SONYのおすすめヘッドホンは、ハイレゾ音源対応のほか、ノイズキャンセリング機能搭載やスタジオ用途のモニターヘッドホンまで様々です。今回はSONYのヘッドホンの魅力と用途に合わせたおすすめ12種類を厳選してご紹介します。
目次
SONYヘッドホンの特徴
SONYのノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホンのおすすめ
SONYのハイレゾ音質対応有線ヘッドホンのおすすめ
SONYのモニターヘッドホンのおすすめ
SONYのゲーミングヘッドホンのおすすめ
SONYのおすすめヘッドホン機能比較表
まとめ
SONY(ソニー)は、ポータブルオーディオプレイヤーの元祖ともいわれる”ウォークマン”を1979年に発売、その際に生み出された「3.5mmステレオプラグ」はいまやヘッドホン・イヤホン界の標準となっています。
その後も、オーディオ機器を作り続けており、ヘッドホンにおいてもエントリーからハイクラスモデルまで幅広いラインナップを誇ります。近年ではハイレゾ音源対応やノイズキャンセリングなど最新の技術でも高い評価を得ています。
CD音源の音質が「44.1kHz/16bit」であるのに対し、ハイレゾ音源は「96kHz/24bit」や「192kHz/24bit」が主流です。「192kHz/24bit」の場合、CDの約6.5倍の情報量をもっていることになります。
ノイズキャンセリングとは、雑音や騒音などのノイズを打ち消す"キャンセルする"という技術。ノイズキャンセリング機能は、人が耳障りに感じやすい騒音を低減させる機能のことを指します。
ノイズキャンセリングの技術はもともとエンジン音などの騒音が大きい航空機向けに開発された技術で、アナログ方式によるノイズキャンセリングヘッドホンが主流でした。
アナログ方式によるノイズキャンセルは大規模な回路が必要となり、サイズが大きいという問題点を抱えていましたが、ソニーはデジタル信号処理によるノイズキャンセリング技術を開発し、2008年に世界初のデジタルノイズキャンセリング・ヘッドホン「MDR-NC500D」を発売。小型で持ち歩けるサイズのノイズキャンセリングヘッドホンとして人気となりました。
その後、ノイズキャンセリング搭載ヘッドホン、イヤホンを次々に発表し、その技術力の高さから高い評価を得ています。
ソニーのヘッドホンはカジュアルに楽しめるエントリー向けからハイエンドモデル、有線やワイヤレスまで商品のラインナップが充実しています。また、シンプルで洗練されたデザインもソニーのヘッドホンの魅力のひとつ、若者向けから大人まで幅広い層から支持を得ています。
便利な機能が満載のアプリも見逃せません。装着状態や気圧に合わせてノイズキャンセリング機能を最適化する機能や疑似的に音楽が聞こえてくる方向を選ぶことができる機能、立体音響を最適化する機能など充実した機能を楽しむことができます。
スマートフォンを開発しているSONYならではの使いやすさは、誰もが認める特徴と言えるでしょう。
※機種によって使用できる機能は異なります。
通勤や通学途中で好きな音楽を聴きたい!でも電車内などの公共の場で音漏れするのは避けたいですよね。
そんなときは、ハウジング部分から音が漏れないように外側をプラスチックや木材、金属で覆っている密閉型、無線接続のためケーブルがなく手軽に音楽を楽しむことができるワイヤレス、騒音を低減するノイズキャンセリング機能、さらに密閉型のヘッドホンをしていたら電車のアナウンスを聞き逃してしまった、ということが無いようにすぐに周りの音を取り込める外音取り込み機能付きのヘッドホンがおすすめです。
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | 40mm ドーム型 |
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感度 | 110dB/mW(有線接続、POWER ON時 1kHzにて) | インピーダンス | 314Ω(有線接続、POWER ON時 1 kHzにて) |
連続再生時間 | 最大約30時間 | 充電時間 | 約3.5時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | 質量 | 約255g |
【商品情報】SONY ULT WEAR
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
明瞭感あるハキハキとしたサウンドですが、ノイズキャンセルのためにどこかの帯域を強調していたり、逆に弱くなっているような感覚はまったくありません。左右への音場の広がりや立体感もしっかりと感じられ、これで本当にワイヤレスかつノイズキャンセリング機能までオンになっているのか?と不思議な気分になるほどです。
XM4の音と比べてみると、高域と低域の出方に違いを感じます。XM4では高域がスッと立ち消える印象だったのに対し、XM5の高域は伸びやか。また低域も、XM4がややタイトな感じだったのに対し、XM5ではより沈み込むような低域に変化しているといった具合です。
