質面で期待できることが多く、当店でも人気商品のひとつです。
駆動力を必要とするヘッドホンと言えば、やはりHiFiMANの平面駆動形ヘッドホン。
元々自然な音の広がりも一回り大きくなり、高域と低域の伸びもより豊かになります。標準で4pinXLRケーブルが付属しているので費用が抑えられる点も魅力です。
【商品情報】HiFiMAN HE1000se
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開放型のダイナミックヘッドホンの中では未だ最高峰の一つ「Focal UTOPIA」。ダイナミック型としては少々高めな80Ωというインピーダンスのため本来であれば高価なヘッドホンアンプも欲しいところですが、バランス接続によりその弱点も克服出来ます。小型なBrooklyn Bridgeとの組み合わせでミニマム&高音質な環境でお楽しみ頂けます。
【商品情報】Focal UTOPIA NP
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筐体のサイズは218(W)x206(D)x44(H)mm、重さが1.6kgとコンパクトサイズでデスクトップに置くのにちょうどいいサイズ感です。
入力されたデジタルオーディオ信号をUSBケーブル(USB2.0ポート※全レート対応)経由でPCに取り込むためのオーディオインターフェース機能を搭載しています。
使わないときはWiFiアンテナの取り外しが可能です。
Brooklyn Bridgeのボリュームは、ESS TechnologyのDACチップ「ES9028PRO」に内蔵されている高精度な32bitデジタルボリューム、R2Rのアナログ方式アッテネーターを使用することも可能です。どちらも100ステップで細かく音量を調整することができます(プリアンプとしてお使いいただく際にはアナログボリュームを有効にしていただく必要があります)。ボリュームはバイパス設定も可能なほか、シアターモードでのユニティ・ゲイン出力も可能です。
また、高精度なため元々の出力ボリュームが高く、ノイズが出てしまうことがあるとのことです。その場合はボリュームを下げていただくか、デフォルトの設定で下げておくことで回避できますが、その点は注意が必要です。
スタジオ向け機材の開発から始まったMYTEKだけに、本機の音もフラットなモニター調。解像度も高く音場も広めですが、アンプのパワーがありますのでヘッドホンでも低域の支えがしっかり表現出来ており、少しアナログチックな音が特徴です。
ボリュームをデジタル/アナログで切り替え出来ますので、好みの音への微調整も可能。余計な味付けはしたくない、でもクリアで尖り過ぎるような音は苦手、という方にオススメです。
高評を得たUSB DAC「Brooklyn DAC+」にネットワークプレイヤーとしての機能を追加。お手持ちの音源からもハイレゾストリーミングサービスからもこれ1台で高音質再生が可能。これだけの機能を詰め込んでもコンパクトサイズなのでデスクトップオーディオとしてもおすすめです。
フジヤエービック会員割引、下取り交換値引き対象でお得にお買い求めいただけます。
店頭試聴機もご用意しておりますのでご来店の際は店頭スタッフまでお声がけください。
【商品情報】MYTEK DIGITAL Brooklyn Bridge(Black)
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【商品情報】MYTEK DIGITAL Brooklyn Bridge(Silver)
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