SENNHEISER(ゼンハイザー)からお求めやすい完全ワイヤレスイヤホンが新たに発表!機能がプラスされた「CX Plus True Wireless」をCX True Wireless、MOMENTUM True Wireless2との試聴比較レビューを交えてご紹介します。
SENNHEISERの「CXモデル」とは
プラス要素①高音質コーデック『aptX Adaptive』対応
プラス要素➁ノイズキャンセリング&外音取り込み機能搭載
プラス要素➂お値段
「CX Plus True Wireless」と「CX True Wireless」を試聴比較レビュー
「CX Plus True Wireless」と「MOMENTUM True Wireless2」を試聴比較レビュー
製品仕様
まとめ
ヘッドホン・イヤホン界を代表するブランドSENNHEISER(ゼンハイザー)。エントリーからハイエンドまで非常に幅広いラインナップをそろえるブランドですが、その中で"CX"から始まる製品は比較的お求めやすい価格帯の製品となっています。たとえばついこの間発売開始された完全ワイヤレスイヤホン・CX True Wirelessは1万円台中盤でゼンハイザーサウンドが楽しめるということで人気の製品となっています。
【商品情報】SENNHEISER CX True Wireless BLACK
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【商品情報】SENNHEISER CX True Wireless BLACK
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そんな”お買い得”完全ワイヤレスイヤホンに新機能がプラスされたモデルが追加!製品名もズバリ「CX Plus True Wireless」(以下「CX Plus」)です!
【商品情報】SENNHEISER CX Plus True Wireless BLACK CXPLUSTW1 BLACK(9月28日発売予定)
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【商品情報】SENNHEISER CX Plus True Wireless WHITE CXPLUSTW1 WHITE(9月28日発売予定)
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今回は何が”プラス”されたのか、またその音質はどうなのかを実機サンプルをもとにお届けいたします!
対応コーデックとして従来モデルでも搭載していたSBC, AAC, aptXに加えて、近年様々なスマートフォンにも搭載され始めて注目が高まっているクアルコム社のaptX Adaptiveが追加されました。aptX Adaptiveは通信環境に応じて転送時のビットレートを自動的に可変させながら伝送するという高音質コーデックです。従来のaptXなどが固定ビットレートのため電波状況が悪い状態では音途切れ、ノイズなどが発生しやすいのに対し、aptX Adaptiveでは電波状況や転送するデータ量に応じてビットレートを変えることで、より安定した遅延の少ない通信環境を実現することが可能です。
ただし、こちらはスマートフォンなど再生デバイスも「aptX Adaptive」に対応している必要があります。残念ながらまだまだ対応機器が少ないのが現状です。
CX Plus True Wirelessにはいつでもどこでも周囲の音を遮断して音楽だけを感じることができるアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が搭載されています。圧迫感のない自然な効果でサウンドを際立たせるので、駅や高架下、カフェ、人混みの中、どこでも周囲の音を遮断して音楽だけの時間と空間を演出。
フィット感の高いイヤホンが創出するパッシブノイズアイソレーションとANCでさらにノイズを周囲の音を遮断するので邪魔は入りません。キレのある低域から繊細な高域まで、上質なサウンドだけを身に纏う。操作はイヤホンのタッチパネルを押すだけ(デフォルト設定では左を3回タップ)、一瞬で優雅な音楽体験へ。
周囲の音を聴くことができる『外音取り込み』機能でプライベートも仕事も毎日をもっと便利に手軽に。軽く立ち寄ったお店でのショップスタッフとの会話、そばにいる友人やパートナー、同僚との会話などもクリアに聴き取ることができます。周囲の音を自然に取り入れ、イヤホンを付けていてるわずらわしさはありません。
aptX Adaptive対応、ノイズキャンセリング&外音取り込み機能追加ということでさすがにベースモデル・CX True Wirelessから約4,000円ほどお値段もプラスに。とはいえ、この金額はプラスされた機能を考えれば決して高くはないと思いますよ。詳しくは続くレビューでご説明いたしましょう。
と、CX Plusの基本的な”プラス要素”をおさらいした上で、さっそく実機の登場です!