ノイズキャンセリング機能そのものも比較してみると、最強クラスといわれたXM4でもときおり「あ、いま低音を打ち消したな」と気がつくような、本当にかすかなホワイトノイズがありましたが、XM5ではそれもほとんど感じることがなく、ますます自然なノイズキャンセル効果を生み出しています。(スタッフレビューより引用)続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | Φ30mm |
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感度 | 102 dB/mW | インピーダンス | 48 Ω |
連続再生時間 | 最大約30時間 | 充電時間 | 約3.5時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | 質量 | 約250g |
【商品情報】SONY WH-1000XM5
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型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | 40mm ドーム型(CCAWボイスコイル採用) |
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感度 | 102 dB/mW | インピーダンス | 105dB/mW(有線接続、POWER ON時 1kHzにて) |
連続再生時間 | 最大30時間(NC ON時) | 充電時間 | 約3時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | 質量 | 約254g |
【商品情報】SONY WH-1000XM4
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スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
まず印象的なのが低域のアタック感!さすが「EXTRA BASS」シリーズを名乗るだけあって、頭の芯にズシンとくるマッシブな低域を聴かせてくれます。とはいえ”やりすぎ感”はまったくなく、低域のせいで中~高域が埋もれてしまうようなこともありません。
ノイズキャンセリング機能の効き具合は『外音をなんでも消してしまうような強力さ』というほどではなく、空調の風切り音やノイズなどをピンポイントに消してくれるイメージです。人の声などはやや音量を抑えた感じで聴こえるので、アナウンスなどを聴き逃すことはなさそう。ノイズキャンセリング機能ONの状態でも連続30時間使用可能、というバッテリーのもち具合も嬉しいところです。
耳をすっぽりと覆うイヤーパッドの装着感も良好。長時間の装着でも問題なさそうです。WH-XB910N本体での操作性も従来機種の良さを引き継いでおり、右ハウジングの上下スワイプで音量のアップ・ダウン、左右スワイプで曲の戻る・進むが直感的に操作できます。アプリでも本体でもとにかくわかりやすく簡単な操作を実現している、というのは実際に触ってみて改めて関心させられるポイントです。(スタッフレビューより引用)続きをみる
型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | 40mm |
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感度 | 96 dB/mW(有線接続時、POWER ON時) | インピーダンス | 48 Ω(1 kHzにて)(有線接続時、POWER ON時) |
連続再生時間 | 最大30時間(NC ON時) | 充電時間 | 約3.5時間 |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | 質量 | 約252g |
【商品情報】SONY WH-XB910N
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自宅でゆっくり映画や音楽を楽しむなら高音質のハイレゾ対応の有線ヘッドホンのハイエンドモデルがおすすめです。
有線ヘッドホンは、一般的に使用される、ケーブル付きのヘッドホンのことです。再生機器側に3.5mmまたは6.3mmのヘッドホン端子さえあれば使用可能で、もちろんヘッドホン側には充電などの必要もありません。仕組み上どうしても音の帯域を削る必要があるワイヤレスと異なり、再生されたサウンドをそのまま伝えることができるため音質的にも有利です。
また、音声遅延も発生しないため、室内で映画や動画、高音質な音楽を楽しみたいという方は有線ヘッドホンがおすすめです。
ソニーのハイレゾ対応有線ヘッドホン紹介します。
形式 | 密閉ダイナミック型 | ドライバー | 70 mm、ドーム型(CCAW ボイスコイル) |
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インピーダンス | 64Ω(1 kHzにて) | 周波数特性 | 4 Hz - 120,000 Hz |
ケーブル | ヘッドホンケーブル(約3 m、銀コートOFC線、金メッキステレオミニプラグ)、バランス接続ヘッドホンケーブル(約1.2 m、銀コートOFC線、金メッキL型バランス標準プラグ) | 重量 | 約385g |
【商品情報】SONY MDR-Z1R
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形式 | 密閉ダイナミック型 | ドライバー | 70 mm、ドーム型(CCAW ボイスコイル) |
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インピーダンス | 56 Ω(1 kHzにて) | 周波数特性 | 4 Hz - 100,000 Hz |
ケーブル | ヘッドホンケーブル(約3 m、銀コートOFC線、金メッキステレオミニプラグ)、バランス接続ヘッドホンケーブル(約1.2 m、銀コートOFC線、金メッキL型バランス標準プラグ) | 重量 | 約340g |
【商品情報】SONY MDR-Z7M2
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DTM作曲やレコーディングなど、音楽制作であれば専用のモニターヘッドホンがおすすめです。
リスニング用のヘッドホンは、完成された音楽を聴きやすく耳に届けるための調整がされていますが、モニターヘッドホンは、音楽制作やDTM作曲、動画編集向けに作られていて、高解像度でフラットな周波数特性、偏りが少なく原音に忠実な音質が特徴です。
また、ケーブルやヘッドパッドなどの部品を交換できるものが多く、耐久性も高いことから長く愛用される製品が多いのも特徴のひとつです。
ソニーのモニターヘッドホンを紹介します。
スタッフレビュー
フジヤエービックスタッフ:根本
フラット傾向ですが、高域の伸びや低域の量感といった部分は物足りなさを感じない程度に強調されているサウンドです。モニターヘッドホンというと「あまりリスニングには向かないのでは?」と思われるかもしれませんが、このMDR-MV1に関してはその心配はいりません。広めの音場とやや回り込むかのような前後感もあり、楽曲の一体感を崩すことなく音楽を楽しむことができる表現力を持っているヘッドホンです。(スタッフレビューより引用)続きをみる
形式 | 開放型 | ドライブユニット | 40mmダイナミック型 |
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感度 | 100dB/mW | 周波数特性 | 5Hz 80,000Hz |
インピーダンス | 24Ω | 質量 | 223g |
【商品情報】SONY MDR-MV1
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形式 | 密閉型 | ドライブユニット | 40mmドーム型(CCAWボイスコイル) |
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感度 | 106dB/mW | 周波数特性 | 5-30,000Hz |
インピーダンス | 63Ω | 質量 | 200g |
【商品情報】SONY MDR-CD900ST
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形式 | 密閉型 | ドライブユニット | 40mmドーム型(CCAWボイスコイル) |
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感度 | 103dB/mW | 周波数特性 | 55-80,000Hz(JEITA) |
インピーダンス | 24Ω(1kHzにて) | 質量 | 215g |
【商品情報】SONY MDR-M1ST
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ソニーが新たに立ち上げたゲーミング専用ブランド「INZONE」から、2022年7月にゲーミングヘッドセットが発売されました。
音楽再生用ヘッドホンの開発で培った立体音響技術やノイズキャンセリング技術、そして立体的な音響環境を必要とするFPSゲーム向けに最適化された“360立体音響”技術「360 Spatial Sound for Gaming」を搭載したゲーム専用のヘッドセット紹介します。
形式 | 密閉ダイナミック型 | ドライバー | 40mm ドーム型(EDCCAボイスコイル採用) |
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インピーダンス | - | 周波数特性 | 5Hz-20 000Hz(JEITA) |
Bluetooth | 5.0 | 対応コーデック | SBC、AAC |
ケーブル | - | 重量 | 約330g |
【商品情報】SONY INZONE H9