…あれ?CX True Wireless(以下「無印CX」)とあんまり変わらない?それでは無印CXとCX Plusを並べてみましょう。
ケースのサイズはほとんど変わらず。唯一見分けるポイントは上蓋のゼンハイザーロゴがブラック(無印CX)かシルバー(CX Plus)か、というところかと。
蓋を開けると、イヤホン本体のフェースプレート部が異なることがわかります。無印CXがマットブラック+ブラックロゴなのに対して、CX Plusは光沢のあるブラック+グレーのロゴ。こうやって見比べてもカラーリングくらいしか違いがないように思えますが…
本体を並べたところで気がつきました、CX Plusの方がひとまわり小さくなってる!また、ケースに接触する端子が2ヶ所(無印CX)から4ヶ所(CX Plus)になっていますね。
それではCX Plusを試聴してみたいと思います。今回は残念ながらaptX Adaptive対応の端末が用意できなかったため、iPhone Xでの試聴となってしまいました。せっかくのプラス要素のひとつがお伝えできず申し訳ございません。
ハウジングの奥行きが若干あるので耳からはちょっと飛び出る感じになるものの、専用アプリ「Smart Control」のガイドにも出てくる通り”耳に入れて軽くねじ込む”ことで安定して装着できます。まずはノイズキャンセリング機能をオフにした状態でチェック。結論からいえば、無印CXとほぼ同じ音質かと。中低域の厚みがやや感じられるハッキリしたボーカルの出方に、刺激の少ないクリアな高域でPOPS系の音楽がよく合う音質となっています。いわゆる「安定のゼンハイザーサウンドここにあり」という印象ですが、あえてヘッドホンの方で例えるとHD 660Sや560Sといった明るめな”最近のゼンハイザーサウンド”にあてはまるように思いました。
続いて、音楽を止めた状態でノイズキャンセリング機能をオンにすると…切り替えた瞬間だけちょっと耳が詰まったような感覚があるものの、急に「まわりの騒音がほとんど聴こえなくなっている状態」に。試しに最大風量にしたサーキュレーターの真横に耳を近づけてみたのですが、少しだけ風切り音が聴こえるもののうなるような振動音などはまったく気にならないレベルまで減少しています。ノイズキャンセリングの性能としてはかなりレベルの高いものではないでしょうか。この状態で音楽を再生しても音質的になにか影響が出ているような感じもなく、先に挙げたような「明るいゼンハイザーサウンド」が周囲のノイズが気にならない状態で楽しめる仕上がりとなっています。
さて、ノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能が追加された、ということでSENNHEISERの完全ワイヤレスイヤホン最上位モデル・MOMENTUM True Wireless2(以下「MTW2」)に近づいてしまったCX Plusですが、はたしてこの2機種を比べるとどうなってしまうのか?!
形状的には丸いMTW2に四角いCX Plusと非常に対照的ですが、音の方もだいぶ異なります。CX Plusが「明るいゼンハイザーサウンド」ならば、全体的な音の柔らかさや低域の量感の豊かさなどを充分に感じさせるMTW2は「なじみ深いゼンハイザーサウンド」。このあたりは好みの音楽ジャンルにあわせて選択するのが良さそうですが、もうひとつ大きく違うのがノイズキャンセリングの効き具合。MTW2では音質に影響を与えないように、という観点から”自然なノイズキャンセル”を実現していましたが、言ってしまえばあまり強力とはいえない効き具合でした。しかしCX Plusでは先にも書いた通りノイズキャンセリング性能もかなり強力となり、騒音に悩まされている方には非常に魅力的な製品となっています。
【商品情報】SENNHEISER MOMENTUM True Wireless2 BLACK
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【商品情報】SENNHEISER MOMENTUM True Wireless2 WHITE
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【商品情報】SENNHEISER CX Plus True Wireless BLACK CXPLUSTW1 BLACK(9月28日発売予定)
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【商品情報】SENNHEISER CX Plus True Wireless WHITE CXPLUSTW1 WHITE(9月28日発売予定)
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無印CXから見た目の変化はあまりないものの、機能面では価格差以上に大幅にアップグレードを遂げたSENNHEISER CX Plus True Wirelessは本日よりご予約受付開始!発売はブラック、ホワイト共に9月28日発売を予定しています。試聴機は本日より店頭展示(ブラックのみ)を開始しておりますので、ぜひお試しを。特にゼンハイザーはノイズキャンセリング機能がもっと強ければ…と思っていた方、「左を3回タップ」で機能をオン・オフしてその違いをご確認下さい。