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型式 | 密閉型 | ドライバーユニット | ダイナミック |
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感度 | 89dB | インピーダンス | 21Ω(1kHzにて) |
連続再生時間 | 最大約28時間 | 充電時間 | 約3.5時間 |
対応コーデック | - ※2.4GHz無線接続 | 質量 | 約260g |
【商品情報】SONY INZONE H5
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形式 | 密閉ダイナミック型 | ドライバー | 40mm ドーム型(EDCCAボイスコイル採用) |
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インピーダンス | 36 Ω (1 kHzにて) | 周波数特性 | 10 Hz - 20 000 Hz (JEITA) |
ケーブル | 約1.2m、金メッキ4極ミニプラグ | 重量 | 約299g |
【商品情報】SONY INZONE H3
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ULT WEAR | WH-1000XM5 | WH-1000XM4 | WH-XB910N | MDR-Z1R | MDR-Z7M2 | MDR-MV1 | MDR-CD900ST | MDR-M1ST | INZONE H9 | INZONE H5 | INZONE H3 | |
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型式 | 密閉、 ダイナミック | 密閉、 ダイナミック | 密閉、ダイナミック | 密閉、 ダイナミック | 密閉、 ダイナミック | 密閉、 ダイナミック | 開放、ダイナミック | 密閉、 ダイナミック | 密閉、 ダイナミック | 密閉、 ダイナミック | 密閉、 ダイナミック | 密閉、 ダイナミック |
有線・ワイヤレス | ワイヤレス | ワイヤレス | ワイヤレス | ワイヤレス | 有線 | 有線 | 有線 | 有線 | 有線 | ワイヤレス | ワイヤレス | 有線 |
ノイズキャンセリング | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | - | - | - | - | - | 対応 | - | - |
感度 | 110dB/mW(有線接続、POWER ON時 1kHzにて)、100dB/mW(有線接続、POWER OFF時 1kHzにて) | 102 dB/mW(有線接続時、POWER ON時)、100 dB/mW(有線接続時、POWER OFF時) | 105dB/mW(有線接続、POWER ON時 1kHzにて)、101dB/mW(有線接続、POWER OFF時 1kHzにて) | 96 dB/mW(有線接続時、POWER ON時)、96 dB/mW(有線接続時、POWER OFF時) | 100 dB/mW | 98 dB/mW | 100dB/mW | 106dB/mW | 103dB/mW | - | 89dB | 92 dB/mW |
インピーダンス | 314 Ω (有線接続、POWER ON時 1 kHzにて)、32Ω(有線接続、POWER OFF時 1 kHzにて) | 48 Ω(1 kHzにて)(有線接続時、POWER ON時)、16 Ω(1 kHzにて)(有線接続時、POWER OFF時) | 40 Ω (有線接続、POWER ON時)、16Ω(有線接続、POWER OFF時) | 48 Ω(有線接続時、POWER ON時)、16 Ω(有線接続時、POWER OFF時) | 64 Ω | 56 Ω | 24Ω | 63 Ω | 24 Ω | - | 21Ω | 36 Ω |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC、LDAC | SBC、 AAC、 LDAC | - | - | - | - | - | SBC、AAC | - | - |
本体重量 | 約255g | 約250g | 約254g | 約252g | 約385 g | 約340g | 約223g | 約200g | 約215g | 約330g | 約260g | 約299g |
商品情報 |
ノイズキャンセリングや外音取り込みなど機能性に優れた商品や、超ロングセラーのモニターヘッドホンまで豊富なバリエーションが魅力のSONYのおすすめのヘッドホンを用途別に11種類紹介しました。
ソニーのヘッドホンは高いデジタル技術による高音質と臨場感のあるサウンドが特徴です。また、最新のノイズキャンセリング技術と音響技術を搭載したゲーミングヘッドホンも見逃せません。
ヘッドホンを選ぶときは、何に使用したいか、用途に合わせて最適なヘッドホンを選びましょう。